今朝は雪が溶けずにアイスバーン状態に‥

今朝は昨日溶けずに残った雪が、
アイスバーン状態になってしまっていましたね。
昨夜の帰宅した時には、「意外と早く溶けたな」
という感じがしていましたけど、
今日改めて歩いてみると、北側で建物の影になっている所は、
まだまだ雪が沢山残っていました。
そこが今朝は凍ってしまっており、
気をつけて歩かないと転びそうになるって感じでしたね‥(^^;)
今朝の名古屋は、最低気温が氷点下5度予想でしたけど、
そこまでは寒くなかったカナ、という気がしました。
普段とはあまり変わらなかったような‥

 「天使の卵―エンジェルス・エッグ」(はてな年間100冊読書クラブ 87/50)

天使の卵 エンジェルス・エッグ (集英社文庫)

天使の卵 エンジェルス・エッグ (集英社文庫)

  • 電車の中で出会った女性に一目ぼれ、少し前の「電車男」カナ(^^;)

主人公は画家志望の予備校生・歩太、彼には恋人の夏姫がいますが、
夏姫が現役で大学に合格したのに対して、
歩太は大学に落ち浪人を余儀なくされます。
そんな状況の違いもあって、二人の関係はすれ違い気味に
なりつつある時に、電車の中で出会った女性・春妃に
歩太は一目ぼれしてしまいますね。
ラッシュアワーの混雑から彼女を守った」ことがきっかけですが、
これは「電車男」のシチュエーションと似たところがありますね。
この「天使の卵」はもうずいぶん前の作品ですけど、
今も昔も一種の「運命的な出会い」は変わらないって感じでしょうか。

  • 懐かしいって感じですね、若き故の燃え上がる恋心

父を見舞っている病院で精神科医の春妃と偶然再会し、
また話していくうちにフィーリングがあうことも解って、
歩太の恋心は一気に加速していきますね。
このあたりは「若き故の激しい恋だよな〜」という感じがしました。
高校生頃の、一旦燃え上がった恋心は、なかなか抑える事が
難しいですからね‥私も経験ありますけど‥(^^;)
第一印象は顔で判断してしまう事が大きいですけど(苦笑)
やっぱフィーリングが合う、という点は大きいですよね。
話していて悉く気が合ったりすると、
「この人こそ運命の人」と思い込んでしまったりして。

  • 年の差がある二人が次第に接近して‥

春妃は未亡人であること、年上(8歳上)であることなどから
最初は歩太の気持ちを交わそうとしますが、
春妃の担当だった父が自殺したことにより落ち込む春妃を
歩太が慰めたり、春妃に言い寄る先輩医師から
歩太が春妃を助けたことなどをきっかけにして、
二人は結ばれますね。もっとも歩太と夏姫は既に別れていますけど、
実は春妃と夏姫は姉妹だということもあって、
「妹の恋人を寝取ってしまう」点も、
春妃が気が進まなかった理由の一つでしたね。
もっとも姉妹の修羅場はきちんと用意されていましたけど(笑)
この本とは逆ですけど、「姉の恋人を妹が寝取ってしまう」
というシチュエーションは、かなり昔に「想い出に変わるまで」という
ドラマがありましたね、確か今井美樹さんの主演で。

しかし結末は衝撃的でしたね‥
ようやく歩太の思いがかなったところなのですが、
幸せは長く続かず、永遠の別れが訪れてしまいます‥
私はハッピーエンド好きなので(笑)、
この展開は、読んでいてちょっと辛かったカナという感じでした。
妊娠を自覚した春妃が、年の差等で躊躇して歩太には
伝えることが出来ていなかったものの、生まれてくる子供のために
靴下を編んでいたエピソードとか‥泣けますなぁ。
最後に会った時に「春妃にキスしておけば良かった」と
歩太が抱いた後悔、これもありますよね‥
相手が死んでしまっては、今更謝れないですし、
残された人にとっては、悔いがずっと残ってしまいますね‥
少し例は違いますけど、「親孝行は親の生きているうちに」
って感じですね。私も少しは親孝行しておかないと‥(^^;)
‥って最後は話がかなり逸れてしまいました。
まさに「止まらない・止められない」熱い純愛ストーリーでしたね。