淑女たちのSex and the city〜第11話〜

yukiguma2008-09-15


愛を試す。
それはあさましい行為かもしれない。
でも知りたい、彼女の本当の気持ちを。
好きと言ってくれたその言葉を
信じさせてほしいから……。




でもそんな賭けは、ヘタレちゃん相手にはしないほうがいいみたいね。
愕然とするのはこっちのほうですからねw




はい、というわけで今回のネタもすごいですよー。超クジラ級。
コパンダちゃん、今週末はなんと、ヘタレちゃんに誕生日をスルーされました〜!(拍手〜☆


すごいよね、好きな人の誕生日を忘れるって。
しかも、特別な関係になってからすぐの、初めての誕生日ですよ。
かなり張り切ると思うのよね、普通はね。


ただ、この件は、淑女連では「忘れられて悲しい思いをするのはコパンダだから、前日に『明日、誕生日なんだぁ〜(はぁと)』とか、さりげに念押ししておいたほうがいい」という、ちっともさりげじゃない意見が出ていました。
ヘタレにまったく期待していない淑女連ならではのあたたかな友情コメントです。


しかし、乙女コパンダは「ううん、言わない」と、頑として首を縦にふりませんでした。
ちょっと前の話だけれど、「誕生日はいつですか?」って向こうから聞いてくれたんだそうです。
だからきっと何か考えていてくれるはず。
そう、私のことを本当に好きなら……。


ところがそんな乙女の夢破れ、マジ傷心のコパンダです。
お誕生日を迎える夜から「もしかしていきなり東京に来てくれちゃってたらどうしよう」だなんてハラハラドキドキしつつ待っていたそうですが、本人どころかおたおめメールさえ来やしない!w


そのうち朝になり、いつもの、フツーの「おはよーございマース♪」みたいなメールが届くにあたり、「うわ、マジ忘れられてる…?」と絶望的な気分になったそうですが、「いやいや、お昼に宅急便で100万本のバラが届くかもしれないよ?」という雪ぐまからの無責任な慰めメールを信じて、ジッと待つこと18時間。


パソコンのメールも見た、ドアの郵便受けもマンション玄関の郵便受けも見た、職場のメールや郵便物まで確認した……、なーんもない!!!


ちょっとぉ〜……。
と、思っていたら、ピンポーンとチャイムが鳴って宅急便が!


キタワァ!


いそいそと受け取ったら、それはなんと別れた元カノからの荷物でした。


開けてみるとそこには、コパンダ好みのかわいいパジャマと、返してもらう予定だった合鍵が。
そして「お誕生日おめでとう」と一言だけ、そっと書かれたカードが添えてあって……。


そう、元カノはただ合鍵を突っ返すのではなく、コパンダのお誕生日が近いことをちゃんと覚えていて、きちんとその日に、プレゼントを添えて返してきたのです。
しかも、これものすごい奇跡だと思うんですけど、そのプレゼントのパジャマが、先日コパンダが買い替えたばかりのパジャマとまったく同じものだったんですって!


つまり元カノは、コパンダが何も言わなくても「そろそろ新しいパジャマが欲しい頃だろう」と気づいており、そのうえコパンダの好きなお店も、どんな好みかも熟知しているということです。


それは、コパンダのことを本当に、心から好きだからこそわかること。
たとえ表面上は俺様で、エゴイスティックな人だったにしても。


(;く。ま)<それ、かなりクルよねぇ……
(;コдパ)<もー、よろめきましたよ、そりゃあ……


複雑な思いを抱きつつ、「プレゼントありがとう」と短いお礼のメールを書いたところ、元カノからもすぐにメールが返ってきて、そこには「仕事が忙しいのが落ち着いたら、誕生日のお祝いにご飯を食べにいきましょう」と書かれていたそうです。


( さ 。る)<向こうはまだ好きだよね、これは。
(;コдパ)<んー…、うー……
( く。ま)<でも温度感がすばらしいよね。素っ気なくも押し付けがましくもなく、愛のある感じで。
(;コдパ)<そう、そうなんだよね……


少し迷ってコパンダちゃんは、「そうですね、ありがとう」と返したのだとか。
♪揺れる乙女心〜、よくあ〜る〜で〜しょぉお〜?(by竹内まりや)って感じねw


ま、でも揺れますよこれは。
かたや恋愛の始まりに誕生日をスルーし、かたや別れた相手にこれだけの気遣いをするんだから。


だけど、別れたことを後悔させないでほしい。
お願いだからこれ以上、悲しい気持ちにさせないで。
忘れていたのは許すから、なんとか挽回して。


そんな思いでコパちゃんはもうすぐバースデーが終わる23時30分、意を決してヘタレちゃんにメールを送りました。


「あーあ、もうすぐお誕生日が終わっちゃうな……」


さあ、どうなるこの恋?! 


つづく。(引っ張るねぇ〜アタシwww