Hatena::ブログ(Diary)

A way of thinking

*注:筆者個人の思考過程です。意見には個人差があります。
不適切な表現等はご指摘頂ければ幸いです
まじめな内容のみをご覧になりたい方は,上部の検索ボックスに"[学]"と入れるといいかもしれません。

はてなブログに引っ越しました:https://yuichiwsk.hatenablog.jp/ 
 

January 07(Mon), 2019

[][][][]川の環境目標を考える 川の環境目標を考えるを含むブックマーク

今更ながら,「特定の河川や地点における「生態影響」を評価する方法はどんな方法があるのか」や「定まった方法はあるのか」という素朴な疑問をもとに,MTHSさんに教えてもらって,ざっと目を通した。詳細な方法論はまた別の本という感じだが,現状,とっかかりとなる考え方や事例は網羅されていて勉強になった*1。しかし,p38にある

基本となる調査・評価の方法については,まだ定められたものがなく,調査方法や指標の内容,重み付けやリファレンスの設定方法,乖離の程度を求めるためのデータ処理方法など検討すべき課題は多い。

という記述がすべてを物語っている*2。同時に試行することが大事とあるので,全体像を描きながら(妄想しながら),試行するしかないかなと思わされた。

*1:というか,リファレンスとの乖離度で評価するなど,個人的に進めてきた方法でよさそうということも確認できた

*2:という明確な文言を確認できたことも個人的に大きい

January 06(Sun), 2019

[][]2018年の私的出来事振り返りと2019年の目標 2018年の私的出来事振り返りと2019年の目標を含むブックマーク

とりあえず続けることが重要と考えて,今年も書いておきます。

  • (予想していたよりも)仕事が忙しかった(出張も多かった)。
    • といっても,周りにもっと忙しい人は沢山いるので大きな声では言えませんが・・・*1。「まったり論文読める日々」なんてものを勝手に想像していたのですが,そんな時間はないようです。PDの時と違って,ある程度自分の裁量で仕事の量をコントロールできる(はず)なので・・・というところなのですが。
    • ただ,昨年度から動き出した某プロジェクトなど,自分のやりたい方向の仕事ができているのは有り難いことに確かです。これはとても有り難い。
  • 論文は,一昨年の振り返りに書いた時点で受理されたいたものを除けば,国際誌4本(共著2本)を出すことができました。
    • 主著2本とも,研究取りかかりから長いことかかりましたが,きちんと出せて良かったです。主著の2本は昨年の目標にしていたので目標達成。いずれの論文もかなり魂の籠もった論文です。ES&Tの解説のようなものは,ここ,Environmental Pollutionの方はここをご覧下さい。前者は,コロラドに居た時からの積み残しで,解析終了から投稿までにかなり時間がかかりましたが*2,その分,査読は比較的楽だったと思います。後者も博士研究の積み残し。やっと出せて良かったです。Environmental Pollutionはちょっときついかなと思ったダメ元の投稿でしたが,うまいこと転んで良かったです。
      • Yuichi Iwasaki, Travis Schmidt, William H. Clements (2018) Quantifying differences in responses of aquatic insects to trace metal exposure in field studies and short-term stream mesocosm experiments. Environmental Science & Technology. 52(7): 4378–4384
      • Yuichi Iwasaki, Takashi Kagaya, and Hiroyuki Matsuda (2018) Comparing macroinvertebrate assemblages at organic-contaminated river sites with different zinc concentrations: metal-sensitive taxa may already be absent. Environmental Pollution. 241: 272–278.
    • 一昨年同様に共著で2本出ました。栗原さんの論文は保高さんに要請をもらって,主に統計解析の部分(+論文改訂)でお手伝いさせていただきました。Kさんのも投稿まで難産でしたが,良いとこに載ってよかったです*3
      • Momo Kurihara, Yuichi Onda, Hiroyuki Suzuki, Yuichi Iwasaki, Tetsuo Yasutaka (2018) Spatial and temporal variation in vertical migration of dissolved 137Cs passed through the litter layer in Fukushima forests. Journal of Environmental Radioactivity. 192: 1–9
      • Masashi Kamo, Yuichi Iwasaki, and Hiroyuki Yokomizo (2019) Much ado about interaction: A combination of linear processes yields non-linear toxic effects in chemical mixtures. Chemosphere. 219:89–94
    • 現在,1件国内誌に論文を投稿中*4。英語の論文を書かないといけないのですが,全然時間がとれていない状況。今年度中に1本は投稿したいところですが・・・。
  • 日本環境毒性学会からCERI学会賞を頂きました。
    • 弊所のサイトではこちら化学物質評価研究機構さんのサイトもありましたので,参考までに(ここ)。結構個人的にぐっときたことも含めて,弊所のニュースレターに書いてあります(PDF)。是非ご笑覧ください。良い感じに仕上がっています(笑)関係者の皆様,ありがとうございました。今後も精進します。
  • まだしゃべれないことも多いのですが,徐々に研究の幅を広げつつ,徐々に某プロジェクトも本格始動し始めた。
    • 調査はそんなにしてないのですが,よく鉱山に行ったように思います。呼んで頂いたことも多く,嬉しい限りです。
    • 私がやることは,まずは研究レベルできちんと成果にしていくことでしょうか。

