「紫式部の欲望」(はてな年間100冊読書クラブ 19/100)

紫式部の欲望

紫式部の欲望

  • 女性ならではの視点で書いた、「源氏物語論」

日本の古典文学を代表する作品である「源氏物語」、
その「源氏物語」について、「物語を書きながら、
作者・紫式部には、こんな欲望を
抱いていたのではないか?」と想定して
書き進めている内容ですね。
なるほど、「女性作者ならではの視点かな」、
という感じがしますね(笑)
男性作者にとっては、このような女性の心理は、
まことに想像しづらい面がありますから‥(^^;)

  • 宮仕えのストレスを、「源氏物語」を書くことによって解消‥?

現代まで通用する文学作品を書いた紫式部
「女性に生まれたことを父に惜しまれた」
才女であったことは、よく知られています。
その一方で、才女という点で
同じ時代のライバル的存在であった清少納言
こっぴどく批判しているところなど、
そのプライドの高さや粘着性を、
うかがわせるところもあります。
そんな紫式部にとって、「思うままにならず、
欲求不満を抱えながらの宮仕え」、
源氏物語」を書くことによって
宮仕えのストレス解消に繋がっていたのではないか、
と著者は推測していますね‥(笑)

  • 欲望を物語内で実現するのなら、筆もはかどったことかな‥と(笑)

「田舎者(近江の君)やブス(末摘花)、
色ボケばあさん(源尚侍)を笑う」という内容は、
宮中で沢山の女性(女房など)と接する
教養を身につけた紫式部の、残酷な欲望でもある。
また、物語上では、彼女たちを登場させることによって、
「近江の君に対する玉蔓といった、
正統派ヒロイン達の輝きがより一層増す」というところは、
頭の良い紫式部なら、意図していた可能性はありそうですね。
その他、「素敵な男性に連れ去られたい」
といった欲望を抱いていたのではないか?
(物語内で、紫の上や夕顔、浮舟などが連れ去られていますね。
‥もっとも彼女達は、源氏の浮気癖に常に心を悩ませた(笑)
紫の上を含め、物語内では不幸な末路をたどっていますが‥)
なるほど、「自分の欲望を物語上で実現させた」、
という実利面もあるのなら、執筆を進める紫式部も、
きっとはかどったことと思います‥(^^;)

 NMB48 山田菜々さんがチームMに移籍

先日、SKE48では大々的な組閣が発表されましたが、
NMB48では、福本愛菜さんを始めとする
卒業メンバーの補充に加えて、チームN山田菜々さんが
チームMに移籍することが発表されましたね。
NMB48にも、既に3つのチームがありますが、
最初に結成されたチームN
他の2チーム、チームM・チームB2との間には
まだまだ格差があると言われていますね。
今回の山田さんの移籍は、上記のような観点から
チームMへのテコ入れ」が目的なのでしょうね。

  • チームMが、チーム4にならないように…

チームMは、キャプテンの島田玲奈さんが
プリクラ流出騒動で「謹慎」した過去がありますね。
島田さん、復帰してかなり経ちますが、
まだまだ、過去を引きずっている感がありますね。
その様子は、同じように「謹慎」した過去を
最後まで吹っ切れないままキャプテンを続けて、
遂にはチームが解散になってしまった、
AKB48・チーム4の大場美奈さんを思い起こさせますね。
チームMがチーム4にならないように」
NMB48の最年長メンバーであり、
その姉御肌の性格が、まとめ役として適任過ぎる
山田菜々さんをチームMに送り込むことによって、
活性化を図る、という感じでしょうね。
でもそういえば、SKE48チームEメンバーと同じように、
山田さんも、チームNのオリジナル公演が出来ないまま
別チームに移籍することになりますね…
チームMの活性化」という大事な任務があるとはいえ、
やっぱ貧乏くじをひかされた、という感は拭えないですな…
もっとも、今現在は、AKB48のチームA、K、B、
SKE48チームS、K、E、NMB48チームN
HKT48チームHと、軽く過半数を超えるチームが
「新公演待ち」の状態なのですけどね…
秋元康P、この状況を、一体どうする積りなのでしょうか…

 「阪神の女房」(はてな年間100冊読書クラブ 18/100)

