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2008-05-25

[][]ミスト フランク・ダラボン監督 スティーブン・キング原作 ミスト フランク・ダラボン監督 スティーブン・キング原作を含むブックマーク

デイヴィッド親子はスーパーマーケットへ買い出しに向かう。気付くと店外は深い霧。男が逃げ込んできて叫ぶ。「霧の中に何かがいる!」と。

D

http://www.mistmovie.jp/


真夜中にみた!面白かった!観客五人!


人外のモノに囲まれて密室状態モノ。まあ正直、霧の中にいる奴らが何者かなんてのは二の次なんだ密室の中で精神状態がじわじわおかしくなっていって、救いの道も閉ざされていく閉塞感が素晴らしい。そして終盤の急展開。B級ホラーの要素はたっぷりなんだけども、同じパーツで作りこんだ別方向の映画なんだと思ってます。


あと、謳い文句の「衝撃のラスト」は意外というよりは、色々語りたくなると言う意味で衝撃。ダラボンさんはグリーンマイル監督なんだそうで、ラスト間際の感性はあれと地続きだと思います。あの辺の終末と***な感覚西欧っぽいよなあ(ネタバレしたくないからはっきり言えなくて困る・・・)

大良作だと思います。

ああそう、「ゾンビ78」が好きな人は気に入ると思うし、これが好きな人は「ゾンビ78」も好きになれるんじゃないんでしょうか。



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2008-05-07

吉野山奈良 吉野山と奈良を含むブックマーク

少し前の4月11日頃ですが、吉野に桜を見に行ってました。初めて。

丁度、中千本と上千本が咲いている頃でした。

広いので始めはどこをどうしたらいいのかわからず戸惑ったんだけど、

いざ入り込むと高揚してしまって、はしゃぐっつーか延々動き回ってました。


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これは中千本公園バス停を上から。

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吉野朝跡


吉野の事は小説なんかからでしか知らなかったもんだから、

ちょっと勘違いしてて、山の一面が桜なんだと思ってたんだけれども、

実物は桜の密集地と山らしい緑の一帯が織り交ざっているところでした。

あんな空間は初めてで、だからまあ盛り上がってしまったんだ、うん。

次の日に和菓子の「吉野山」のデザインを見て妙に嬉しくなったりとか。

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和菓子「吉野山」リンク先より


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中腹の山道コース。広いからキメのあるアングルをとるのが難しい。カメラマン泣かせだと思う。


桜の絶対数が多いから遠めに見ると桜色のカタマリなんだけれども、

桜並木程の密度はないので、間近に行くと野山そのものなんだよね。

それで桜。

そう、遠景を見てそこに入り込んで行っても、近景はまた全然違う。

こう言うと何か意味ありげ。

不思議なところでした。

交通の便が悪いから、3時4時になると人が帰り始めてて,

空いているところを座って休んでたら何時の間にかうとうとしてました。

一晩過ごして朝を迎えたら気持ちいんじゃなかろうか

(やりたいなあ、おい!)

奈良吉野のおまけ。 奈良と吉野のおまけ。を含むブックマーク

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東大寺の鹿と奈良町の猫。

ならまちはにゃらまちとも言うそうです。

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鳴き声が「にえ〜」。やや警戒してます。


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妖怪・元興寺(→リンク )のでる元興寺もにゃらまちに。札がありました。

魔除け猿がいっぱいだったぜ!

おまけその2.関連 おまけその2.関連を含むブックマーク

新・平家物語(一) (吉川英治歴史時代文庫)

新・平家物語(一) (吉川英治歴史時代文庫)

私本太平記(一) (吉川英治歴史時代文庫)

私本太平記(一) (吉川英治歴史時代文庫)

とりかえばや異聞 (小学館文庫―夢の碑)

とりかえばや異聞 (小学館文庫―夢の碑)

「桜の森の桜の闇」(とりかえばや異聞)はやっぱり夜の話じゃないか。

これはー行くしかないかー(え?)

