2015-10-25 からふる 詩 色とりどりの刻が 散らばってゆかないよう 紙切れに書き留めて 表題を添えたうた想いこそが大切で 出来事は二の次で 匂いに導かれては 焦りをまた刻むひびいつから風は届き 紙切れを吹き散らし 部屋を殺風景に 静めてしまっていたから空振るばかりの心 いつまで白黒な世界 窓をそっと閉めるだけ 空白に閉じこもるだけ