中山幸雄デジタルノート

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2010-08-21

『iPadがやってきたから、もう一度ウェブの話をしよう』(2010)




梅田望夫さんの新刊が出た。

サバティカル明け、読者待望の一冊である。

タイトルは、『iPadがやってきたから、もう一度ウェブの話をしよう』。

書名、内容にふさわしくiPhone/iPadのAppストアだけでの

電子書籍としての発売である。


今月18日付の梅田さんのブログ

アップルの検閲を通過し発売されたことを知り、

その場で購入・ダウンロード。あっという間に読み終えた。


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巻頭は『おもてなしの経営学』の著者、

プログラマー中島聡さんとの往復書簡。

これから一ヶ月、読者の質問なども参考にウェブ上で二人の対話が続き、

読者はそれを読む権利がある。

梅田さんらしい新しい試みだ。


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1章から3章までは産経新聞

月一回連載された「ウェブ立志篇」の再構成。

僕はiPhoneアプリ産経新聞を無料で読んでいるが、

読み落としていた回もある。

こうして梅田さん自身による再構成で読むのは

思考と情報の流れを整理しやすい。


特に本書はグーグルアップルの動きにフォーカスに絞っている。

現代のウェブ最前線や

ソフトウェアハードウェア・サービスについて

自分の考えをアップデートするには最適だ。


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しかし、読者としてはこの二年間、

いくつかの例外的な仕事を除いて

梅田さんの考えを読むことはできなかったのだ。

そのためすっかりノドが乾いていて、

「あれ、これでもうおしまい?」

と量的に物足りなさが残ったことも事実だ。


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幸い、この本と同時並行していたもう一冊の本、

飯吉透さんとの共著

ウェブで遊ぶーオープンエデュケーションと知の革命』が、

9月8日にちくま新書から発売される。

この二冊と対話することから秋以降の知的活動に備えてみたい。


(と書き終えるや否や、

 シリコンバレーにいるはずの梅田さんから☆が飛んできた。

 僕もだいぶ慣れてはきたが

 このスピード感がいまを生きることなんですね)


おもてなしの経営学 アップルがソニーを超えた理由 (アスキー新書)

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