阪神の女房

阪神の女房

  • 「ずば抜けた存在」では無かったため、謙虚に野球に取り組んで

少し前まで、阪神タイガースの正捕手として活躍していた、
矢野燿大さんの自伝本ですね。入団時は
「ドラフト1位指名」といった派手さは無かった
(=ずば抜けた才能は無かった)矢野さんが、
阪神タイガースの名捕手として上り詰めた
その過程が描かれています。
矢野さんは、いわゆる「スーパースター」ではなかったため、
比較的謙虚に実直に取り組む様子が描かれています。
阪神ファンだけではなく、その他のチームのファンや
野球に関心の無い方でも、興味深く読むことが
出来るのではないでしょうか。
矢野さんは、兄の影響で野球をはじめ、
才能と練習によって頭角を現したものの、
学生時代は「ずば抜けた存在」となるまでには至らなかったそうです。
高校進学時には、スポーツ推薦ではなく一般受験で
滑り止めと予定していた高校に落ち
(これをばねにして猛勉強し、本命の桜宮高校に合格)
大学進学時には、東洋大学のセレクションに落ちたりしていますね。
「挫折を経て、心が強くなった」と回想しています。
まぁ、「高校受験失敗」も、滑り止めですから、
本命の高校に受かってしまえば、尾は引かないと思うのですが、
矢野さんに与えた影響は大きかったそうですね。

  • 恩師との「二度の出会い」で、プロ野球選手に

東洋大学に落ちて、東北福祉大学に進学することになります。
その東北福祉大では、高校時代の恩師が監督を務めていて、
東洋大学の受験前に、矢野さんは恩師の誘いを
一度断ってしまっていますね。気まずさもありながらの
入学となった訳ですが、恩師の下で更に実力をUPさせて、
ドラフト会議で指名されるまでに至ったわけですから、
結果的には東洋大学に落ちてむしろ良かった、
という感じですね。非常に珍しいケースですが、
同じ恩師との「二度の出会い」が、
矢野さんの運命を大きく変えた、という感じですね。
恩師も、高校の監督退任時に矢野さんにユニホームを渡すなど、
矢野さんの実力を見抜いていたようですから。

  • そして、投手の良さをを引き出す「名捕手」に

最初に入団した中日ドラゴンズでは、
実力・意識とも、正捕手の中村武志さんを
超えることが出来ず、伸び悩んでいました。
しかし、阪神にトレードされてからは、
ライバル捕手の加齢による衰え、といった状況も有利であり
正捕手の座をつかむことに成功しましたね。
そして、捕手の大先輩でもある野村克也監督の
薫陶も受けて、名捕手として、花開くことになります。
矢野さんが、「ずば抜けた存在」ではなく、
地道に実力をつけてきたという過程が
「女房役」として、投手の良いところを引き出すところに
大きく寄与したのかな、と思います。
まさに「阪神の女房」ですね。

 SKE48 組閣実施

  • チームEの再編・テコ入れ」が主目的かな…と

今春のメンバー大量卒業が発表されていたSKE48では、
先日の春のコンサートで、組閣・チーム再編成が発表されましたね。
まぁ、9人もの卒業者がいましたから、組閣をするのなら、
このタイミングしかないな、という感じはしていました。
改めて全体的に見てみると、AKB48の組閣と同じように
「リーダーなど、今までのチームの核となるメンバーを残して、
その他のメンバーは大幅に異動」という感じですね。
あと、人気的に伸び悩み感のある末っ子チーム
チームE」のテコ入れを図った、という感じでしょうか。

  • 一気に、一番人気になりそうな「チームE

その「チームE」、現在のチームの中心メンバー、
木本花音さんと金子栞さんを残しつつも、
SKE48の人気の中心・松井玲奈さんが、
チームSから移籍して、リーダーを務めることになりますね。
その上、6期生から、期待の研究生・東李苑さんが
「史上最速昇格」を果たしたりと、話題には事欠かないですね。
他には、チームSから、須田亜香里さんや菅なな子さんも
移籍するなど、精鋭揃い、という感じがしますね。
4期(木本・金子)、5期(菅・古畑奈和さん)、6期(東)と
4期以降のエース格がチームEに揃うことにもなり、
一気に、一番人気チームに躍り出そうな感じですね。

