ジャッジ講習会に参加して

ジャッジ、この20年来、わたくしは色々なジャッジングを行ってきました。

バッジテストの検定員
インストラクター検定の検定員
旗門審判員
ビッグエアのジャッジ
テクニカル選手権のジャッジ
スロープスタイルのジャッジ
大会の主審やTSなど


たぶんこのこの20年間で上記のようなお仕事は200回以上こなしている。
良くやっているもんだと自分でも感心してしまう。


でも、これ全てスノーボード
シーズン直前の1年で一番忙しい季節だが、先週末、私はジャッジ講習会にぺいぺいで参加させて頂いた。
ジャッジと言えばカッコいいのだが「審判員講習である」

なぜか「野球」の。



ぺいぺいなのでもちろん塁審である。
今から30数年前に少年野球の経験はあるのだが、まさかこの年になって野球の審判なんて・・・
まあ、大丈夫だろう。と思っていたが会場に行った瞬間、雰囲気で「これダメ!」と思った。
本格的である。私はいつの通りのジャージ姿。
みんなは紺色のスラックスにひさしの短い独特なキャップ。



丸一日、小雨の中、実技講習。ええ年したおっさんが講師に怒鳴られている。
わたしはなるべく目立たないように努力した。幸い怒鳴られることはなかったけれども・・・
野球のルールは複雑。選手でさえ、例えば1アウト1・2塁で左中間のヒット性の打球が飛んだらどうするか?っていきなりだとわからない。
審判は打者がボールを打った瞬間、ベストな場所へダッシュするのだ。
選手よりも俊敏にダッシュするのだ。
嘘と思ったっら、今度、野球中継で審判の動きだけを見てみて下さい。


ロンドンオリンピックではジャッジングでの問題がクローズアップされました。
スノーボードも野球もサッカー、柔道もジャッジのレベルアップがその競技や選手のレベルアップにつながるのですよ。



とりあえず、バッターアウトの時に右手を挙げるのだが、(左利きの私は、右手をとっさに挙げる事さえ難しいのに)その時、親指を出してしまう癖を直さないと、草野球の審判ですら当分はできそうもないのだ。