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yukattiのこつこつ読書&映画ノート

2004-06-16(Wed)

[][] 「ぱど厨になってみる」より「つまり彼らは、お互いに相手の掲示板に書き込むことによって会話を交わしている*」について

(この項6/17記す)

その後も

と続いており興味深い指摘が山盛り。そのなかで特に「つまり彼らは、お互いに相手の掲示板に書き込むことによって会話を交わしている*」が(わたしの目に触れる)インターネットの世界では衝撃的に捉えられているようだ。

で。わたしは楽天広場をサービススタート(2001年8月)直後の2001年9月から2002年にかけて使っていたのだけれど、そのころ一部の人はこの「お互いに相手の掲示板に書き込む」を既に実際行っていたのであった。

(今の楽天広場は雰囲気がまた違うのかもしれないが)当時の楽天広場は年齢層としてはハイティーン以上の学生と20歳代〜30歳代が中心で、「生活者」タイプの人が多かった。普通の社会常識が通じてそれが重んじられる世界で、内容も生活ぶりのわかる、地に足のついたところがあったように思う(それに楽天を中心としたオンラインショッピングやオークションの話を書く人も多い。買い物の話題を書くとどうしても生活が出ちゃって、抽象に浮遊しきれないないんじゃないかな……と私見する)。

インターネット歴は様々で、ただ「ホームページ作りは初めてだ」という人がちょっと多かったかな。

楽天広場はホームページと掲示板が密接にくっついている。

掲示板のレスを相手の掲示板に書き込むか・自分の掲示板に書くか。常識では当然後者だろう、と思ってしまう。話が完結しないじゃん。それでわたし自身も最初なぜ前者のように相手の掲示板に書き込むのかさっぱり飲み込めなかったし、他の人の掲示板でちょっとした議論になってたりもしていた。そんな議論を覗いたり、わたし自身もわたしの掲示板に「相手のところに書いたわたしの投稿」の返事を書きに来た人に尋ねてみたりしたことから、自分の「相手の掲示板に書き込む」につけてのココロはこんな感じだったんじゃないかと思っている……

  1. 相手が自分の掲示板に何か書き込んでくれる(このスタートは一応あった)。
    • 「こんにちは〜。今日は暑かったですね。『シナモンの大冒険』はもう読みましたか?」
  2. 書き込みを見つけても、その返事(レス)を自分の掲示板には書かないほうがいい
    • 理由いくつか。
      • 相手にこれ以上の御足労をおかけしないよう気を遣っている。
        • 相手にはレスを読みにまた自分のところに来てもらわなければならない。それに「レスが来てないかな?」と何度も足を運ばせてしまうだろう。それも心苦しい。そんな御足労をおかけしないよう、相手の掲示板に自分が出向いてレスを書けば良い。
      • 裏返しとして、「相手は自分のところにレスを読みにまでは来ないかもしれない」「レスしても読んでもらえないかもしれない」という恐怖がある。それの回避として相手のところに自分のレスを書き込めば、相手にはまず確実に読んでもらえる。一種のエゴ。
      • 礼儀として。もしくは借りを作らないように。
        • 来てもらったのだから今度は自分がお礼をしに行くほうが礼儀正しい。立場もフェアになって、貸し借りがない。
      • 自分の返事の内容を自分のところの客にあまり読まれたくない。
  3. 相手の掲示板にレスを書きにいく。
    • 「さっきはどうもでした(←なんてのも抜かす場合もあり)。こんなに暑いとビール飲みたいですね。で、いえ、まだなんですが『ナツメグは今日も元気』は読みましたよ。面白かったけどちょっと短かったです。もっと長いの読みたい!」

……といったようなことだったと思う。つまり、「気遣い」「礼儀」「相手に自分の言葉を確実に読んでもらうため」(押しかけ?)「貸し借りを作らないように」。従来からの文化・社会的規範であり、普通の社会生活の延長線だ。

それにやはり「オーナーとゲストという一対一のコミュニケーションが複数並行しているだけなのである。(読冊日記6/14「ぱど厨になってみる」より)」という指摘に尽きるんだろうと思う。第三者である閲覧者がそのやりとりを眺めている、ということがなかなか想像がつかない。それ以上に、そんなことはどうでもいいと思っているようなのだ。相手と自分にさえ通じればそれで良い、と。

あとまあ、掲示板の機能的な要因もあったのかな。

楽天広場の掲示板は掲示板としては低機能で、スレッド機能はなくプレーンにどんどん最新が上に来るタイプ。また当時は閲覧者が日記に対してつける「コメント」(はてなダイアリーの『コメントを書く』みたいな)の書き込まれ先が掲示板であったりもした。だから元々、話題の流れを追いにくい仕組みの掲示板だった。相手先の掲示板の話題の流れとは無関係のレスを突然展開してもあまり目立たないのだ。もし掲示板がスレッド式に表示されるものだったら話の流れが視覚的にあからさまになる。投稿を消したりしにくいし、返事がないのも目立ってしまうだろう。

