2011-11-27 Winter is what I really Love.
Driving in the silence
最近真綾さんの新譜ラッシュで嬉しい限り.中でもこのコンセプトアルバムはとてもいい.
Driving in the silence(初回限定盤)(DVD付)
- アーティスト: 坂本真綾
- 出版社/メーカー: flying DOG
- 発売日: 2011/11/09
- メディア: CD
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坂本真綾の何が好きかと聞かれれば,あの透き通る声とトゲトゲした歌詞のハーモニー.わたしは結婚した歌手が甘ったるいうたばかり作るのが大キライなのですが,結婚しても真綾さんは真綾さんだった.だから,とてもうれしかった.
特におすすめは
1. Driving in the silence
2. Sayonara Santa
8. 誓い
です.コンセプトアルバムだから,通しで聴くのがきれいなんだけれど.
「Sayonara Santa」は失恋?チックだけど不思議とnegativeなイメージがなくて,「誓い」はなんか結婚を思わせる内容(深読みしすぎかw)だけど,
愛を誓うとき 告別も約束した
とか.うたのイメージと,歌詞が正反対だったりとか,優しい歌い方でトゲトゲした歌詞を歌ったりだとか,坂本真綾の魅力はここにある,って感じがとてもいい.
冬がイメージのアルバムらしいです.わたしは冷え性で乾燥肌なので,冬はいろいろと困るんだけど,それでもやっぱり冬が好き.朝と,夜の遠くまで小さな音が響くような張りつめた空気と冷たさ.もこもこのマフラーと温かい毛布.
なんか最近自分の余裕のなさとか,こころの狭さとか,頭の悪さとか,そういうことを実感しまくって今すぐ消えてしまいたいとおもうことがある.何かを作り上げるとき,未熟さみたいなのにぶち当たるばかりで,上手くいくことなんかほとんどないんだけど,しんどいときはそれがすべてに見えてしまう.振り返ってみたらそれが,なんとなく繋がっていたことに気がつくんだけど.
よく考えたら,最初は何も持っていなかったはずなのに.自分と,助けてくれる誰かと,今のすべてを作り上げて来れたはずなのに,今の一瞬にあるものをずっと昔から持っていたような気になってしまうのは何でなんだろう.自分を許せないとおもうとき,本当にくやしいのは,自分の能力が低いことじゃなくて,助けてくれた誰かの優しさを無駄にしてしまうことなんだと,なんとなく思う.
わかったところで何にもかわらないけど,それでも1秒ずつすぎていく.春が近づいていると思うと,ちょっと焦る.
Driving in the silenceの歌詞がひびく.最後が特に良い.
ぼくが世界を許すとき 世界も僕を許すだろう
2011-06-10
コンセントプレートその後.
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みなさんお久しぶりです.
詳細は省きますがわたしはいろいろ破滅しています(as usual).
さて,以前書いたコンセントプレートの記事で,それを考えるきっかけとなった物件のその後をお伝えします.
こんな感じになりました.
それだけなんですけどね…
暑くてじめじめして破滅してます.
2011-03-02 I have a dream of foreign countries.
異国,夢に見る.
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このごろ,留学中の夢を見ることが多い.思いつくもので印象的だったのは,目が覚めた瞬間に「あ,もう何週間も家賃払ってない!どうしよう!どうして大家さん来ないんだろう」と思う,というものだった.すぐに「そういえば今家賃は振込で,先日も振込をしてきたじゃないか」と思い直したのであったが,なんだか妙に感覚にリアリティがある夢だった.ロンドンで2つめに住んだ家の家賃は毎週大家さんに手渡しだった.いや,正確に言うと手渡しであることは少なくて,毎週金曜日に,ground floorの大家さんの部屋のドアの下の隙間に,家賃を現金で入れた封筒を差し込んでおくというものだった.渡しに行ったときにたまたま玄関が開いていれば,手で渡したくらいである.そして空っぽの封筒が,わたしの部屋のドアの下の隙間から戻ってくるシステムだった.
長い前置きになったが,最近留学先でのシチュエイションで,夢を見ることが多い.
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いろんな意味で留学になぜか普遍的な意味を見いだしているっぽいわたしのこの思考はどこから来たのかとふと思ったら,こんなことを思い出した.
別に説明するようなことでもないが,わたしはとある田舎の中高一貫校に通っていた.東京なんかに比べれば学校の数も少ないわけで,田舎というところでは,金持ちの子息はすべからく中学受験をして,どこぞの私立に入ることになっていた.わたしが通っていた学校は一応「県では」最高レベルと思われるところであったので,アホかというくらい金持ちの子息が多く居た.実際のレートがわかるわけではないが,どう考えたって学のない両親を持つわたしがそう僻んでしまうくらいには,医者やどこぞの社長の娘息子ばかりだった.
そんな仏教を建学の精神とした学校にはなぜかオーストラリアのキリスト教の学校との交換留学の制度があった.毎年同じ時期に,青い制服のオーストラリアの学生がやってくる.同じようにうちの学校からも何人かがあちらの学校に行くことになっていた.確か4年生次だったと思う(高校1年生に当たる).