日常

  • 結構,家族旅行(海外だとデトロイト)に行った。
  • 息子との二人旅(山形と高知)も無事にこなせた。二人になったらなったで,ママママじゃなくて結構すっと大人になる。
  • 保育園のイベントで息子がやった大きなかぶのおじいさん役が良かった*5
  • 今年,後半頃から観劇を再開した
    • モメラス,マームとジプシー(正確には藤田貴大か),堂々としたブスはほぼ美人,オフィスマウンテンの4つ。個人的には,オフィスマウンテンが一番良くて,2番目はモメラスかな。1ヶ月に1回くらいのペースで行ったのは結構個人的にも驚き。

という感じでしょうか。

今年は,

  • 仕事量をうまく制御しつつ*6,動き出した研究の成果を徐々に出していきたい
  • 北海道のお仕事の論文化は目指せ今年度中。その後,せめて1本くらいは書きたい。
  • SETAC Helsinki の年会に参加して,発表する*7
  • 今まで1回も行ったことがない日本の学会にも参加したい*8
  • 英語の総説・・・*9

ということで,本年も何卒よろしくお願いいたします。

*1:きっとボクの心のもち様と懐の大きさが問題な気がします

*2:察してください

*3:ボクとKさんの間にも見えない壁があるんだなぁというのが分かって個人的にはとても勉強になりました。ボクが良い方向に協力できたかは不明ですが・・・

*4:内容は3月の水環境学会で発表します

*5:なんというか,3歳にしてよく結構な人数に人前に出てできるよね?と感心しました

*6:去年も同じ事を書いていた・・・

*7:これは目標ではないですが

*8:去年は依頼ですが,資源素材学会に始めて参加して発表しました

*9:一応書いておく:実は2016年の目標になっていたのですが,全然ですね。。

December 30(Sun), 2018

[]問いかける技術 問いかける技術を含むブックマーク

『書を捨てよ街へ出よう』をふらっと探しに行った時に見つけた本。あんまりこういう本は読まないんだけど,なんか買ってしまった*1。キーワードは謙虚な問いかけ。アカデミックな人が書いているので,いわゆるそっち系の本的に膨らまされすぎてないところも個人的には好みでした。書いてあることはその通りって感じでボクの考えとも近いので読みやすかったです(色々反省しなきゃなぁと思うこともありタメにもなりました)。比較的実例はあるのですが,じゃあ実践どうするの?ってなると,そこはやはり自助努力で…という感じで,エビデンスを基に考え方を吸収するという意味では分かりやすくて良い本だと思います。Humble Inquiry: The gentle art of asking instead of tellingという邦題も個人的には好き*2

*1:というような出会いがあるので本屋に行くのは好き

*2:Peter ChapmanがHumbleだったという追悼コメントがあったけど,やはりHumbleというのはそういう意味なんですね。という確認も個人的にできた。

December 27(Thu), 2018

[]底生動物のサイズスペクトル酸性河川 底生動物のサイズスペクトルと酸性河川を含むブックマーク

Pomeranz, J.P.F., Warburton, H.J., Harding, J.S., 2019. Anthropogenic mining alters macroinvertebrate size spectra in streams. Freshwater Biology 64, 81-92.

久々に本。Will Clementsのラボに修士で居たジャスティン*1の論文。サイズスペクトル((分類群によらない)サイズと個体数の関係)がpHや金属濃度に応じてどう変わるかという研究。こういう研究

あまり読んだことがなかったので読んでて面白かった。要点だけだと,AMDの影響が大きい河川ほど,個体数が少なく(当該関係の切片が減少),サイズと個体数の関係の傾きが緩くになる(これは,主に大きな個体がいなくなることに起因),という話。サイズスペクトルを調べると,群集というか食物網の構造にどういう変化が起こっているか,今までのデータでは見えなかったものが見えてきそうで楽しそうだなぁと思った。AIとかで自動化されるともっといいかもしれない*2。少し本論とはずれるけど,

Hogsden, Winterbourn, and Harding (2013) showed that both the quantity and quality of basal resources was not a likely limiting factor for primary consumers across an AMD gradient, lending support to our metabolic cost hypothesis.

とか結構面白い記述があったように思う。ジャスティンにとっての最初の論文だと思うけど,よく書けている。AMDあたりで必要になった時はまた読み直したい。

*1:イケメン

*2:ソーティングの苦労からは抜け出せないかもだけど。。

October 18(Thu), 2018

[][]環境リスク研究におけるweb調査の有効性 環境リスク研究におけるweb調査の有効性を含むブックマーク

岸川洋紀, 村上留美子, 藤永愛一郎, 内山巌雄, 2018. 環境リスク研究におけるweb調査の有効性. 日本リスク研究学会誌 28, 3–11.

