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yuko-uの日記

2016-09-11

山陰便り

13:55

ゆうこの山陰便り【ルーティン】    20160910        151

 暑さも半端ではない今年の夏。舅の七回忌や嫁いだ娘一家の里帰りもあって気が付いたら9月になっていた。台風がたて続きにたくさん押し寄せ、被害に遭われた方のニュースに心が痛んだ。

 気分転換しようと、ドライブに出かけた。行く先は以前から訪ねてみたかったワイナリー。友人達の評判を聞くとワイン通には人気だとか〜〜。ワイン通ではないけど、甲府軽井沢周辺にはレストランやショップを併設したワイナリーがあって、高速を走れば短時間で遊びに行くことができた10年以上前を思い出して・・が理由だ。

 山陰はフルーツ王国で、メロンブドウ、梨の生産農家が多い。時々ワイナリーが出来たという話もある。目指したのは奥出雲ワイナリー・食の杜。自宅から1時間はかからない。

看板にそって山みちを走ると当たり前だけどブドウ畑に囲まれて目指す場所にたどりつく。ワインショップやこじんまりしたレストラン、パン屋さんもあった。古民家を改造した食事処もあったらしいが、案内板もなく見逃した。

目的の辛口ワインを買った。

帰り道、ハタと思い当った。帰り着いてから夕食まで2時間以上ある。ワインは当然冷えるけれど、本日の献立は?

いつもの食事作りはメインの食材を焼くか煮るか揚げると決めたら、冷蔵庫と相談して、炒め物や和え物やサラダや少しの煮物など順に作るのが夕食準備ルーティン。二人分だから1時間あればいい。飲み物は焼酎の水割りが定番。ところが、本日はワイン様がドーンとある。明日にしてもいいけど、せっかく買ってきたのだし〜〜と思う。

冷蔵庫の残り物を結集して、一皿目:ナスとトマトとタマネギのコンソメ煮、二皿目:チーズとシメジ・人参のソティと昨日の残り物のイカのマヨネーズあえ、三皿目:ポークのステーキ肉を焼いて、ジャガイモのフライ添えを作って1時間、手順はいつもの真逆。

ワインでボーーっとなりながら考える。いつもと違うことをすると、面白い。何より躊躇する暇がない。日常の繰り返しをするから、忘れることが多い??。先月前期高齢者の仲間入りをして、認知症の脅威が高まったけど、ルーティンにどっぷりつかっているから、頭が危うくなっていたのかもしれない。

酔った頭の中は、しっかりルーティンしているのが我ながら面白い。せっかく手順の変わった夕食準備ができたのに、だ。

またあのワイナリーに出かけワインを買うルーティンができそう?!

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2016-05-26

ザ・カルテル

23:41

ザ・カルテル

 新刊本のコーナーで何気なく手にとって企業の談合?と勝手に

想像して読み始めたら、とんでもなかった。

 メキシコの麻薬取引カルテルのことだった。麻薬(大麻コカイン

覚せい剤も)を扱う縄張り闘争だ。最後には武器まで取引材料と

して登場する。

 途中で投げ出そうと思うが、閉じたページに戻ってしまう。

結末が知りたいだけの願望ではなく、著者のドン・ウィンズロウ

筆力だ。無法、暴力、狂気に対して政治力もペンの力もかよわい。

 あくまでもフィクションだけれど、読みながら戦慄する。

 

 今、アメリカ大統領選挙の真っただ中。テレビ画面でみるだけの

共和党候補メキシコ側に巨大なフェンスを作るという演説

その主張に熱狂する支援者のどよめきがとても身近に感じられる。

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2015-12-17

曲を頂きレッスンをした

18:15

昨年秋に主人の写真と私の詩のコラボ展を開いたことは山陰便りでお知らせした。来場者の声で、この詩に曲がついたら・・・とリクエストがあったが、作曲して頂ける人は周囲にはおられず、夢のようだ、と思っていた。

でも1年たったら、作曲して下さる方が現れ、メロディーもピアノ譜も送って頂いた。さあ大変。コーラスを止めてから音楽から遠ざかること、十年以上。手元のキーボード楽譜を見ながら音を探ったけれど、今一つピンと来ない。そこでレッスンして下さる人を探そうと考え、クロマティックハーモニカの演奏者である坂上和佳子先生に無理を聞いて頂いた。曲を気に入って頂き先生のアレンジがついた。錆びついた音感、声、リズムはなかなか先生の伴奏についてゆけずダメだなーーと何度も思ったけれど、先生のねばり強いご指導で何とか歌えるようになった。