わたしは英語と世界史が特に得意で好きな科目だった.理由なんて全然わからないが,とにかく英語が好きだったし,実際英語の成績はよかった.故にわたしはたったひとつの異国とのつながりであるその留学に多大な憧れを抱いていた.端的に言うと行きたかった.
留学制度利用の募集はクラスの掲示板にA4一枚でぺらっと貼り出された.この留学は給費でもなんでもなく私費の,単位取得も何もない「国際交流」を銘打った,今考えればただの海外旅行だったのであるが,わたしはとにかく行きたかった.もちろん母親に話をした気がするが,さらっと却下された気がする.時期が来て,何人かの友人らがオーストラリアへ旅立った.わたしは,うらやましくない振りをして,それを見ているしかなかった.
どう考えても優秀と思えない同期が金にものをいわせて留学して行くのを見るにつけ,ただただ理不尽だ,という気持ちでいっぱいだった.わたしが行けば,もっと何百倍もいろんなことを吸収して返って来れるのに.やつら英語なんてわかっていないじゃないか,と.できるわたしが,金がないという理由だけで,やつらと同じフィールドにすら立てないのか,とただただ悔しかった.
そのことを忘れられなかったから,というのが理由ではないが,何年かして結局英国の大学院へ進むことになった.英国に着いたばかりのわたしはわくわくしているかと思いきやそんなことはなくて,セオリーに則り大学院の前に英語の学校に通うことにしたらそれがあまりにも退屈で,滞在2週間ですでに職を探し始めていた.そして何週間かして,よりacademicな英語を教える機関に転校した.
修了して,某かの意志を持って帰国した.業界人からはもちろんまだひよこですらないと言われるのだとは承知であるが,もうあれから1年以上も働いたのだなと思うと,何だか不思議な気がしてくる.そこでロンドンに居た頃の夢なぞ続けざまに見てみると,あの交換留学に行けなかった体験を,何故か思い出す.留学してその苛立ちは晴らされたはずだが,そうではなかったのか.ふと,あのとき交換留学に行けていたら,わたしはこんなに異国で学問をするという回りくどいことにこれほどまでに執着するだろうか,と考えた.
最初,あのとき留学できていたら,大学からそもそも日本の大学なんぞに入らずに,アメリカの大学にでも行っていたのではないかと考えた.英国で学部レベルから留学している日本人学生にも何人か会ったが,彼らは自分には別格に思えた.確かにそれもわたしの気質からしてありそうな気がしてくるが,それほど慣れていたとしても,わたしはいつまでも,この憧れの気持ちを捨てることができないのではないか,と思う.
わたしがこの先学問をするなら必ず日本以外で,と考える理由は,わたしは受けなかった某試験において,まぁまぁひどい日本人的な某件が展開していた(と耳にした)ことから来る信頼のし難さにもあるが,やはりあの「留学できなかった」体験が尾を引いて,異国に過剰な夢や希望を抱いているのが大きいのではないかと思う.「国籍」というものがいかに自分のアイデンティティと切り離せないものであり,異邦人であればどの程度の差別を受けて面倒なことに巻き込まれ,また母国語でもなんでもない好きなだけでここまでやってきた異国語というものでコミュニケーションをとるということがどれほど不便かも身を以て知っているはずで,脳内のデータベースに問い合わせれば死にそうになっている自分が目に浮かぶようである.それでもやはり,この何とも説明のしがたい「異国で学問すること」への憧憬は,しぼんではまたふくらみ,ふくらんではしぼみ…を繰り返すのである.
2011-02-20 ego.
正義でありたい.
diary |
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1週間の療養を終えました.
体温は1.5℃ほど下がり,平熱.
まだ,食べることができずに体重は減ってゆきました(蓄えているので安心してください).
明日からたぶん,会社に行くことになると思います.
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建築の実務をやって,もう1年が経ちました.
そのうちに学んだことは膨大です.
まだまだたいしたことのないレベルでしょうが,クライアントに納品したものに関しては,わたしは自分なりに「良い仕事をした」と言うことができます.
無理をしたこともそれはたくさんありましたが,これは,わたしのクライアントに対しての誠意です.
実際のデザイン業界というのは,クライアントを追っ掛けるものではありません.
クライアントには来て頂かなければいけないのです.
そして原則として,デザイナはそのクライアントの依頼がなくては仕事にはならないのです.
だから,ほんとうは「デザイン」を作っているのは,クライアントさんの「変えたい」「かっこよくなりたい」「かわいくしたい」「使いやすくしたい」という思い,その瞬間が大事ですよね.
その思いを持ってわたしたちデザイナのところに来てくだされば,私たちは絶対に,良い仕事をすることを約束します.
思いを形にすること.
これがデザイナーの仕事です.
でもときどき思う.
「デザイン」しているとき,自分のエゴが出てこないか,と.
こうしたほうが絶対にカッコいい!っていうことを,やるべきかやらないべきか.
わたしは真っ先に「やらない方」選びます.
もちろん潤沢に予算があって,簡単にできてしまうようなら提案くらいはさせて頂くかもしれませんが.