アンケートしたいなぁと思っていたところに,ちょうどリスク研究学会誌が届いて,目を通した。web調査とインタビュー調査の比較で,それぞれの特性が出るという話。入門的な話も書いてあって勉強になりました。それぞれの利点と欠点はまぁそうだよねぇ,という感じですが,きっとこれ数十年後とかにはまた違う様相になっているのでしょうね。気になったところは,調査年度が違うところ。地震とか原発あたりの質問の感触が変わりそうだなと思った。すなわち,方法論の違い以外に,調査年度の効果が見落とされている気がした。ざっと読んだ限りでいうと,自分の対象とする母集団がどんな集団かによってベストな方法は変わりそうだ,という(ある種至極当たり前な)話と,結局,真の母集団が分からないような状況だと方法論の比較も,単なる比較止まりになってしまって,ちょっと味気ないなぁと思った。論文とかにまとめることを考えると,「一般」を推論するというよりは,Web調査ならWeb調査の母集団は反映しているだろうから,その中での仮説検証を考えておくのがよいのかもしれない。

September 29(Sat), 2018

[]コンビニ人間 コンビニ人間を含むブックマーク

コンビニ人間 (文春文庫)

コンビニ人間 (文春文庫)

あっという間に読了。すーっと読めたので,読みやすいし,独特で面白いのは確か。ただ,個人的にはオチがもう一歩という感じだった。

August 29(Wed), 2018

[][]野外で特定の化学物質の影響を評価したい場合 野外で特定の化学物質の影響を評価したい場合を含むブックマーク

あくまでボクの中の頭の整理です。野外で特定の化学物質の影響を評価したい場合を考える。

  • ある地点の生物相が対照地点のそれと同様である場合に,「当該物質の影響はほとんどないと判断する」
  • ある地点の生物相が対照地点のそれと明らかな差異がある場合に,「当該物質の影響だと判断する」

の2つの異なる状況を考えた場合に,どちらの推論が尤もらしい可能性が高いか,と考えると,前者の方が正しく推論できる可能性が高い印象をなんとなく感じているのですが,おそらくそれは,特定の化学物質濃度が高い地点は,他の影響要因が交絡している可能性が高い,からだとふと思った。都市河川とかまさしくそうで,亜鉛濃度が高いところはBODが高い可能性は高いし,他の物質も流入しているため,誰が犯人かを決定することは難しくなる可能性が高い。一方で,亜鉛濃度の高い地点が他の影響要因が緩和されている(それによって見かけ上影響がないように見える)可能性も考えられるけど,おそらくその可能性は,一般論として,後者よりは低いんじゃないかと思う。あくまで現時点の(私的な)整理として。

August 17(Fri), 2018

[] を含むブックマーク

Googleが英語のウェブサイトを更新せよと,うるさいので更新しました。新しいURLはこちらです*1

[][] を含むブックマーク

最近聴いているのを列挙しておく。chelmico。個人的には鈴木真海子さんから入った感じ。

Deep green

Deep green

EP

EP

POWER

POWER

蓮沼執太フィルの新譜もよい。

ANTHROPOCENE(アントロポセン)

ANTHROPOCENE(アントロポセン)

toconomaはYoutubeのフジロックで聴いて知った。よい。

TENT

TENT

最後に,superorganism。フジロックも賛否あったけど,ボクは好き。ボーカルがあおくて,Fワード言いまくってたのもボクは好き。

SUPERORGANISM/JEWEL CA

SUPERORGANISM/JEWEL CA

*1:特段情報は更新されていません

August 14(Tue), 2018

[][][]Stream mitigation banking Stream mitigation bankingを含むブックマーク

Lave, R., 2018. Stream mitigation banking. Wiley Interdisciplinary Reviews: Water 5, e1279.

Freshwater Scienceの学会の時にお話を聞いたLaveさんのStream mitigation banking入門記事。ざっと読みで法律関係のあたりとか正確ではない部分があるとは思いますが,自分用のメモとしておいておきます。Stream mitigation bankingを直訳すると,河川緩和銀行,と意味が分かりにくいのですが,Clear Water Act文脈で,開発プロジェクトがその影響をオフセットするため作られた仕組みのよう(カーボンオフセットとか排出源取引みたいなを勝手に想像しています*1)。営利団体(会社)であるMitigation bankが任意の修復プランを立てて,それが承認されれば,水圏生態系への影響のオフセットが必要な会社などがそのクレジットを購入するという仕組み。全然知らなくて,仕組みとしてすごくおもしろいと思うんだけど,今のところ,河川形状や機能といったの物理環境な側面ばかりが重視されて*2生物学的や化学的な側面での評価や対策が十分でなく・・・。という感じ。途中から聴き始めてよくわからなかったLaveさんの話も基本こういう話をされていたと思う。もうちょっと深掘りしたいけど,ひとまずこの記事ではこんな感じか。