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2008-04-07

[][]世界史概観 上・下刊 H.G.ウェルズ 岩波新書 (2007回顧ベスト10) 世界史概観 上・下刊 H.G.ウェルズ 岩波新書 (2007回顧ベスト10)を含むブックマーク

世界史概観 下 (岩波新書 青版 600)

世界史概観 下 (岩波新書 青版 600)

ウェルズ先生世界史

先生が自分史観で大編集してざっくりばっさり語ります。

バイアスがかかってる分、項目が有機的にリンクして一つの物語になってる。面白い。

先生の熱の入りようは本物で、それはもう地球誕生から始まって人類登場までに上巻三割以上かける位(←世界史?)(読書中は不安だったよ!)。
かと思いきや、中世欧州の動乱なんかは「権力争いのいざこざに語るべきことはないので割愛(意訳)」とか言って飛ばしてしまうのね。

まあ”世界史概観”としてはあまりにも上手く語られすぎてて出来すぎの感があるので、
細部には検証の余地があるんだろうとは思います。というか絶対ある。でも、どうでもいいよそんなの!


先生の視点ははっきりしすぎてて、それは「ヒトの性質は大体不変」「情報と技術が歴史を作る」

曰く、「哺乳類は経験の伝達を行うようになり、他生物とは一線を画し知的生物となった」(まず種として大ブレイク)「キリスト教情報伝達機関でもあり、教会情報集積拠点であった」(それで人類ブレイク)「馬と船舶が他文明との交流を生んだ」(ブレイク)「電信・蒸気機関により情報の伝達が大幅に短縮され国家の形態が変わった。」(それで人類ブレイク)(以上全て超意訳)と。

快刀乱麻で心地よい。

講義を拝聴していると、まず技術があって、まるでヒトはただ群生しているだけで、政治経済なんてのはその時々の技術形態に依った一時的な相に過ぎないのではないか、と思い込みそうです。それでもいいか。


日本についてはこう。

「これまで日本は、この物語で小さな役割しか演じなかった。日本鎖国文明によって、人類運命の全体的形成に大した貢献をしなかったからである。日本は多くのものを受取ったが、ほとんど与えるところがなかった。(19世紀で日本が初登場した際の記述。以下続くが略)」

先生、ばっさりですけど文句有りません!素敵!


もっと早い時期に読んでいたかった。課題図書にでもして中学生に読ませればいいのに。

アマゾンで1円で売ってるんで急いで買うべき品だと思います。


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11個ある! 11個ある!を含むブックマーク

2007回顧ベスト10終了。のはずが11個あるぞ。音楽のあたりで分け方間違えたみたいだけどまーいっか。

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2008-03-15

[][]大江戸綺人譚―のっぺら女房 鳴渡雷神於新全伝 もりもと崇 小池書院(2007回顧ベスト10) 大江戸綺人譚―のっぺら女房  鳴渡雷神於新全伝 もりもと崇 小池書院(2007回顧ベスト10)を含むブックマーク

大江戸綺人譚―のっぺら女房 (時代劇漫画刃)

大江戸綺人譚―のっぺら女房 (時代劇漫画刃)

 

鳴渡雷神於新全伝 第2集 (時代劇漫画刃)

鳴渡雷神於新全伝 第2集 (時代劇漫画刃)

 

いつのまにか難波鉦異本が雑誌休刊で中断してた(ショッキング!)、もりもと崇の2作。

のっぺら女房は主に江戸時代舞台短編集で、鳴渡雷神於新全伝は明治初期の女盗賊お新が主人公長編

時代劇、というか時代を意識した軽快な物語

これだけの知識に裏打ちされた時代マンガはなかなかないんじゃないかなあ。

で、心を許してたら、難波鉦異本の○○○落としやのっぺら女房みたいな

アクロバティックな展開があったりで油断できません。

大酒戦争?題材でもう既にクラクラするほど面白い。

ああそう、ちょっと黒いところもあるかな。若さだけを売りにするタイプには少し冷たいな。

短編集は間違いなく面白いので、あとは鳴渡雷神於新全伝がどうなるか期待してます。

盗賊お新なんかは厳しい運命が待ってそうだけども、能天気に大団円するかもしれないなあ。

難波鉦異本再開してくれるといいのだけど。


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2008-02-23

[][] おおきく振りかぶって 現9巻 ひぐちアサ アフタヌーンKC(2007回顧ベスト10)  おおきく振りかぶって 現9巻 ひぐちアサ アフタヌーンKC(2007回顧ベスト10)を含むブックマーク

