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2006-10-17 面白そうな「のだめカンタービレ」

[][] 「華岡青洲の妻」 (はてな年間100冊読書クラブ 121/100)

華岡青洲の妻 (新潮文庫)

華岡青洲の妻 (新潮文庫)

日本で最初に乳がんの手術を成功させた華岡青州ですが、

その裏には自ら「人体実験」としてその体を差し出した

妻と姑の存在があった‥という感じのストーリーでしたね。

随分昔の小説で、私は今回始めて読みましたが、

扱っているテーマ現在でも有り得る「嫁姑問題」

ということで、今現在読んでも

全く色褪せない内容になっていますね‥(^^;)

「夫の研究のために、自らの命を差し出すことも厭わない嫁」

という事実に注目すると美談に思えますけど、

この小説では妻と姑がお互いに激しく対抗意識を

むき出しにして「献身」しているため、

読み進めるに従って、お互いの醜さも窺えたりして

必ずしも美談には思えなくなってしまったりしますね‥(^^;)

  • 「憧れの姑」から「夫を巡るライバル」へ、その落差が印象的です‥

加えて、序盤では、「もともと妻は姑の姿に憧れていた」

という設定を用意してあります。

そのため姑に憧れていた妻、そしてその姑から

「ぜひ息子の嫁に」と見込まれて有頂天になっていた

妻の姿と、結婚後「憧れだった筈の姑」と、

お互いライバル意識をむき出しにしている姿、

その対比が印象的でもありますね。

人体実験は最終的には成功して、青州は麻酔薬を完成させますが、

副作用で妻は最後には盲目になってしまいます‥

しかし妻は夫を恨むことなく、

むしろ「自分のほうが夫の研究の役に立った、姑に勝った」

という心境に達しているのが、凄いって感じですな‥(^^;)

私がもしこの妻の立場だったら、

とても夫のためにそこまでの行動は取れないだろうな、

と思ってしまいました(笑)

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