*1:ただ,WCAと開発事業の結びつきがいまいちよくわかってない

*2:実施後の評価がしやすいというの理由の1つのよう

August 10(Fri), 2018

[][][][]環境基準のThe good, the bad and ugly 環境基準のThe good, the bad and uglyを含むブックマーク

Chapmanさんおそらく最後のコメント論文(といってもShort Commentary)を眺めて,ESPRの記事も見つけたの合わせて,メモ。

Chapman, P.M., 2018. Sediment remediation can include no action. Ecotoxicology and Environmental Contamination 13, 1–3.

まず,ブラジルの生態毒性学会?のようですが,基本汚染土壌のレメディエーションにおける評価に関するコメント。受理が亡くなられた後なので,もしかすると最後まで面倒見れていない論文なのかも。雑多に拾い出してみると:

  • contaminationとpollutionの使い分け
  • 底質環境基準*1や他の基準は,保守的な(安全側の)傾向がある。基準より低ければ懸念される影響はない*2といえるが,基準より高いと影響がある可能性が懸念されるだけで(of possible concern),明白な影響が予想されるわけではない(not certain concern)。
    • 訳が微妙ですが,これ重要で,ESPRの論文が引用されていたのでそれも読むことにしました。
  • contaminated sedimentがpolluted sedimentなのかどうかを決めるには(基準値による判断だけではなくて)追加の生物学的評価が必要。
  • レメディエーションが必要と判断するための4つの要因は,ヒト健康リスク,急性毒性(生態毒性),生物濃縮の可能性,より深い汚染された底質の撹乱の可能性と曝露としている。
    • なぜ急性毒性だけなのか,ちょっと不思議ではある。
  • 簡単な場合分けも書いてあるけど,おそらくポイントとしては,no actionもありうるよ,という話だと思う。

Chapman PM (2018) Environmental quality benchmarks: the good, the bad, and the ugly Environ Sci Poll Res 25:3043-3046 doi:10.1007/s11356-016-7924-2

環境基準(原文では,Environmental quality benchmarkなのでEQBと訳します)の活用方法について,良い点,悪い点,醜い点についてChapmanの整理が載っています。環境基準は便利だけど,完全ではなく,評価や意思決定に必要な生物学的・化学的情報を提供できる完全で単一なツールも存在しない,というのがポイントでしょうか。かなりえいやでまとめましたが,いつもどおりメモとして:

  • 良い点の段落で議論されていること
    • EQBを超えていなかったら無視できるconcernで,超えていたらpossible concern*3
    • 適切に導出されたEQBは,化学物質や物理的・生物的ストレッサーを含む潜在的なストレッサーを特定するのに役に立つ。
    • EQBのみで最終的な意思決定をすべきではなく,EQBの不確実性や他のストレッサー(による影響)も考慮すべき
    • 希少種などでない限り,我々は個体群や群集を保護しているということを認識しないといけない。
    • 場所特有のEQBを導出することは”よい”ことじゃ。
  • 悪い点で議論されていること
    • 悪い誤解は,EQBは絶対的なものだという認知,EQBのベースとなっている室内毒性試験が現実の世界における結果を提供しているという思い込み,相関は因果だという思い込み(EQBの超過が生物影響を説明する),EQBがすべての生物個体を保護するという思い込み,の4つ。
    • 具体例が論文を引用しながら紹介されている
    • 室内試験もそれ本来のばらつきがある。
    • Burton先生も室内試験ベースのガイドラインは過度に安全側だといっている*4
  • 醜い点で議論されていること
    • EQBの不確実性には4つの元があって,ヒューマンエラー(試験の時のQA/QCとか),不十分な知見,現実世界の単純化,確率性(自然変動)。最後のはコントール不能。真ん中の2つはエビデンスの蓄積で減少させることができる。
    • EQBの修正の機会が限られているのはuglyだ。
    • 環境の複雑さは認識され,配慮されなければならない。無視されたり単純化されたりすべきではない。
    • EQBはスクリーニングには使えるが,他のエビデンスを考慮しないでdefensiveな意思決定には使えない。
      • 超えていても実際の生物学的な影響があるとは限らない