  • チームS」は、珠理奈さんの同世代を集めて、若返り

矢神久美さんや桑原みずきさん、平松可奈子さんなど、
卒業で1期生の中心メンバーが多く抜けるチームSは、
更に、上記の通り、玲奈さんや須田さんも抜けてしまうため、
チームがガラッと変わりそうですね。引き続きチームSに残留する、
松井珠理奈さんと木崎ゆりあさんを中心として、
チームK2から移籍する、向田茉夏さんや石田安奈さんが
加わることにより、「フレッシュなメンバーではないものの、
メンバーの若返り」が図られた感はありますね…(笑)
この4人、ほぼ同世代ですから、お互いに刺激しあうという点でも
効果がありそうな感じはしますね。
そして、リーダーは、手堅くベテラン・中西優香さんが務めますね。
誰もが納得の「新リーダー」ですな。

  • チームK2は、少し微妙かも…

チームK2も、秦佐和子さんや小木曽汐莉さんなど、
人気のあるメンバーが卒業します。
そして「センター」茉夏さんも異動してしまうなど、
それまでの「2期生中心」から、大きく変わりますね。
引き続きリーダーを務める高柳明音さんと、
チームK2残留する古川愛李さんに加えて
チームSから移籍する、AKB48兼任の北原里英さんが
中心となるのかと思います。
しかし、「2期生同期の連帯感が強い」高柳さんと
異分子の北原さんは、上手くいくのかどうか微妙ですな(ぉ
また、新チームK2には、チームEからの移籍メンバーが多いこともあり、
他の2チームと比べると、先行きは一番厳しそうな、
そんな感じがしてしまいますね…
あくまでも個人的な印象ですけど。

 「ストーリーとしての競争戦略 優れた戦略の条件」(はてな年間100冊読書クラブ 17/100)

  • つまり、「売り手側が製品の魅力を確信出来る」ことかな、と。

2011年に話題を集めた、ビジネス本の一冊ですね。
図書館で予約して、借りられるまでに
非常に長い時間がかかりました‥(^^;)
そんな「心待ちにした本」、確かに内容は読み易かったのですが、
特に目新しい内容も、無かったかなという感じです。
少々期待ハズレの心持ちさえ、抱いてしまいました‥
タイトル通り、成功する戦略は、「誰もが面白いと思える、
ストーリーとして、組み立てられている」というのが、
本書の要旨、というところでしょうか。
まぁ、その内容はもっともなところでは有りますね。
「売上・利益確保の至上命令を達成するために、
つじつまあわせのために無理矢理作り上げた」ような
当の社員でさえ「絶対無理」と思っているような
戦略が成功するはずは無いですね。
「思わず人に話したくなるストーリー(=戦略)」というのは、
対象の戦略・製品に、それだけ魅力があると
売り手側が確信している、ということになります。
その製品の魅力が買い手側に伝わって、
結果的に製品が売れる、という段階に行き着くと思いますから。

  • 初心者向けかも、中級者以降には物足りない内容かな‥と

「経営戦略」について、初心者の方にとっては
非常に取っ付き易い、解りやすい本かと思います。
ただ、その手の本を何冊も読んで
学習を深めてきた中級者以降になると、
例えば、本書に「ストーリーとしての競争戦略」が
成功した事例として取り上げられている
パソコンの「デル」や「サウスウエスト航空」の戦略については、
どこかで触れたことがあるのではないでしょうか。
目新しさは感じられないかと思います。
まぁ、日本企業の例として、ガリバーやマブチモーター
取り上げられていて、これらの企業については
戦略論関係の本では、事例として
あまり見かけはしなかったかな、とも思いましたけど。

  • 「ストーリー」とは、「成功させる戦略」のことかな、と。

本書では、「優れた戦略の条件」として、
「ストーリーを成していること」はもちろんのこと、
「成功図を描いて、コンセプトとして落とし込む」
キラーパスを組み込む」といった内容の説明がありますね。
つまり、「優れた発案、アイディア」だけではダメであり、
それをきっちりとした「ストーリー」(=一本の線)として
構築していくことが重要、ということでしょうか。
まぁ、考えてみれば当たり前のことではありますけど。
「ストーリー」とは、「枠組み」という感じかな、と理解しました。
また、「一般的・普遍的な経営戦略論」として仕上がっているため、
「ストーリー」の大元となる、「「優れたアイディア・コンセプト」は、
どうやって生み出すべきか」」という内容については、
触れられてはいないですね‥。
あくまでも、「既に存在するアイディアを、成功路線に乗せる」ための、
シナリオ(ストーリー)の組み立て方の解説、という感じです。

