前作Ⅰの感想 → http://d.hatena.ne.jp/yukiaki042/20120211/1328944191
平日レイトショーを観賞。観客は15人くらいでした。平日とはいえ少ない印象。2作目なのとPG12のせいかもしれない。
公式サイト → http://www.berserkfilm.com/index.php
面白かった。
前作でもそのクオリティの高さには十分満足していましたが、今回は全てにおいてそれ以上の出来で、一人の原作ファンとしては本当にケチのつけどころのない出来だったと思いました。
特に戦闘シーンは素晴らしく騎馬同士のぶつかり合いはその音響効果もあって劇場で見て良かったです。
ガッツの100人斬りも、ガッツの圧倒的強さとそれでも絶望的なギリギリの状況が描かれていて手に汗握りました。
そして持ち上げるだけ持ち上げといて忍び寄る絶望への足音。その直接のきっかけとなったグリフィスのシャルロット姫夜這いのシーンは異様に長くて濃厚でエロかったですが、そんなことよりもこの後の絶望への期待感からか(僕は最高のバッドエンドをこの映画に求めている)、「グリフィスやっちまったなー。失策だなー。でも半分くらい自分でも分かってやったよなあー。完全に自業自得だなー」とグリフィスの今後の没落を想像してニヤニヤしていました。
「あなたは私の夢の実現への道に転がる石ころだ」とかドヤ顔で言っていた男がたった一つの失敗で墜ちていく。なんと世の中は不思議なことだろう。
映画の最後には最終章の予告編も流れて今年の冬が待ち遠しいです。
・・・ていうかすっごいこれからというところで終わっているのでどうか延びずにお願い致します。