ピーズのはる

最初にピーズを聴いたのは「マスカキザル」
友達が面白いのがあるんだよ、下ネタ満載でさー!とか言って持ってきたのがこのアルバム。
今確認したらちょうど11年前だね。
その頃アタシは体調を崩して仕事止めてぶらぶらしてた。
もう結婚はしてたけど、子供もいないし、あんまり主婦らしくはしてなかった・・・ってそれは今も同じか。
2児の母になっても相変らずちっとも主婦らしくなってないわよね。
そのアルバムはたしかに、オナニーネタばっかで、最初笑っていたのだけど、
聴いてるうちにどんどん、ヤバくなって来たのよ。

あのね、昔の男にはるは似てるんだ。
そいつはどうしようもない男でアタシはヤツにどれだけお金使わされたことかわかんない。
だけどいっしょにいるとなんだか世話を焼きたくなってしまって、むこうはどんどんアタシに甘えてくるし、もうどうしようもないほどの泥沼に二人でとめどもなく落ちこんでいった日々がそこにあったわけ。
このままじゃ、どっちにも良くないってわかってても、やっぱり一緒にいたくて・・・。なんだか夢みたいなことばっかり言ってるんだけど、憎めないのね。
どうしても何かしてあげてたくて・・・。でも何も出来なくて階段をころがり落ちる様にただただダメになってくばかりで。
仕事(芝居やってたからバイトだけど)もすぐにやめちゃうし、淋しがりやで一人じゃいられないのに、アタシや友達の前とかで無理してカッコつけてもバレバレ。
ヤツもそれを自分でもわかってるから、ますます自虐的になっていくし・・・。

アタシはヤツの為に、自分の親にも散々嘘ついてばっかりで、(お母さんゴメンね)ピーズ聴いてそんなこと思い出しちゃったんだ。
当時より更に5〜6年前の話なのにね。

そんなごたごたに疲れて、違う人生を選んだはずなのに、
やっぱり体が弱ってると、心も不安定になるのだろうか?
一番安定をくれたはずの、だからこそ結婚したはずの夫が側にいるのに、思い出してしまうと、好きって気持ちが確かに残ってる自分がそこにいた。

はるは今度真心のサポートでライブに参加するらしい。
ベスト盤も出たし、映像作品もリリースの予定だとか。
後は、歌ってる姿見せてくれなきゃ、新しい曲聴かせてくれなきゃ。
やってくれるんだろうか?
でもそれを見るのは恐くもあるんだ。
恐くて「リハビリ中断」まだ聴けないアタシなんだもん。

はるが本当の所ジゴロタイプなのかどうかはアタシにはわかんない。
でもピーズを聴くと思い出してしまう、どうしても、心が騒ぐ。
ヤバくなる。
涙が出るよ。

こういう男が好きなのは多分父親の影響なんだろうと思う。
父親もイタイ男でしたから。
イタイ男列伝まだまだ続きます

エレカシ宮本

エレカシはガストロンジャーからの遅れた来たファン。
勿論以前から知ってはいたけど、ちゃんと聴く機会がなく時間だけが過ぎていた。
ファンになる前にTVとかで感じた印象は、サービス精神豊かな、面白い人、小心者。
べらべらと油紙に火がついたようにしゃべる姿にどこか、自分に似たものを感じてた。

子供の手が離れて、好きな音楽を聴く時間も以前より取れるようになり、
スカパーを導入して音楽チャンネルを見ているとパワープッシュされて何度も流れる曲の中にひときわ、心を揺さぶられる曲があった。
「ガストロンジャー」だった。

目が離せないと思った。
彼の届けるメッセージを全て受けとめたくなった。
CDを買い、TVをチェックし、ライブに出かけた。
ちょうどその頃始めたインターネットで、エレカシのファンサイトに行き、エラそうに、いろいろまくしたてたりもした。
知れば知るほど、宮本はどこか自分に似ているように思えてならなかった。

無類の淋しがりで、小心者で、その反動で虚勢を張ってるってイメージ。
彼は子供の頃に友達から仲間外れにされたことが未だにトラウマになってるのか、良くインタビューでもその話題が出てくる。
思うのだけれど、宮本はメンバーと仲良く楽しくやれることなら、それが音楽である必要は余りなかったのではないのだろうか?
偶然なのかそれがたまたまバンドであったのは運命と言うべきなのか?
神に愛されて生まれてきてしまったものの宿命として、彼には幸福か不幸かはわからないけれど、音楽の才能があった。人を魅了するものを持っていた。
だからプロになってしまったけど、宮本自身には音楽は絶対無二のものではなかったはず。少なくともそのスタート時点では。
デビューの時、ソロでって話をことわったのは、メンバーを思ってというより、彼自身が他のエレカシのメンバーを必要としていたとしか思えない。

ガストが出たころBRIDGEで渋谷陽一にソロでやるべきでは?
みたいなことを言われたのを読んで、某HPにアタシはこんなことを投稿した 。
『バンドの中にあっても、孤独と向かい合い自立することで揺らぎない自分のポジションを作って欲しい。』
その時アタシはそうなって欲しいと心から願っていた。

