汲む

昨日ふと、茨木のり子を思い出した。
鎮魂歌―茨木のり子詩集

そうね、特に女の人なんかそうだと思うんですけど、愛されることばかり考えてて、だからとっても甘ったれですよね。親に対しても、友人に対しても、恋人に対しても。
愛するというのはどういうことか、少しめざめてほしいのです。相手の欠点も、だめ部分も含めて能動的に愛するってことは大変ですけれどねえ、自分も傷つくし。
あんまりいい答えになってないなあ(笑)、はたちのひと達にいうことばとしては。
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「汲む」という作品があって、初めてその詩に触れたのが高校生の時で、背すじが正されてしまったことを、おぼえていて。きっと、素敵なおんなのひとなんだろうなぁ、とぼんやり想像しては、時々何かに迷ったときに、こっそり詩集を取り出して、改める。
今日、身近な人から、気持ちに余裕がなくなってきてるんじゃないの?といわれた。