1/31に開催された第12回同盟オフで、全勝優勝したパーティを紹介します。
今回のルールは幻・禁止伝説各1匹ずつ採用ありのシングル66（催眠なし）です。
せっかくアルセウスが使えるルールということで楽しみながら考察した＆結果も出たので記念に記事に残しておきます。
【パーティ】
| 種族名 | 性格 | 技１ | 技２ | 技３ | 技４ | 持ち物 | 特性 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ラティオス | 臆病 | りゅうせいぐん | りゅうのはどう | サイコショック | じこさいせい | こころのしずく | ふゆう |
| ゲノセクト | 控えめ | むしのさざめき | とんぼがえり | かえんほうしゃ | れいとうビーム | こだわりスカーフ | ダウンロード |
| バンギラス | 意地っ張り | ステルスロック | ストーンエッジ | おいうち | けたぐり | オボンのみ | すなおこし |
| クレッフィ | 穏やか | リフレクター | ひかりのかべ | でんじは | イカサマ | ひかりのねんど | いたずらごころ |
| アルセウス | 意地っ張り | しんそく | じしん | シャドーダイブ | つるぎのまい | いのちのたま | マルチタイプ |
| ゲンガー | 臆病 | シャドーボール | ヘドロばくだん | ほろびのうた | みちづれ | ゲンガナイト | ふゆう→かげふみ |
【概要】
アルセウスが使えるルールにおいてアルセウスが最強なのは昔行われたクリスマスカップ等でも周知の事実。
よって今回も即決で「つるぎのまい」＋「しんそく」アルセウスをエースにしたパーティを組むことを決定した。
シングル66において、積み技＋先制技をメインとしたエースアタッカーが弱いわけがなく、特別なサポートを抜きにしても無理やり「つるぎのまい」を使える耐久の高さがあるのは心強い。
全抜きのサポートにステロ要員が欲しくなるが、今回はバンギラスをチョイス。このルールのトップメタとなるアルセウスの対策として「しんそく」無効で「みちづれ」を持てるメガゲンガーが真っ先に浮かんだため、相手のゲンガーをバンギラスの「おいうち」で狩ってからアルセウスで全抜きを狙えるようにした。
その他気をつけたのは全員が高種族値で、一般枠でも伝説に対してパワー負けしないように構築した。クレッフィのみ種族値が低いが、こいつの強さはむしろ伝説戦でこそ生きているように感じた。
決定力をアルセウスに頼り切りだと相手のマークが厳しかった場合に苦しい展開になるので、サブの勝ち筋としてラティハッサムの上位互換となり得るラティゲノセクトを採用した。
【個別解説】
■ラティオス＠こころのしずく 〔ふゆう〕
臆病 156-**-100-182-130-178
りゅうせいぐん りゅうのはどう サイコショック じこさいせい
●採用理由
今回のルールでは地味に『こころのしずく』も禁止されていなかったので個人的に注目していたポケモン。
アルセウスが物理火力なので、特殊エースが欲しかったため採用。
また、強力な伝説枠であるグラードン、カイオーガへの繰り出しが可能な耐性を高く評価している。
●技構成
・りゅうせいぐん
あまり撃たなかった。けど縛り性能を考えるとやはり持っていたい。
・りゅうのはどう
とくこうダウンを気にせず連打出来るためこちらの使用頻度が高かった。
・サイコショック
通常では起点にされかねないゼルネアスやニンフィア意識で採用。予選では見事ゼルネアスを返り討ちにした。
・じこさいせい
こだわりじゃない利点として。タイプ優秀で繰り出しが多くなりそうなので入れたが殴った方が強かった。
●持ち物
『こころのしずく』
壊れアイテム。『こだわりメガネ』の火力を持ちながら技を選びなおせる。
試合中は『こだわりメガネ』を偽装した動きを意識していた（要所で奇襲を仕掛けるため）上に、とくぼうが上がってもスカーフカイオーガのしおふき２発で死んだので結果的にこのアイテムの意義は薄かった。
■ゲノセクト＠こだわりスカーフ 〔ダウンロード〕
控えめ 146-126-115-189-115-151
むしのさざめき とんぼがえり かえんほうしゃ れいとうビーム
●採用理由
幻枠として採用可能なポケモンの中で、強いと思えるのがジラーチとシェイミとこいつぐらいだった。
「とんぼがえり」を持てること、多彩な技を覚えることで非常に66向きのポケモンと言えるので、
使えるルールがあれば是非一度使ってみたかったので採用。
ハッサムと同じタイプでありラティオスとの縦の相性は抜群で、攻撃範囲と素早さが強化された代わりに
耐久が脆くハッサムのような感覚。耐性を駆使すれば２、３回は交代出しも出来た。
●技構成
・むしのさざめき
メインウェポン。デオキシスやミュウツー等の高速エスパーが使用可能なので弱点を突いて上から縛れるこの技は貴重。
・とんぼがえり
ダウンロード発動により強制交換力が増すので、基本的にこれを撃っているとアドが取れた。弱い理由がない。
・かえんほうしゃ
ラティオスやアルセウスが苦手とするハッサムやナットレイ、エアームドに刺す。火が吹ける鋼は強い。
・れいとうビーム
ドラゴン対策。ボーマンダやレックウザ等、ハッサムではどう頑張っても不利なキャラを屠るのは気持ちがよかった。