最近宮本はパリに行ったそうだ。
建築家「ル・コルビジュエ」にハマって、彼の建築物を見たいが為の渡仏。
以前の急須や浮世絵に変わるものが今度は?
別に音楽だけをやってろってファンの傲慢さで思うのではない。(そう思うのもアりとは思うけど)
自分は表現者宮本浩次のファンなのでたとえば昨年物議をかもした、ドラマ出演についても、あの時期(ツアー中)でなければ、そして納得できる内容のお仕事なら応援したいし、賛成出来る。
だけど、どっかで逃げてる様に感じてしまうのは自分だけだろうか?
本当に真摯に音楽に向かい合ってくれてるんだろうか?
「good morning」は素晴らしいアルバムだったと思う。昔からのファンには賛否両論あったようだけど、もっと評価されてしかるべき傑作だった。と、自分は確信している。
宮本自身も「やった!」ってもんだったはずなんだけど、充分な評価が与えられなかった苛立ちなんだろうか?

彼のことを思うと切ないし、苦しい。
でも聴かずにはいられないのだ。

27日までDODAの全面広告だらけの電車が山手線を走ってるそうだ。
電車の中が宮本だらけ!
乗りたい!!!と思ってしまう、ミーハー丸出しの自分もいる。
宮本にはそんな魅力もあるのだ。
それに取っ付かれてしまった以上とことん見届けるしかないのだろうな。

SOPHIA松岡充

1971年生まれの30才(2002年4月現在)
獅子座
血液型A
SOPHIAのボーカルで多分リーダー
学生時代はもろヤンキー
関西出身
しゃべらせるとオモロイ
サービス精神旺盛
TV、インタビュー等でもリップサービス多数
相手の求めるものを即座に関知して答えられる人
言ってることを本心かサービスか見極める必要あり
頭の回転かなり良し
元ビジュアル系
きれいな女顔
整形疑惑アリ(多分デマ)

女クセ悪そう(笑)
いつかのインタビューでの本人談
「自分は傍に誰かいないとダメなんで、すぐに次を作っちゃう
だからブランクが空くことはない」
「釣った魚には餌やらないタイプ。デートとかも殆どしない」
淋しがりやを作為的なのか無作為なのかわからないけど
アピールしてんだろーな
たち悪いけど、女の子がハマルのわかる
前カノとの子供は認知済み
今年1月に黒沢優と出来ちゃった結婚

歌詞はストイックで変態
青臭くてほろにがい
凝り過ぎで自滅
自信過剰のようで落ちこむととめどない
自虐的だけどナルシスト(同義語?)

でも前向き

弱音をポロっと吐くとこがわかってるんだけど
またかよ〜!とは思うんだけどそれでもたまらん

SOPHIAのライブは写真撮影、録音OK
それはライブハウス時代のまま
規制するのはロックじゃないってポリシー
しかし、ライブでは目に余るファンにキレたことも
そーゆー人間くさいとこが好き

毎回ツアーでは咽やカラダをボロボロにしてる
ライブで声が碌に出てないこともある
自己管理能力がないのか
良く言えば明日のことを考えてセーブすることがなくいつでも全力投球ってことなのか
ドクターストップがかかっていてもライヴやっちゃう
でもそれを雑誌インタビューでしゃべっちゃう(笑)
しかし一応ミーハー誌では言わない(笑)

某雑誌に連載してた小説(?)ファンはハラハラ
でも彼らしい

本人はメいっぱい戦略たててるんだけど
どこか外してるっていうか
そこが又彼らしい

タイアップは殆どやってない
自分達からは絶対に売りこまない
過去のタイアップはどうしてもこの曲を使いたい
って既成の曲にリクエストがあったものだけのはず
タイアップ用に書き下ろすことはしない
青臭いこだわり具合が又彼らしい

ツアーの後メンバー全員で旅行する
松岡くんがすべてをしきる
そして旅行先では一大反省会(笑)
でもベースの黒ちゃん(黒柳能生 1972/3/18 O型  名古屋出身)
だけ参加してないことが・・・。
コイツもかーなり痛いヤツです
匿名で自分のHP持ってて(ファンなら公然の秘密だけど)
そこで語ってるの見ると・・・。やっぱ青くてイタイ(笑)

興味のある方は探してみて下さい

イエモン吉井

変態でカッコ良い曲作らせて歌わせたら右に出るものなし。
セクシーな声や姿もあいまって日本には数少ない
「ロックスター」とためらいなく呼べる人

イエモンは今活動休止中なのだけど、
多分吉井がイエモンやれなくなっちゃったんだろうね。
彼も自分を突き詰めるタイプだから。
消耗して当たり前だと思う。

昨年休止前ラストの東京ドーム行きました。

吉井ちゃんはアタシ達を楽しませようと精一杯やってくれて、
それはとっても嬉しかったし楽しかったんだけど
同じ位苦しくて、胸が痛かった。

どうしてそこまでやっちゃうの?
そんなにしてくれなくってもいいのに
アタシ達ファンなんていかげんなものなのにさ
観客を喜ばせたいって気持ちがスゴク大きい人なんだね。