*1:細かくはいろいろありますが,guidelineとかbenchmarkとかすべて基準と訳しています

*2:not likelyなので正確にはなさそう

*3:訳しづらいのでそのまま

*4:ただし,底質が念頭にあると思う

July 18(Wed), 2018

[][][]環境アセスメントとは何か 環境アセスメントとは何かを含むブックマーク

今更ながら拝読。個別事例から全体論を推論する際の展開が少し強引に感じる箇所*1や「これエビデンスあるのかな?」という箇所が見受けられて,気になったけど*2,概念や理想的な原則はとてもよく分かったように思う。評価事例に具体的な数値なんかが出てくると個人的にはもっと具体的につかめてよかったように思う(けど,新書なのでこれくらいの内容がちょうどよいとは思う)。スコーピング,情報公開と公衆参加が大事というのもよくわかりました。ちょっと,この文脈で自分の事例も整理してみたい。環境影響だけではなくて,社会経済影響も考えて,持続可能性アセスメント(Sustainability Assessment)なんて話も軽く触れられてたのも興味深かったです。

*1:例えば,p104「自主的に取り組めば,その効果はあることが示された」

*2:ボクの個人的バイアスによる想像だと,著者の長年の思いがここにこもっているのかもしれません

June 05(Tue), 2018

[][][][][]Armitage et al. Armitage et al.を含むブックマーク

Armitage, P.D., 1980. The effects of mine drainage and organic enrichment on benthos in the river nent system, Northern Pennines. Hydrobiologia 74, 119-128.

Armitage, P.D., Blackburn, J.H., 1985. Chironomidae in a Pennine stream system receiving mine drainage and organic enrichment. Hydrobiologia 121, 165-172.

Armitage, P.D., Bowes, M.J., Vincent, H.M., 2007. Long-term changes in macroinvertebrate communities of a heavy metal polluted stream: The river nent (Cumbria, UK) after 28 years. River Research and Applications 23, 997-1015.

RIVPACSあたりの本にも出てくるArmitageさんからリサーチゲイト経由で,「君の論文(Iwasaki et al, 2018 Environmental Pollution)読んだけど,興味あるかもだから論文送るね」と送られてきた論文たち*1,なんとなく事例研究に留まっている印象をうけました。2007年の論文は,long-termといいつつ,1976年と2004年の調査結果の比較で,亜鉛などの金属濃度は下がっておらず,底生動物相もほとんど変わってなかったよ*2,という話でした*3

*1:)これはとっても嬉しいことです)。2007年のものは手元に持っていた。確かにリンを測っているんだけど,サイトの特性が入り組んでいて((詳細はきちんと理解できてないです

*2:細かい変化はある

*3:質問と合わせて,再度お返事書きたいところだけど,思いつかない。無念

June 01(Fri), 2018

[][][]生物多様性の多様性 生物多様性の多様性を含むブックマーク

東大農学部の生協で売っているのを見つけてついつい買ってしまった森さんの御本。大変勉強になりました。生物多様性保全や生態系保全について,森さんの考えるところなどを計り知れるとおもしろいなぁと思っていたのですが*1,甲山さんのあとがきにある

気鋭の生態学*2である森 章氏による本書は,多面的で複層的な「生物多様性」を読み解くユニークかつ包括的なテキストである。

ということがまさしくという感じで,感服しました*3。生態学の基礎は理解していないとちょっときついかなとも思いますが,多様な概念である生物多様性と,生態系機能や生態系サービスについて,最新の知見をベースにできるだけわかりやすく紐解こうとされているのが,とても伝わってくる本でした。引用文献の多さも森さんの知識の広がりを感じさせます。この一冊と引用文献まで読むという輪読会をしても楽しそうです。という意味で,関連研究を始める卒論生や院生には相当良い日本語の解説本といえるのではないでしょうか。いやはや,すごいです*4

*メモ:しょうもない誤字ですが,p98の上から5行目の「特定」はおそらく「特性(特徴)」あたりかなと思います。

*1:という意味で,ボクの理解はある程度補完されたように思います

*2:もうこれは間違いないですよね。ほんと。業績もさることながら,圧倒的かつ精力的に(んで予想ですが楽しく)研究されているを陰ながら感じております

*3:と書くと上から目線感がでますが,そんなつもりはさらさらないです

*4:というまた抽象的な感想ですみませんが,おしまいです。内容は是非ご自身で!

May 30(Wed), 2018

[][][][][][][]有機汚濁河川における亜鉛の影響 有機汚濁河川における亜鉛の影響を含むブックマーク

Iwasaki Y, Kagaya T, Matsuda H (2018) Comparing macroinvertebrate assemblages at organic-contaminated river sites with different zinc concentrations: Metal-sensitive taxa may already be absent Environ Pollut 241:272–278 https://doi.org/10.1016/j.envpol.2018.05.041

新しく論文でました。でも結果自身はボクの発表をどこかで聞いたことがある人にとっては新しくはないのですが,これでやっと博士でやった研究がすべて論文になったことになります*1。なお,しばらくはここから無料で落手可能です。

で,肝心の内容はといいますと,地域スケールのデータ解析結果(神奈川県環境科学センターの底生動物データ+水質測定データ)と,独自に群馬県の河川で実施した小スケールでの野外調査結果をもとに,