そして、コメント欄でid:jounoさんから「あれ、はてなのコメント欄とかid記法の使い方でもちょっと似た傾向はありますよね。*」といただいたのだけれど、確かにそうだなと思った。続けてのお返事に書いたように「話の流れが読み手には分からない」ということもある。ほかに自動トラックバックは「日記で相手のidで書くと自動トラックバック発生→相手のところに言及が通知される→書かれた人は自分の日記で言及されたことがすぐ分かる!」という仕掛けなので、先に述べた「無駄な足労をなくす」という気遣いや「言及したことを相手に知ってもらいたい」という自分の気持ち、それらをも満たしてくれるものである。

[] シグマリオン3不調

リセットを繰り返したらnPOPのメールデータが吹っ飛んでしまった。特にアドレス帳が空になったのが痛い。ショック……。

[] 「教えてはてなダイアリー」と「はてな自治会」

なんとなく熱っぽいし、ぼやっとしていよう、と思っていたら、身近に火の粉が……ということで……

教えてはてなダイアリー」と「はてな自治会?」の関係について、私見

で、id:alcusさんのコメント欄id:alcus:20040616#cをお借りしてしまいました。すみません。長くなりますが引用させてください。

■自治会の目的の予想

じっくり書いている暇がなくなってしまったのでとりいそぎ。

あるユーザーが「こんなことを思いついたのだけど、やっていいのかな?」と思ったときに、「教えて!えらい人!」と投げかけたいときの「えらい人」=「自治会」ということなんだろうかと思った。でもそれは「教えてはてなダイアリー」ですでに行われているような?

違っていたら違うってコメントくださいませ。

(引用者注 以上、id:alcusさんの日記欄)

(引用者略)

(引用者注 以下コメント欄)

# gliff 『確かに、今でも個人的にお助けしている妖精さんがいることは承知してますが、どうメリットが出てくるのか私自身、未知数です。でも、そういった善意の自助活動に後ろ盾出来る物があればもっといいんじゃないかと思った次第です。』

# gliff 『確かに「教えてはてなダイアリー」とかぶります。性質や方向性は同じです。』

# alcus 『保安官バッチみたいなもんでしょうか?』

# yukatti 『「教えてはてなダイアリー」原案発案者です(クラブ立ち上げ人はsugioさん)。「教えてはてなダイアリー」は「はてなダイアリーを使っていてわからないことをユーザー同士で気軽に教え合う」という善意の相互互助的なクラブです。質問と回答が公開の場で行われることではてなダイアリー内の共有財産となっていく……という意味で、回答者だけでなく質問者も貢献しているんですね。また、質問者と回答者はいつでも立場が入れ替われることになります。

で、この相互互助の活動に保安官バッチのような「自治会」の後ろ盾が必要かどうかというと、わたし個人は「必要ない、いらない」と考えます。「教えてはてなダイアリー」で回答者に与えられるべき「後ろ盾」は、その回答者自身の力量であり、「教えてはてなダイアリーが善意による相互互助的な活動である」という保証です。回答者の力量というのはよりよい回答が出来るだけの知識なり力量なりを持っているかどうか、教え方や対話がきちんと出来る人なのかどうか、などによるもので、その人自身の力によって獲得できた信頼がその人自身の後ろ盾となります。具体的にははてなダイアリーに詳しいかどうか、HTML, CSSの知識が正確で豊富かどうか、などなどですね。

「自治会」の後ろ盾、というものをgliffさんが具体的にどう考えていらっしゃるかわかりませんが、もしそれが前述した本人の力量とは無関係な、ただ名だけの実態や内実のない後ろ盾なり保証なりであるなら、「教えてはてなダイアリー」回答者の空虚な権威化につながるだけで害になるばかりだと思います。』

# yukatti 『それからgliffさん、出来れば「教えてはてなダイアリー」回答者(いわゆる『偉い人』)に「妖精さん」という表現は使わないで頂きたく思います。いわゆる「(キーワードの)妖精さん」と紛らわしいですし、場合によっては「妖精さん」は良いイメージではないので。』

# gliff 『妖精さんの件、気をつけます。』

# gliff 『「後ろ盾」の表現についてですが、うまく説明できてないかもしれません。yukattiさんのご意見ごもっともです。個人で出来ることはそれで歓迎すべき事と思います。実際、私も昨日の質問などでお助けいただいております。今のところ不満はないのですが、逆に自分から積極的に助けを求めるときなど、頼りになる場所やグループがあるといいなと思うのです。』