 (雑談)個人的に現在注目の、お天気キャスター

「お天気キャスター」と言えば、
少し前では、NHKニュース7」の半井小絵さんと、
皆藤愛子さんあたりが有名でしたね。このお二人の、
現在の後任にあたる方々が、なかなか可愛いなと思います(笑)
半井さんの後釜は、岡村真美子さんですね。
ニュース7」では、容姿も服装もいつも
「ふんわり可愛い」という雰囲気でまとまっていて、
個人的にはお気に入りのタイプです(笑)
まさに現在の「7時28分の恋人」という感じですね。
もっと、岡村さんのことが、昔の半井さん以上に話題になっても
良いのではないかと思っているのですが…(笑)
もっとも、この時間の放送だと、
毎日必ず見られる訳ではないのが、少々残念ですけどね。

皆藤さんの後釜は、長野美郷さんですね。
高島彩アナの降板後、朝の時間は「めざましテレビ」から
ZIP!」に浮気したりもしていたのですが(笑)
現在は、私が朝食・出勤の準備をしながら見ている
6時30分頃に、長野さんが必ず登場するので、
再び「めざまし」固定になりつつあります…(笑)
三宅アナ、「美郷ちゃん」と馴れ馴れしく呼ぶんじゃない!(ぉ
やっぱ、朝のテレビは「女性キャスター選択」になりますな(笑)
「めざまし」は、番組の構成がしばしば変わるので、
長野さんがいつまでこの時間に登場するのか、解らないですけどね。
出来るだけ長く出て欲しいなと思います。
この時間の長野さんは、屋外からのレポート担当ですが、
強風などの荒天時に見せる、「ちょっと困った顔」が
個人的にはツボだったりします…(笑)
いあ、長野さんは、笑顔も十分可愛いのですけどね。

 「コンサルティングとは何か」(はてな年間100冊読書クラブ 16/100)

コンサルティングとは何か (PHPビジネス新書)

コンサルティングとは何か (PHPビジネス新書)

元・ボストンコンサルティング代表として著名な著者による、
コンサルタント」の歴史、及びその業務などについて語った本ですね。
仕事上でコンサルタントに何か業務を依頼すると、
高いコンサルタントフィーを要求されて、
コンサルタント、ボロ儲けだな」
と実感された人も多いかと思います(笑)
コンサルタントの「知っていること」に対してお金を払うのではなく、
コンサルタントに「考えてもらうこと」に対してお金を払う、
という著者の説明は、なるほど一理あるな、という感じですね。
コンサルタントの意義が、理解できたかなと思います。
「考えてもらう」ため、コンサルタントには、
少し前に流行った「地頭の良さ」が求められるそうです。
また、問題を解決するためには、理想と現実の
「ズレ」をみつけて検証すること、
と解いているところも、なるほど一理あるなと思いました。
高給で就職人気も高いコンサルタントですが、
その分競争も厳しく、自らの限界を悟って
途中で辞めていくコンサルタントも多いそうですね。
高給とはいえ、楽ではないな、という感じですね。

  • 自慢傲慢が過ぎるような、記述もありますね‥

本書は、上記のように「コンサルタント」について
理解が深まる箇所も多いのですが、
著者の尊大な態度が、鼻につく記述もまた多いですね。
まぁ、「朝まで生テレビ」などの著者の態度を見ていれば、
態度がでかい人だな、ということは容易に想像出来ますけど‥(笑)
「自分の意見を聞き入れた企業(ホンダやユニチャーム)は
見事に成功したが、聞かなかった企業(ダイエー)は没落した」
といった内容など、自慢傲慢が過ぎる、という感じもしますね。
また、現職(ドリームインキュベーター)の宣伝のような
記述が見られるのも、私利私欲に走っているという感じで
いかがなものかと思います。
頭の良い方だな、という事は実感出来るのですが、
「お付き合いはしたくない、コンサルタントして
頼みたくは無いなぁ‥」と思ってしまいますね(苦笑)