  • BODが3mg/Lを超える有機汚濁地点ではそもそも出現する底生動物が少なく,金属に感受性の高いヒラタカゲロウ類やマダラカゲロウ類などは出現していなかった*2
  • 両調査結果から,このような有機汚濁が進行した河川で,亜鉛濃度が基準値を2倍程度超えても,底生動物の種数や個体数に顕著な影響は認められなかった

ことを示しました。結構地味な結果なのですが,いくつかimplicationsがありまして,

  • 有機汚濁が進行した河川においては,亜鉛濃度が基準値の少なくとも2倍以上高くても底生動物群集に顕著な影響を及ぼさない可能性がある。
    • 理由としては,私の既往研究からそもそもこれくらいの濃度でも大丈夫という可能性もありますが,本研究で示したようにそもそも感受性の高い種がいないことに加えて,BLMなどで言われている硬度や有機物の濃度が高いため毒性が緩和されることが挙げられます。一方で,有機汚濁+亜鉛の複合影響という可能性もあるとは思います。
  • 管理上は,有機汚濁河川において亜鉛に特化した対策を実施しても底生生物相の回復は見込まれず,より総合的に判断して対策を実施する必要がある。
    • ただし,有機汚濁河川だからというのがスケープゴートになるのは良くないとは思っています。
  • あと,これは主に(国内での)問題意識であることと趣旨とはずれるため論文中では言及していませんが,このデータでは休廃止鉱山由来の汚染などは(ほとんど)ないため,亜鉛濃度が高い地点は有機汚濁が進行しており(BODが高く),BODの影響を考慮しないと,亜鉛の影響を過大評価することになります(バックドアは閉めないといけない:環境省が以前示した水国データの解析もこれができておらず,亜鉛の影響を過大評価している可能性が高いです*3)。
    • 個人的には,そういう残念な解析結果が堂々と基準値検討の際に出てきてしまうこと。委員会でその問題点が指摘されないこと*4。さらには,「こういう野外データが出てきて良かった」とさえ言ってしまう人がいること。あたりは,まぁもう10年以上前の話ですが,結構…と思います。

以上,現場を見ている虫屋さんからすると,至極当たり前なことなのですが,実はこういう結果はきちんと世に出ていなかったので,(地味に)重要だと思っています。総合的という意味では,Stream Mitigation Bankingとかの仕組みが参考にならないかなぁと漠然に妄想しています。

[][][]Reshさん Reshさんを含むブックマーク

余談ですが,とある論文の生データがほしくて,コレスポの人にメールしようと思って確認したら,かのVincent Reshさんでした。なんか自分で調べて集めろよ,とかお叱りを受けそうだと勝手に想像しつつも*5,送ってみたところ,さっそくお返事を下さり,共著者に連絡して,データを送っていただきました。。ありがたや。何事もやってみるもんだなぁ,と。。

ちなみにもちろんこの人:

Rosenberg DM, Resh VH (1993) Introduction to freshwater biomonitoring and benthic macroinvertebrates. In: Rosenberg DM, Resh VH (eds) Freshwater Biomonitoring and Benthic Macroinvertebrates. Chapman & Hall, London, pp 1–9

*1:あしかけ,ほぼ10年。なかなか感慨深いです。。

*2:これはある種自明ではあります。

*3:あまり言い切ることはしませんが,おそらくこれはもう間違いないと思っています

*4:これが最も深刻かもしない

*5:すみません。大御所だからという想像からきたもので他意はありません

May 08(Tue), 2018

[]マイクロプラスティックに関する議論 マイクロプラスティックに関する議論を含むブックマーク

マイクロプラスティックの環境リスクに関するThomas BackhausとMartin Wagnerの議論がPeerJで展開されています。まだ未完で,ざっと眺めただけですが*1,面白いです*2。細かいけど,no riskではなくno risk of concernとかにすべきとか思ったり。結局,限りある研究資源をどこに配分するかで,過剰にリスクがあるように(少なくとも見かけ上)展開されていること*3を再考した方がいいのでしょうね。MartinがPEC/PNECをざっくり計算していて*4,結構ハザード比が1に近いのもこっそり興味深い。自然由来の粒子との比較も気になるところ。

Backhaus, T., Wagner, M., 2018. Microplastics in the environment: Much ado about nothing? A debate. PeerJ Preprints 6, e26507v26504.