Yraids’ Sucla 2004-06-16より

で、上記私見を踏まえて以下。なんか時間がないので簡単にまとめます。後で何か書き足すかもしれません。

「はてな自治会」には反対

個人的には、原案の「はてな自治会」には反対。

理由は

とほぼ同意見です。

id:sasadaさんのid:sasada:20040616#cにあるid:jounoさんの組織化・権威化への嫌悪も気分的には同調します。たとえば、昨年の夏前のキーワードツリーを巡る「妖精さん」たちの活動とその後のキーワードツリーの崩壊。id:DocSeri:20040616#1087381758でも指摘されている、今回の映画百選の件。少なくとも今年2月のクラブ創設の頃には冗談めかした、ちょっといい加減で緩くて軽いニュアンスの造語だったはずの「はてなダイアラー」が(電話のダイアルみたいと揶揄の対象でもあった)、いつの間にか一部の人にとってはそれがイコール所属団体を指す語として権威のある語となっていた……。

代案あれこれ

「自治会」は反対なんですが、反対だけではなんなので少し代案を。かわりに以下のような活動はどうでしょうか。

  • コメント求む」の発展系として、議論のまとめページを作成する有志(世話人)活動のはてなダイアリークラブ=名称として「はてなダイアリーユーザー資料室」(または会議室 など)
    • はてなダイアリーでは「はてな自治会」で提唱されているような活動は既に様々に行われているわけですが(id:alcus:20040616#p2)、不足しているものがあります。議論が日記やキーワードのコメント欄などで行われてあとから議論を追いかけるのが難しい。それらを簡単に辿れるようにきちんとまとめられた「議論のまとめページ」や、はてなダイアリーの歴史(?)をまとめたような資料的なもの(かろうじてキーワード作成ガイドライン資料集ですが、これもただ羅列しているだけなので根気がないと辿りにくいと思います)など、つまり「取りまとめ」が不足しているんですね。
    • 流動的なメンバーである有志が、はてなダイアリーで行われているある議論について(キーワード問題に限らない)、他のダイアリーユーザーが日記なりキーワードのコメント欄で展開した議論を取りまとめ。
      • 近いイメージとしては「コメント求む:キーワードせっかく」。
      • 取りまとめ者は根気と知的な力量を持ち、冷静に振る舞える人を望みたい。
      • 取りまとめ役は中立の立場を保つ。
    • 要請があれば議論の場を提供。議論捕捉用キーワードを立てるなども行う。
    • とりまとめ役とは別に数名の「世話人」役有志がクラブメンバーとして議論の場を整える役割を担う(キーワードの整理整頓、議論リンク集の追加など)
    • これら有志は権威は持たない。あくまで議事進行役であり、議事記録係であり、黒子役として振る舞う。また、議論でなんらかの決定なり結果なりが得られてもそれは「議論の結果」であり、決して「資料室」(会議室)の有志が発信する結果ではない。

もしくは、「使い方などの質問をしたりアドバイスが欲しい時に頼りになる場所やグループが欲しい」ということであれば、はてなダイアリーの使い方を積極的に考えるはてなグループを作ってみればどうでしょうか。

6/17追記。この「はてなダイアリー研究グループ」の発想は重なってるところがあると思うんだけど、id:mutronixさんのid:mutronix:20040616#hatenajichikaiまったくの有志が、まったく無責任に、「それってこういうことだろ普通」といって、その有志の中だけで合意をまとめる「言うだけ番長」みたいな集まりがあれば、歓迎したいid:mutronix:20040616#hatenajichikai」というようなはてなグループも良いかもしれない。というか、原案の発想の精神的原点をわたしなりに考えていたのだが、昨日書いているうちにだんだんこれは単に*2「話を聞いてくれる人に相談を持ちかけたい」という保健室があれば……というシンプルな話のように思えて(id:sugio:20040616#c参照)きた。実はこのmutronixさんのアイディアがいちばん原案の欲するところに近いような気がする。持ちかけた話題を考えてくれるシンクタンク集団、コメンテーター集団。

また、様々なユーザー活動をメタ的に集束したいのなら

  • はてなダイアリー・ユーザーフォーラムを活性化。ボランティア的なユーザー活動をとりまとめる。活動を広報したり、新アイディアやメンバー募集などをアピールできる場とする。
    • 無理にそのキーワードを使うこともないのですが。

こんなところで。

*1:風野先生のぱどの部屋、見つけてしまいました。

*2:「単に」ではあるけれど実際に立ち上げて運営維持していくのはとても難しいと思う。けどまあその点は割愛。

jounojouno 2004/06/16 22:31 ぱど。あれ、はてなのコメント欄とかid記法の使い方でもちょっと似た傾向はありますよね。

yukattiyukatti 2004/06/17 11:27 あ、そうですね。はてなダイアリーも大きくなったので普段見ているところのほうが一握りになっていて、たまにキーワードを辿って巡回すると「全く知らない価値観やマナー(?)で動いている(と思われる)世界がある!」と気付かされる時があります。「はっこれは……(読んでて文章の流れが全然分からない)」→リンク先やリファを辿って判明、というパターンとか。世代の断絶といわれればそれまでかもしれないけど……20歳代前半とおぼしき層の日記に多い気がします……挨拶で始まっていたり「ですよ!」「けれども。」という語尾が多いのも特徴か。

yukattiyukatti 2004/06/17 13:29 いろいろ考察してみました。大した結論になっていないけど。

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