エリザベス:ゴールデン・エイジ(025)

監督:シェカール・カプール
出演:ケイト・ブランシェット/ジェフリー・ラッシュ/クライヴ・オーウェン/アビー・コーニッシュ
ヨーロッパで宗教対立が激化していた1585年。女王エリザベスⅠ世が治めるイングランドプロテスタントを信仰していた。国内ではカトリック派の陰謀がささやかれ、国外ではカトリックの超大国スペインがイングラント討伐を狙うなど、まさしく内憂外患。未婚の“ヴァージン・クイーン”エリザベスは、国に生涯を捧げる覚悟であった。しかし、新大陸から帰還した青年航海士ローリーが現れ、彼女の女心は揺れ動く…。洋画専門チャンネルザ・シネマより

思ったよりも政治メインのストーリー展開で面白かった!そして何よりも美術が素晴らしい。特にハイビジョンだと、衣装の細部までくっきりと鮮明に映し出されて、そこもまたうっとり…。
ケイト・ブランシェットは前作「エリザベス」ではまだ初々しかったけれど、今や堂々たるものです。すっかりエリザベス1世女優ですな。
女王という立場はなんて孤独なんだろう…。一人の人間としての幸せを求めることを諦めて、君主としての責務を果たすことが最優先という人生は、どれだけ豪華絢爛な衣装や宝石を身にまとっても足りないくらいだよ。スペインとの戦で、エリザベス1世が自ら甲冑を身につけて陣地に赴くシーンはかっこよかった!
それにしても、これは2時間ではものたりない。長編ドラマでじっくりと見たいものだ。