音もドームってことを考えたら信じられないくらい素晴らしくて
ツアースタッフとかもすべてイエモンの専属なんでしょ?
そんなプロフェッショナルな人達を抱えてくにはお金が要るし
その為にも売れてなきゃいけないんだって何度も言ってた彼

音楽のことだけ考えて好きなことだけやってればいいのに
でもそんな彼だからあんな曲をあんな風に歌えるんだろうな

ジョンレノンの追悼ライブに出た以外、今吉井は何をやってるんだろう?
したいことをしたいようにやってくれてたらいいんだけど・・・。

でもイエモン解散じゃないんだよね。活動休止なんだもんね
アタシまだ生でラブラブショー聴かせてもらってないんだから
ずっとずっと待ってます。

中村達也

中村達也という男がいる。
宇宙最強のバンド「ブランキージェットシティー」のドラマーだ。

もちろんBJCは2000年の夏で解散した。

だけどあたしの中では今でも中村達也は「ブランキージェットシティー」のドラマーなのだ。
過去形にはならないね。多分一生。
いつまでも引きずってるのかって?
でも違うんだ、あたしの中ではずっと彼らの音が鳴り止んでいないのだからしょうがない。
達也のドラムはあたしの心臓の鼓動だから、 あたしが生き続ける限り、彼らの音は鳴り続けてるんだもの。

達也を始めて見たのは深夜のTV「イカ天」の1週目。
昔っから体にお絵描き(!)のフェチだったあたしは3人にひとめぼれ!
ぽーっと見とれていたら、あっという間に演奏は終わってしまった。
曲でガツンと来たのはむしろ2週目の「MOTHER」だった。

審査員の「ボーカルの彼、凄くきれいな目してるね」ってコメントに
「ボーカルだけじゃないだろ!」って突っ込み入れたのはあたし。
3人ともそりゃあ澄んだきれいな瞳が印象的だった。

その中でも特にガハハ!って笑う達也の笑顔ときたらさぁ。
ハートをわしづかみだってば。
アノ日からあたしのブランキーへの思いはどんどん加速して行ったんだよな。

気がついたら達也のことをどうしようもないくらい好きになっていた。
何より達也の音をまず耳が、達也の姿を目が、達也のすべてを心が
知らず知らず追っていた。

自分が淋しがりやだから達也もそうだってすぐにわかったし、
傷つきやすそうな無垢なところも、お茶目でやんちゃなところもみーんな大好きになった。
判ったようなこと言ってるよね?あたしってばさ。

98年「ロメオの心臓」このアルバムでBJCは打ちこみを導入した。
どうして達也がいるのに打ちこみなんて使うのか?
理屈じゃなくてショックだった。
達也のことを考えると胸が痛かった。
せっかく買ってきたCDもなかなか聴けなかった。
その頃は雑誌のインタビューも恐くて読めなかった。
当時のことを後から達也は「どうして良いのかわからなかった」
と言っている。
「他のドラマーを使ってくれ」そんなことを言ったこともあったそうだ。

いよいよ解散?この2文字があたしの頭にはいつもあった。

だけれど、BJCは帰ってきた。
「ハーレムジェット」ラストアルバムになってしまったこのアルバム。
「ロメオの心臓」でBJCが終わらなかった。 そのことだけで、あたしには充分意味のあるアルバムだ。

達也はBJCが大好きだったんだから、最後のアルバムが「ロメオの心臓」じゃあ悲しすぎるもの。

BJCの一番の魅力は危ういアンバランスにも見えるギリギリのところでバランスを保ってる 細い糸の上で綱渡りしているようなところだと思う。
それは他のどんなバンドにもない特別なもの。 唯一無二の存在。

BJCの10年は奇跡の10年だった。
10年も続いたのも達也の力も大きかったはず。
あんなに多くのバンド歴を持つ達也が10年間続けたBJC
そのことだけでも達也がどれだけBJCのことを好きだったのか良くわかる。
いや、なにより達也を見て、彼のドラムを聴けば、すぐにわかるよね。

そんな達也はどんな思いでBJCの最後を迎えたのだろう?
2000年7月9日横浜アリーナで「まあ、いろいろあるけん」と言った達也。
だめだ、あたし涙が止まらないよ。

事実上の最後のライブとなった2000年のフジロック
達也はどんな風にBJCに別れを告げたのか? 人づてに聞いたり、去年一部放送された編集版(約20分)の映像で確かめた限りでは壮絶なものだったようだ。

そして今、あたしの前には先日WOWOWで放送された2000年のフジロックのライブを収めた90分のビデオテープがある。

これを見たらあたしの中で何かが変わるのだろうか?
期待と不安、ありったけの愛。
10年間のあたしのBJCへのすべての思い。
7月9日の横浜アリーナでもう涙は流さないと決めたはずだけど・・・。
今あたしはビデオデッキのスイッチを入れようとしている。

あたしは「中村達也BJCのドラマーだった。」
と、過去形で言う事が出来るようになるのだろうか?