●持ち物
『こだわりスカーフ』
素早さが中途半端だが先手で動けるなら勝てるというキャラが多いので採用。
アルセウスやレックウザ、デオキシスの「しんそく」が半減なのが非常に偉く、ストッパーとしても終盤の
抜き要員としても活躍してくれた。
先発での様子見として非常に便利で、不利なら先手「とんぼがえり」で逃げ、有利なら殴るというシンプルな立ち回りで
試合序盤のペースを握りやすくなった。
■バンギラス＠オボンのみ 〔すなおこし〕
意地っ張り 207-176-131-**-145-83
ステルスロック ストーンエッジ おいうち けたぐり
●採用理由
アルセウスメタとして採用されそうなメガゲンガーを逃さず狩るために採用。
他にも伝説に多いエスパータイプや飛行タイプを相手に出来るのが優秀。
伝説戦だろうと無理なく試合の中で「ステルスロック」を撒ける圧倒的な耐久力はさすがの一言。
●技構成
・ステルスロック
アルセウスの全抜きサポートとして。
・ストーンエッジ
一応のメインウェポン。メガレックウザだけを意識するなら冷凍パンチの方が命中は高い。
・おいうち
ゲンガーへの対策。他にも邪魔なポケモンを狩って他のポケモンを通しやすく出来るので優秀。
・けたぐり
同族やアルセウス意識。他にも伝説は重いポケモンが多いのでストーンエッジを外したくないときの保険として。
●持ち物
『オボンのみ』
繰り出し回数が増えることで多くの仕事を任せても過労死しにくくなった。
■クレッフィ＠ひかりのねんど 〔いたずらごころ〕
穏やか 164-84-121-100-143-95
リフレクター ひかりのかべ でんじは イカサマ
●採用理由
アルセウス自身は壁サポートなしでもほとんどの相手を起点に出来る耐久力があるが、サポートをすることによって
複数回「つるぎのまい」を狙えたり、メタモン等にコピーされる展開でも壁の分で差をつけて殴り勝つことが可能になる。
また、壁サポートだけでなく〔いたずらごころ〕＋「でんじは」で相手の全抜きを阻止する役割も担う。
アルセウスやレックウザの「しんそく」が半減なのでこれらにマヒを入れつつ後続で処理出来る。
●技構成
・リフレクター、ひかりのかべ
採用理由でもある耐久サポートの定番。殴り合いが多い伝説戦では真価を発揮しやすい。
・でんじは
味方の鈍足ポケモンのサポート、相手の高速ポケモンの処理ルート増加、痺れを狙った起点作り等用途は多岐に渡る。
・イカサマ
アルセウスにマヒを入れた後に殴れないと複数回「つるぎのまい」を積まれるので採用。相手の火力が高いので強かった。
●持ち物
『ひかりのねんど』
壁ターンを伸ばす。
■アルセウス＠いのちのたま 〔マルチタイプ〕
意地っ張り 196-189-140-**-140-172
しんそく じしん シャドーダイブ つるぎのまい
●採用理由
神だから。採用しない理由が「持っていない」以外に見当たらない最強モンスター。
種族値ALL120族はやはり強く、サポート抜きで相手を無理やり起点にして殲滅していく様は種族値の暴力だった。
●技構成
・しんそく
タイプ一致かつ優先度＋２のメインウェポン。スカーフや高速アタッカーのストッパーもこなせる。
・じしん
しんそく半減の岩・地面対策。しんそくで倒せないゲンシグラードンが倒せるのはでかい。
・シャドーダイブ
上記で対策できないゴーストタイプ相手に撃つ技。耐久の高いクレセやヤドランも仮想敵。
タイプ不一致ではあるが威力が高い＆必中なのが偉い。
・つるぎのまい
攻撃上昇から抜いていくのが基本なので採用。どんな時でも高い耐久から使う隙を生み出せるため、強い。
●持ち物
『いのちのたま』
これがないと全体的に火力が不足してしまう。反動で耐久が削れるのは痛いが、こいつが消耗しきる前にだいたい相手が
６匹失うので問題なかった。
■ゲンガー＠ゲンガナイト 〔ふゆう〕→〔かげふみ〕
臆病 135-63-81-182-94-178
メガシンカ時：135-63-101-222-114-200
シャドーボール ヘドロばくだん ほろびのうた みちづれ
●採用理由
トップメタとなるアルセウスの全抜きをストップするために採用。「しんそく」無効でメガシンカ後であればアルセウスも抜けるすばやさを持つので、非常に頼もしい存在である。その火力とすばやさから多くの伝説枠を相手に出来る上に、不利なら「みちづれ」で無理やり持っていけるのが強い。「ほろびのうた」でアルセウスにとって面倒な耐久ポケモンを潰す役割も持てる。
●技構成
・シャドーボール
安定した威力のメインウェポン。通りがいい上にノーマルアルセウスが苦手とするゴーストに刺さるので相性がいい。
・ヘドロばくだん
フェアリーへの打点。ゼルネアスがいるルールなので無視は出来ない。
・ほろびのうた
対策していないと痛い目を見そうなコンボパへの対策として。
・みちづれ
アルセウスを始めとする全抜きアタッカーの全抜き阻止。
＊ ＊ ＊
普段やらないルールを考察するのは楽しいですね。
来月にあるカントークラシックでは久しぶりに公式で66が採用されるらしいので、これも考察し甲斐がありそうです。
（その時期忙しいので参加するかはあやしい）
また、今年も真皇杯が始まるのでそろそろ63にも本腰入れて行きたいところ！
参加される皆さん、頑張りましょうｂ
それではまた次回ノシ