でもたぶん,自分のエゴが出てきた瞬間に,すごく気分が悪くなってしまうんです.
デザイナ失格でしょうか?
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わたしは実務の中で,ずっとこれに悩んできました.
そして今では,「好きにやってくれ」と言われたり,「デザイナーさんのご意見は」と言われることが大変苦痛になりつつあります.
いや,もっとお話をさせてください.
あなたがほしいとおもっている空間が,絶対にあなたの中にあるはずだ.
だから教えてください,そう思って,相手の話をきいたり,想像したりします.
そうすればその内容を整理して,「あ,こういうものを探していたんですね」とそのほしいものを差し出してあげることができると思います.
そして最後に求められれば,「これなんかも,いいですよ」とおすすめすることもできます.
わたしのデザイナとしてのエゴなんて,その程度でいいのです.
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自分がデザイナになればなるほど,ああ,もっとみんながデザイナであればよいのになあという風に思うようになりました.
大学院からそのような研究?なり何なりをしてきましたが,今,ものすごくそれを強く思うのです.
デザイナの頭の中,思考の方法,そういうの外部化できないかなって.
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デザインをしていて,エゴに出会うたび,暗い気持ちになってきました.
でも,「みんながデザイナであればよいのにな」「そういう仕組みを作りたいな」というわたしの考えは,わたしのエゴです.
わたしが考えていることが本当に起こってしまえばそれはパラダイムシフトだし,良いことなのか,悪いことなのか,わからない.
わたしは良いと思っているけれど,それはエゴなんです.
だから,とても複雑.苦しいです.
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でもこのエゴを認めることができたら,わたしは,ここを去れる気がしています.
そして,エゴと向き合うために,去らなきゃいけないんだとも思います.
自分がこっそり思っていたことを,前へ前へ出して,叩かれても,戦って.
生きている限りはそうしなければ,いけないんじゃないかな,って,最近思っています.
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わたしは正義でありたい.
わたしにとって,正義でありたい.
だから,たとえ巻き込まれたのだとしても,自分が正しくないと信じるものは許せないし,それとは戦わなきゃいけないだろうと思います.
平穏に生きることを考えました.
機械のように,感情を消して,求められたものを書いていく生き方を.
それなりに楽しそうです.
でもそれでは,わたしは胸を張って外も歩けない.
うつむいて,ずっと下ばかり見て生きていくことになってしまう.
だから.
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身体を壊しても精神を壊しても,自分の中の正義を守り抜きたい.
それで死ぬなら,(業界から干されるなら),本望です.
だから,矛盾だらけだけど,自分が一度信じた道にかけようと思います.
そのあとのことなんて考えてないけれど,自分が正しいと思える方向へ,わたしはやっぱりちゃんと進んで行きたい.
わたしはわたしの正義でありたい.
たとえ,世界の悪役であっても.
そしてそれが,わたしの立派なエゴです.
2011-02-19 I need a desk. - when you design.
I need a desk. - 00. prologue
architecture, text |
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I need a desk.
I moved to this room yesterday.
Most of the things that I needed were equipped, except from a desk.
I, therefore, need a desk, to write a letter, to work et cetera...
I need a desk anyway.
I started thinking of getting it.
It was the starting point of my design.
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ぼくには机が必要だ.
ぼくはこの部屋に,昨日越してきた.
必要なものはほとんど備え付けられていた.ただし,机を除いては.
だから,ぼくには机が必要なんだ.
手紙を書くにも,仕事をするにも…ほかにもいろいろと.
とにかく,ぼくには机が必要だ.
そういうわけで,ぼくは机を手に入れることを考え始めた.
それがぼくのデザインの始まりだった.
I need a desk. - 01. buying a ready-made desk (MUJI)
architecture, text |
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ぼくはとにかく,無難なものを手に入れようと考えた.
この部屋の壁紙は白だし,ドアも白い.
そこらへんによくある,普通の部屋だ.何の変哲もない.
だから机も,普通のものがいいんじゃないかと思った.
とにかく装飾がない,シンプルなものにしようと思った.
ぼくはインテリアとかはよくわからない.
だからなんとなく,失敗がなさそうな無印に行った.
想像通り,白い机がそこにはあった.
あったんだけれど.
何だこれは?
天板と脚の部分に分かれている.
おまけに天板の色は2色もあった.
よくよく見てみるとサイズも違う.
当然,値段も違う.
ぼくは戸惑った.
何から考えればいいのかわからなくなった.
とりあえず,出直すことにした.
(つづく)
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I tried to get a plain one.
The wallpaper and the doors of this room are all white.
This is a perfectly ordinary room.
So I thought, "The desk should also be ordinary."
I wanted it be as simple as possible, with the least decoration.
Unfortunately, I'm not familiar with Interior Design.
I went to MUJI , where even I can find a good one.
As I expected, they sell white desks.
Well, they sell...but...
How come?
They sell the legs and the desktops SEPARATELY...
In addition, there are two types of desktops.
They differ in size and price, of course...
I got upset.
I felt like getting lost because I didn't know what to consider first.
I just decided to come again and went home.
(to be continued)


