7年ほど前に、平取締役や部次長向け研修会の教科書を作った。

組織(軍隊)での組織論(「ハンス・フォン・ゼークト」による)


人間は4種類に大別出来る。その、組織(軍隊)でのすみわけ。

  1. 勤勉(まじめ)で頭の良い(カンの優れている)人
    組織で一番必要、参謀(部門長を含む)に適任で、勝つための戦術を立案できる。
  2. 怠け者で頭の良い(カンの優れている)人
    前線指揮官として、必死で生き残るために的確な指揮を行う事、他の部隊(友軍・兵站
    {ロジスティック})からの協力を得て(影響力を及ぼして)目的の貫徹が可能。
    cf.「ロジステック革新」 下村博史 生産性出版 cf.キーワード:3PL
  3. 怠け者で頭の悪い(カンの悪い)人
    命令された事しか出来ないが、必要十分、全ての障害を打ち倒し目的を貫徹する。
  4. 勤勉(まじめ)で頭の悪い(カンの悪い)人
    銃殺すべき人、間違った命令でも延々と続け、気が付いたときには取り返しが
    付かない状況に陥っている。 また陥っていることにすら気が付かない。

 現代においては、「怠け者で頭の悪い人」と「勤勉で頭の悪い人」に、イエスマンを含めるべきか? 諸般の状況変化、得に業界状況・顧客の変化に気が付かずに、過去の成功体験のみを頼りに、「上司が決定してくれないから…」では済まされません。 自ら改革しなければ組織(会社)は倒産! 「権限委譲が成されない?」待っているだけでは自滅です。 自らの立場で、影響力を及ぼせる範囲に影響力を! それが、自ら発するエンパワーメント(権力の行使)!!

  • 昨日はWorkshopだったが、7年前に在籍した会社での強制研修会資料

    教科書を作るのはけっこう大変だった。 組織の意図に気がつかず、
    黙々と、与えられた仕事をこなすだけの人罪を処分するのは難しい。