音故知新2

ご存知でしょうが、LPレコードのLPとは、ロングプレイ、長時間演奏の
略なのですが、それは、従来のSPレコード、ショートプレイ、ぢゃなくて、
スタンダードプレイと比較しての話で、LPとは云え、片面30分程度しか
収録できないので、クラシックの大曲を聴く場合には、演奏の途中で
裏面にひっくり返す作業が発生します。

で、1981年、こんなんが発売されました。

両面連続演奏できる、画期的なレコードプレーヤーです(^o^)

が、運が悪いことに、翌年、1982年、CDが発売され、いつの間にか
忘れられてしまいました(^_^;)

そんなレコードですが、CDと比べると、演奏時間が短かったり、取り扱いが面倒だったり、
いろいろ不便なところはありますが、それでもおいそれとは捨てられず、

いまだに我が家には、2〜300枚のレコードが眠っています。CDと比べると、
圧倒的に欠点の多いレコードですが、逆に圧倒的に勝っているのが、

そのビジュアル性です。かつて、ジャケ買い、と云う言葉があったように、
ジャケット写真、眺めているだけでも楽しめます(^o^)
小さなCDでは、考えられません。

そんな中、先日、こんなんを捨てる決心をしました。

これが何かと云うと、

40年ほど前から、コツコツと、FMをエアチェックして録りためた、
10インチのオープンリールテープです。が、残念ながら、デッキが、
お亡くなりになり、聴く術が無くなりました(^_^;)

当時は、PCも持たず、他に楽しみも無く(あくまでも個人の感想です)、
FM雑誌を片手に、夜な夜な、オープンリールのテープが、ゆったりと
回っているのを眺めながら、一人寂しく過ごしていたような。

が、中にはどうしても捨てられないテープも、あったりします。

矢代秋男の、ピアノコンチェルトをエアチェックしたテープです。この曲、
この時点では、まだレコード化されて無かったので、仕方なく、テープに
サインしてもらいました。ある意味、貴重かも(^o^)