中山幸雄デジタルノート

中山幸雄デジタルノート



2017-08-04

『東京タラレバ娘』(全10話)(2017、日本テレビ)




台詞が生きているのは

原作漫画のネームが生きているからだ。

日本テレビ2017年1月〜3月に放送した

『東京タラレバ娘』(全10話)を見終える。

原作は東村アキコ


東京タラレバ娘 Blu-ray BOX

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30歳を過ぎた三人組、鎌田倫子(脚本家)、香(ネールアーティスト)、

小雪(父の居酒屋で働く娘)が主人公。

2020年東京オリンピックを独身で迎えたくない!」が合い言葉で、

三人がパートナーを求めて右往左往する。



スマホのショートメッセージで誰かが「第四出動!」をかけると

男がらみの案件女子会で話したいとの暗号

小雪の店「呑んべえ」に集合し、タラレバ話に明け暮れる。

金髪モデルKEY、映像制作会社ディレクター早坂、

ロックバンドBUMKEYSギタリスト涼が三人に絡んで、

物語が展開していく。


重版出来!(1) (ビッグコミックス)

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重版出来!  Blu-ray BOX

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『重版出来!』松田奈緒子原作)(2016、TBS)、

『逃げるは恥だが役に立つ(通称:逃げ恥)』海野つなみ原作)(2016、TBS

に続いて、『東京タラレバ娘』を見た。

どれも面白い。

原作漫画の人気におぶさるだけでない。

キャスティング、演出、テレビならではの工夫(創作ダンス、主題歌開発)があって

テレビ界のクリエティビティ、熱気を感じる。



漫画を創造する作家は

編集者、アシスタントたちに助けられているものの

毎週毎月の〆切に終われ、孤独でネームを書いている。

机の前の、喫茶店・ファミレスのテーブルの前のアスリートだ。

たったひとりの想像力が多くのスタッフ、視聴者を巻き込んで

ヒットドラマに育つプロセスすべてが素晴らしい。

物語りの最初を創り出す

漫画家たちの孤独の時間に敬意あれ!


(文中敬称略)