*1:英語が口語調?なので,知らない単語が出てきて読みにくい

*2:ボク個人的にはThomas寄り

*3:そしてそうやって展開すると研究費もつくだろうし(意図しているかは別として),一般的なメディアはそういうセンセーショナルな話の方が面白がられるので

*4:突っ込みどころありのですが

May 07(Mon), 2018

[][]ルールメーキング論入門 ルールメーキング論入門を含むブックマーク

ちょっと俗?っぽい読書。タイトルがなんか欧米人悪いみたいな印象を受けるのがアレですが*1,内容としては全然そんなことなくて,おもしろかったです。欲を言うと,(この手の本をあまり読んだことないのでアレですが)所々冗長な印象を受けました。複数の具体例を紹介しながら,一貫してルール作りへの参画の重要性を指摘され,そのための信念?の持ち様を説いておられるように思います。化学物質規制という文字も出てきて,このあたりはそうだよなぁと日頃思っていることを一致して納得しました。以下はランダムな引用(と感想):

  • ルールを自分に有利に変えるという姿勢をフェアではないと感じるのはなぜでしょうか。(中略)相手の態度が美しく映らないからです。
  • 大方の日本人にとって,”ルールは他の誰かが作るもの”であり,立ち居ふるまいの美しさや行動の美学は,”作られたルールの下で最善の努力をすること”にある
    • (感想)これは結構言い得て妙だと思いました。少なくとも,ボクはこの大方の日本人の一人的な認識を持っていると思います。
  • ルールとプリンシパル
  • 制約を課されて初めて考えるきっかけができる
  • ルール作りに積極的に参画する*2

余談ですが,この本は,家の近くにある古書店で目についてなぜか気になって,買ってしまった本です(古書じゃなくて新書)。そしたら,店主が著者の奥さんのようで購入した理由を聞かれてしまいました。予想外で,あまり上手に答えられた記憶がないのですが,ちょっとおもしろい出来事でした*3

*1:ちなみに,ボクはこの本が想定する交渉の場なんかにいたことは皆無ですし,こういう印象も持ってないです

*2:詳細は本で!

*3:しょうもないですが,こういう本との出会いもいいものだなぁと思いました:小並感

May 02(Wed), 2018

[][][]長期モニタリングデータから見えてきた?スペシャリストの減少 長期モニタリングデータから見えてきた?スペシャリストの減少を含むブックマーク

Larsen, S., Chase, J.M., Durance, I., Ormerod, S.J., 2018. Lifting the veil: richness measurements fail to detect systematic biodiversity change over three decades. Ecology.

ステファノさんとステーブたちのお仕事。ベールを剥がすというしゃれたタイトル。比較的ざっと読みですが,約30年間のモニタリングデータを使って,種数と機能の多様性にトレンドは見られなかったけど,なにやらややこしい解析をすると,ニッチの狭いスペシャリストがいなくなっていて,それはどうも絶滅確率が高いというよりは,再移入確率が低いせいではないか,というお話。「なにやらややこしい解析をすると」というところはもう少し勉強しないといけない感じ。年1回の調査なのでばらつきもありそうだけど,これでも結局種の出現の有無や個体数で定性的には見つけられそうな気がする*1。とりあえず,色んな解析手法が出てきているんだなぁと思った(遠い目)。

*1:深いところを理解していないのであまり自信は無いですが

April 30(Mon), 2018

[]大学授業入門 大学授業入門を含むブックマーク

大学授業入門

大学授業入門

端的にとても興味深かった。著者のやり方でみんなができるか(自分の思想と合うか)。どのような内容でもできるか。という点に疑問はあるが,示唆に富んでいてハッと考えさせることが多かった。大学で非常勤を始めるときに,この手の本を探した記憶があるのですが,もうちょっと早い段階で読んでおきたかった。ランダムに引用:

  • 前回の授業内容の要約を教師の方から話してやるなどの講義も有害である。(中略)君ではなく,学生に言わせるべきなのだ。
  • 名前を呼んで「配り係」にして配らせる
    • (感想)名前を呼ぶということをほとんどしていなかったので,確かに名前を呼んで進めるというのは,自分にとっても相手にとっても良いように感じた。
  • 講義向きの包括的な概論・抽象論から始めてはならない。初めの段階ほど,事実を具体的に与えなければならない。
  • 学校以外で自力で学ぶための問題意識を持つのを助け得れば「御の字」と思うべきだ。
  • どぎもを抜くべきである。
    • (感想)どぎもの抜き方にも色々あると思うので,このあたりは個性が出る。
  • 教師がすることを代りに学生にさせる可能性は無いかといつも考えるべきである。(中略)教師の身にならせるのである。
    • (感想)これも常々思っている。自分で手を動かす機会にもなるし,教える側の大変さも理解してもらえるので。
  • 具体例を頭の中に貯えさせねばならない。具体例の蓄積が有れば,具体例相互がぶつかりあい干渉しあって,ある関係が生じて安定する。それが理論が出来たということである。
    • (感想)この説明とてもよいと思った。具体例から全体を整理する力がつくというのは確かにその通りかもしれないなぁと思った。
  • 抽象的で粗大な概括・要約に逃避しない思考である。
  • ノートに書かせることで,考えが精密になる。
    • (感想)確かに書くことで頭は整理させる。発言する前にこのような作業をすることも確かに重要だなぁと思う。
  • ほめるのは大事である。
  • 教科内容の言葉をそのまま与えるのではなく,教材を与えるべきなのである。つまり,学生の経験に照らして考え理解できるような言葉に置きなおすのである。
  • 具体例を全く使えないなどというのは,実は何もわかっていない状態なのである。
    • (感想)自戒の念を。。
  • 私の授業では,ほとんどの時間にリポートの提出を義務づけているし,授業中もひんぱんに指名し,発問・指示している。
  • 教師の言葉は重い。言ったとおりに行わなければ信頼されない。
    • (感想)なんとなく身に覚えが。。
  • 無名の人数不確定の「砂粒のような」大衆の一人に過ぎないと感じているのである。(中略)出来るだけ,個々の学生に当てて,何かをさせるべきである。
  • よく復誦(recitation)させる。
  • 主要な「?」を予め構想する

