なんじゃそりゃ!

 午前中にS主任から電話があり、R1のパンフレットが届いたとのこと。
 お昼を食べに外出している間に玄関先に置いてあった。働き者の小人さんのような人だ。
 早速見てみる。おお、流石にパンフレットは格好良い。モデルさんを動員してファッション誌のような仕上がりですな。と、最後のページを見て愕然とする。
 Rタイプ設定しか無いのは予想通りとして、2WD・i-CVTオーディオレス仕様で1,233,750円!オーディオ有りで1,260,000円!
 なんじゃそりゃ!どこをどう間違ったらR2+10万円になるんや!おかしいやろ!とつい心の中でエセ関西弁を叫びつつ、何が差額分なのか目を皿のようにしてパンフレットをさらってみる。
 ぬぅ、シートに色々とギミックが付いている。あっ、タイヤが15inchなのか。う〜ん、それ以外は見当たらない。
 いささかショックが収まらないまま昨日の予告通りディーラー廻りをする。
 まず、スマート軽を見にヤナセに。ヤナセなんて初めて入ったが、営業の人は流石にSUBARUとは大違い。上から下までUNIQLOで固めた私を見て、ああ、スマートの客が来たという態で応対していただいた。いや、どちらかというと自分が気後れしていただけなんだろうけど。
 下調べでスマート軽は在庫分しか無いことは判っていたが、特別仕様車が1台、通常版も数台しか残っていないとのこと。まあ、元々指名買いの客しか相手にしない車なのにそんな状況ではおまけの一つも引き出せない。元々予算オーバーだったこともあり、記念に席に座らせて貰ってから早々に退散。
 次はホンダのLife。どちらかというと基準にするために見に行っただけで殆ど買う気はなかったが、営業の人に勧められて試乗してみると非常に素性の良い車だと言うことは判った。今回は面白い軽自動車というテーマなので基準には合わないのだが、思ったより走るし、静粛性は高いし、背が高いので居住性もばっちり。うっかり後席の様子はあまり見てこなかったが、元々後席は荷物置きの予定なのでおもしろみ以外の条件はバッチリ。趣旨に反して心が動きかけた。
 しかし、思ったよりも高い。ターボ車ならR1から5万円引きぐらい。R1の値段を見ていなければ値段を見た時点でエーッ!と言っていた筈だ。結局奥さんがRVで旦那の通勤車は軽という人が増えてきて、軽の基本性能を上げてその分値段も上乗せという戦略をとっているということのよう。R1の価格設定もその煽りだろうか。
 その後、あまり時間がなかったのだが、ダイハツコペンを覗く。こちらはスマート軽より高価になるので記念にパンフレットだけ頂いて早々に退散。
 結局まともに見積もりを取って貰ったのはLifeだけという状態で最後にSUBARUに。ずばり、S主任に値段のことを愚痴ると、S主任にも予想外の値段だったとのこと。二人して何でこんなに高いんでしょうという話を愚痴愚痴とする。
 S主任としても最初から食いつきの良い客を逃したくないという思いがあったのか、色々と値引きを臭わせてくれた。実際のところ、パンフレットに載っている値段がどのグレードの物かも判らない状態で、S主任としても実際に価格表が出てこないことには何とも言えないという状態のようだが。
 今後の日程としては明日正式発表になり、実車は年内に各店に来るか来ないかぎりぎりのところ。まあ、価格表が来て見積もりが出てからあんまりな値段ならR2もしくは初志を曲げてLifeに行ってしまうかも。これからに期待というか、不安というか、、、

新車なのに、鬱。

 自転車を買った時に10㎞でチェーンやブレーキの張り直しが必要と言われていたので今日の昼前に自転車屋に行く。途中、突然後輪ブレーキが異音を発し始める。よく見ると金属片が付いていて車輪に傷が付いている。
 自転車で見て貰うと金属片がブレーキパッドについて車輪を傷つけたとのこと。1週間だよ、初期不良じゃないのと言いたかったが、とりあえずしばらくはそのままでも問題ないと言われたので言わずに置く。でも帰り道でブレーキを使うとやっぱり違和感がある。
 今回の金属片が付けた傷でタイヤの金属部分にササクレがあるので、いずれまた同じことが起こる可能性があるとも言われた。まあ、次回行った時は絶対ごねる。というより、何の心当たりもないのにブレーキパッドに金属片が付くのはおかしいし、元々タイヤにケバがあってそこがささくれてブレーキパッドにへばりついたと考えるのが一番自然な気がする。前回折り畳み自転車のハンドルを支える部分が錆びて折れた時も最初は当然のような顔をして修理代を請求していたのが、おかしいと言ったとたんメーカーが折れてただでそれまでより良い部品が付いてきたこともある。いくら何でも一週間経った時点の故障で5,000円近く取るのはおかしいでしょう。

隠れ家

 自転車屋の帰りに11月21日に目をつけていた店に勇気を振り絞って入ってみる。予想通り蕎麦屋だった。名前は胡蝶庵。G市内の北部、T節駅の裏手当たりにある*1
 値段はザル蕎麦、手碾き蕎麦*2がともに900円。他のメニューはしっかりとは覚えていないので記さないけど、この手の拘っている店の割には安かったように思う。もっともロケーションがロケーションなので単純に名古屋の町中の店とは比較できないが。
 つなぎなしで粉も石臼引きとそば粉の香りに拘った作りということで、その点が一番楽しめそうな手碾き蕎麦をたのむ*3。量はちょびっとしかでてこないし、喉越しが楽しめるような作りでもないが、十割そば粉だけに蕎麦を食べたという満足感が高い。蕎麦つゆも鰹だしが利いていて個人的には甘い蕎麦つゆが嫌いなので満点だった。個人的に評価の比重が高いのが蕎麦湯だが、もうちょっと量は欲しいが、結構濃いので満足感が高い。
 なんと言ってもこの手の店で身構えてしまうのはお店の人が威張っていないかという心配だが、一見して脱サラした40代後半のサラリーマンが奥さん、娘さんと始めた店という感じで、意外なほど腰が低い。3人で回しているので会計より配膳が優先ということはあって会計は待たされたが、それも蕎麦の香りを優先したいという気持ちが伝わってきて真面目に、しかも客にポリシーを押しつけずに自然体な接客態度で好感が持てた。
 暫く通って他のメニューについても検証してみたいところだが、毎週通うにはちょっと値段が、、、いや、その価値はあるとは思うんだけどね。

*1:一応隠れ家風なのでCMにならないよう配慮。まあ、地元の人はだいたいの場所は判るだろうけど、判りにくい店なので自動車で周辺をウロウロ探すのは難しいと思う。

*2:二つの違いは良く判らないが、手碾きの方が碾きが粗いようだ。

*3:まあ、お昼としては手碾きかザルが予算上限だったわけだが