→西浦高校の野球部は新入生ばかり10人、監督は若い女性。キョドる三橋の球を受けた阿部は言う。「後は、ボールをとってくれる野手と、1点入れてくれるバッターがいれば、甲子園へ行ける!」

おおきく振りかぶって (1)

おおきく振りかぶって (1)

タスクの多い出張の時に、リフレッシュ用で持って行ったのだけども、あまりに面白かったんで気になって仕事に支障を来たさないように事前に全部読んでしまったという(自分的に)いわくつきのマンガ

やたら繊細で丁寧で爽やか、でも後方の作者目線は冷徹だと思う。

大雑把に言うと新設野球部10人が手持ちギリギリカードで強豪校と戦う王道スポーツ漫画、主人公であるところのピッチャー三橋の「手持ちカード」(コントロール優で癖球、球威無し、性格難)を最大限活用するための心理・情報戦が展開されます。刻一刻と変化する試合描写がこと細かくて目が離せません。

ああそう、この時間と変化ってのは試合場面に限らずこの作品の最大の特徴だと思ってて、例えば試合外パートでは新設の西浦高校野球部が意思を持って肉付けされて補強されて行く様が見て取れます。のほほんとした日常のシーン多いけど、意味のないシーン全然ないよ?

うーん、目的〜意思〜時間への姿勢が明快なんだろうなあ。気持ちいい。

(登場人物のタイプが被るけども、時間の要素に触れずにパズル化して逸脱していったのが「one outs(甲斐谷忍)」だと思う。これはこれで好き)

で、登場人物達がどいつもこいつもいい奴過ぎる。ひたむきで健気な奴らばっかりだ。こんな高校生いないよ!(2回目)いいなあこんな部活

展開が丁寧すぎて現9巻でまだ3試合、無事終わるのか心配しながら注目してます。


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[][] おおきく振りかぶって おまけ  おおきく振りかぶって おまけを含むブックマーク

今回の大会では西浦高校は優勝できないと予想してます。そりゃ西浦高校のメンツは応援したいけれども、戦術野球マンガとしての今までの進行から考えるとそんな甘い展開はないんじゃないかなあ。

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2008-02-16

[][] 独白するユニバーサル横メルカトル 平山 夢明 光文社(2007回顧ベスト10)  独白するユニバーサル横メルカトル 平山 夢明 光文社(2007回顧ベスト10)を含むブックマーク

収録作:C10H14N2(ニコチン)と少年乞食と老婆/Ωの聖餐/無垢の祈り/オペラントの肖像/卵男/すまじき熱帯/独白するユニバーサル横メルカトル/怪物のような顔の女と溶けた時計のような頭の男

独白するユニバーサル横メルカトル

独白するユニバーサル横メルカトル


ダークファンタジーって言えばいいのかなあ。「セブン」SAW」の3倍は陰湿で痛々しい世界での叙情的な短編集。仕掛け・奇抜さともバリエーション豊富で先が読めません。

殺人が織り成す家族物語だった「メルキオールの惨劇」(→log)と方向性は似てますが、陰惨度&緊張度が高くて、読んでる時に顔が変わってます。多分。

好きなのは、殺人鬼がやたら神々しい「無垢の祈り」、涙の物語拷問系「怪物のような顔の女と溶けた時計のような頭の男」と表題作。拷問や惨殺でしか描けない不器用物語もあると思います。


平山さんのは文庫本になっていない”小説”が多いんで買おうかどうかよく悩んでる。

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