「明日の記憶」(テレビ放送)

  • 昨年の公開から1年、地上波に登場

昨日から7月、今年ももう後半なんですね。
昨日はテレビで映画「明日の記憶」が
放送されていたので、見てみました。
9時からは、NHKスペシャルの「インカ帝国」と
どちらにするのか迷ったんですけどね〜。
その「明日の記憶」は、
既に昨年劇場で見ているので、
取り立てて目新しい感想・発見等は無かったです。
(昨年見たときの感想は↓)
http://d.hatena.ne.jp/yukino77/20060523/p2
ただ、前回見た時に印象に残っていたシーンは
今回もやっぱ良いな〜と思いました。
まぁ良い映画だな、と思ったからこそ
今回もう一度見てみた訳ですけどね。
そういえば昨年見に行った時は、
周りの観客は熟年夫婦ばかりで
明らかに浮いていたなぁ‥
といったことを思い出してしまいまました(^^;)

例えば、渡辺謙演ずる主人公の退職の日に、
部下たちに見送られるシーンは涙をそそりますね。
また、ラストシーンでは、
主人公はアルツハイマー病が進行し
遂に最愛の妻のことさえ忘れてしまいます。
妻は夫が発病して退職後、生計のために働きに出て
更にアルツハイマーの夫の世話もこなしています、
それが最後にこういう結果では、
救いようが無いなぁ‥と思いつつも、
アルツハイマーを治す薬が
未だ発見されていない現在では、
これが現実なんですよね‥
自分の事を忘れてしまったと悟った時の
妻役の樋口可南子さんのなんとも言えない
泣き笑いの表情がやるせなさを感じさせますよね。