今週、作曲して下さった方にお目にかかり、お礼を申し上げ、発表する許可を頂けた。

文章は長い間書いていたけれど、文章に曲がつくのは生まれて初めて。容量が大きいので無謀にもYouTubeにupした。忘年会と共に素人の歌声は消えるから・・・・

歌詞

花揺れる

小さくても一歩踏み込んだら

今まで築いたことが壊れそうでためらう。

せっかく見つけた出会いが消えそう・・

あの日と同じようにこの道を

今日は一人で歩いている。

恋は手放したら

逃げ足が速いとわかっている。

痛いほどに・・・

冷気を含んだかすかな風に

コスモスが揺れる。

紅色もピンクの色も

私の心模様そのままに


作詞 上田裕子

作曲 田中穣一

編曲 坂上和佳子

https://youtu.be/WnWuzdzBY3Y


今年もお世話になりました。お身体大切にいいお年をお迎え下さいませ。

2015-11-08

ゆうこの山陰便り【紅葉狩り】

14:44

 右車線に入ろうとしたらギリリという首。首が動かない。思い返してみたら、1週間以上前に主人の勤務した会社のOB会があって会場のホテルの駐車場、2僂らいの段差に気が付かずこけた。奥さんが転んだとサカナになってしまった。捻挫で次の日腫れてきたら・・・と足先を入念に湿布はしたけれど、まさか時間がたってから首にこようとは。紅葉狩りに行きたいと先月予約した宿もキャンセルかな?と情けない。

 健診ついでに整形外科医に回ったらレントゲンは異常なし。処方箋をかきながら、医者は時間がかかるでしょう、とシラッと言う。でもこの予想に反して、処方が良かったらしく痛みが緩和され、北陸旅行に出かけた。首は回らないけど頭は回ったので紅葉情報をせっせとネットで調べた。山岳地帯は良さそうだけど、町はまだ、みたい。

 我が家から目的地の加賀山中温泉までは、鳥取に出て、天橋立から綾部宮津道路、舞鶴若狭自動車道北陸自動車道と進む。若狭まではさほど目立たなかった紅葉は、北陸道に入ると赤、黄、橙、茶、針葉樹の深緑とまさに錦を纏っている。桜は咲く木の下まで行かないと見られないが、紅葉は車中の助手席が特等席。運転手を思いやりもせず、「綺麗、綺麗」を連発。

 福井北ICで国道に出て山中温泉へ。この温泉地を選んだ理由は泉質と鶴仙渓こおろぎ橋とあやとり橋を見たかったこと。色づき始めの渓谷は、大変美しい。温泉も予想通りで美味しい料理に大満足。

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 次の日は東尋坊に行き、サスペンスドラマのステージを眺め、北陸道名神高速道路を通り、山の色づきに感動しながら、京都へ。

町中は所々色づいている感じだったけど、ネットで右京区がねらい目と定め、大覚寺へ。ここは嵯峨天皇離宮として建てられた門跡寺院。宸殿 御影堂、五代堂、勅封心経殿などで美術教科書に載る襖絵や天井絵画を見た。これらの建物は直角にデザインされた回廊で繋がっている。村雨の廊下は特に美しかった。朝早く入ったので、観光客もまばらで、順路を逆らっても咎められない。行ったり来たりしながら、撮影し、いけばな嵯峨御流の菊の展示にも堪能した。

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 掌の形の紅色に染まる楓の木々に感激しながら高雄嵐山パークウェイを経由し、中国自動車道鳥取自動車道を通って、帰宅した。走行距離約1100キロ。

山の紅葉温泉と美術品とロングドライブで首はすっかり回復した。けれども借金は、もうできそうにない。(笑)

2015-02-12 下村敦史著「闇に香る嘘」

図書館司書さん推薦の一冊。

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後天的失明者の主人公は、失明のショックで家族に怒り散らす生活をしたため一人暮らしになる。孫娘が腎臓を患い移植しようと検査を受けるが不適合だとわかる。孫娘の腎臓提供者として地方に住む兄に頼むが断られる。

中国残留孤児だった兄の様子に不信感を抱く。不信を払拭しようとあちこちに出かけ多くの人に会う場面が次々に描かれる。光を失った人の感覚や苛立ち、わずかに感じとる相手の息遣いや言葉のニュアンスにあれっ?、あれっ?と主人公と一緒に思うが、後半にその意味が一つずつ解明される。

話の運びやからくりが見事だ。疑いだしたらキリがない、と読了して気が付く。

第60回江戸川乱歩賞受賞作。

講談社 2014年8月5日発行