実際に本を読んで頂ければわかると思うが,ちょっと癖がある。でも,随所で考えさせられる。今年度後期の”授業”で少しずつ試行錯誤できればなぁと思う。ちなみに,なんとなく同意できそうな方は,おそらくこの入門を読むよりも,『大学の授業』を読む方がいいかもしれません*1

大学の授業

大学の授業

*1:未読ですが,先ほど取り寄せしました

April 28(Sat), 2018

[]カリコリせんと生まれけむ カリコリせんと生まれけむを含むブックマーク

カリコリせんとや生まれけむ (幻冬舎文庫)

カリコリせんとや生まれけむ (幻冬舎文庫)

久々の読了。家の周りには小さな書店がいくつかあって*1,たまに寄って見つける本とかがとてもよい。これは,ひぐらしベーカリーに併設されているパン屋の本屋*2で見つけた会田さん*3。会田さんの作品は,何度か見たことはあってボクは結構好きな部類で,なんとなく勝手に,この人他人の評価なんか気にせず,多分ぶっ飛んでるんだろうなぁと思っていた。が,このエッセイ集?を読むと,ぶっ飛んでる評価自体は変わらないけど,自己卑下的で,なんというか意外だった(人間くさくて,個人的にはなんか安心した)。

(前略)そんな王道的現代美術家からほど遠いなら,せめて穏健で分かりやすい日本語によるエッセイの一つでも書けなきゃ,オマエの存在価値なんて無に等しくなる−−そう自分に言い聞かせつつ…(後略)

という感じ。でも文章は,解説にもあるように,ボクは引き込まれたし,内容も独特でおもしろかった。挿絵がアレなので,電車の中で読むとちょっと隣が気になるくらい。関係ないけど,解説にあった,

この「ただそれだけ」感がただごとではない。

というのがなんとなく「たまらなかった」*4。「濃かれ薄かれ みんな生えてるんだよなぁ」の絵とか。まさしくそんな感じで,でもそれがとてもよいと思う*5

*1:正確にはよく寄る場所がいくつかあって

*2:本たまたま今日また行ったけど,ECDと石戸さんと迷って,石戸さんの本を買ってしまった

*3:面識ないです。もちろん

*4:そうそう,それ!感があるんだけど,ボクには言葉では説明できない

*5:文章にすると,いつも自分の表現力の低さが露呈する。。

April 23(Mon), 2018

[]地味な研究 地味な研究を含むブックマーク

公共性のある某予算の申請から審査(その後採択)にあたって,「地味な研究」というコメントがあってちょっと考えさせられたので以下に少しだけ。まず,最初に言いたいことは,審査員から文章によるコメントを頂くタイミングは2回あって,この取り組みはとてもいいと思うということ。審査員と議論できる時間は限られているし,自分の研究テーマがどのように感じられているかが集約的に分かるため,今度も続けてほしいと個人的には思います*1

まず,このコメントの良いと思うところ。

  • 率直なコメントであること
    • 似たようなコメントを2件頂いたのですが,そういう率直な意見はとても大事だと思うので,是非率直でざっくばらんなコメントをする(そういうコメントもきちんと拾って集約する)ことは続けて頂きたいと思います。
  • 地味だということを確認できたこと。
    • 今回の申請研究は確かに自分でも地味だと思っていて,ただやっぱりこういう研究はほとんどなくて重要だと思うので,ダメ元で(しかもKAKENではなくて,こちらに)出した。というのが正直なところです。なので,自分の感覚にズレがないということがわかって良かったです。

一方で,考えさせられるのは,

  • ”地味な”研究が必要と判断(採択)されたこと
    • こちらはやはり考えさせられるように思います。なぜ,”地味な”同様の研究がやられていないのか,この意味は深いように思います*2。目新しいほど役に立つ(例:政策上有益な知見の取得に繋がる)とも限らないし,地味だから役に立たない(助成する価値がない)ということもないという点は結構重要かなとも思います。

ということを帰りにぼーっと考えてしまったので,備忘録として。

*1:という意味ではコメントなしの審査員の人数とかも公開されてもよいかもしれない

*2:おそらく一要因としてはボクの宣伝不足はあると思いますが。。