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2013-04-10

NO.26 ゴッドファーザー フランシス・フォード・コッポラ

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映画ランキングのド本命。

他の映画ランキングの上位を独占する傑作が、ついにというか、やっと本ブログに登場。

フランシス・フォード・コッポラ「ゴッドファーザー」

マフィアの権力闘争の中に、社内政治の力学を学ぶことができる希有なビジネス映画としても機能している。
ビジネスマンでこの作品を見ていない者は、今すぐビデオ屋へ走れ。

ネタバレ少々。

映画「ゴッドファーザー」

アメリカに生きるイタリア人移民とその子孫であるイタリア系アメリカ人一族の、栄光と悲劇を描く。
「ゴッドファーザー」とは、マフィアのボスまたはファミリーのトップへの敬称。

当時の評価としては、1973年度アカデミー賞8部門で10個のノミネートを受け、3つのアカデミー賞を獲得した。
続編の『PartII』もまたアカデミー作品賞を獲得したため正編・続編が作品賞を受賞した唯一のケースとなっている。
(あらすじ by Wiki)

とにかく面白い。
エンターテイメントとして、マフィアの闘争史として、単純なドンパチと執行部の頭脳戦も興味深いが
視点を変えると、そのマフィア同士あるいは激しい権力闘争は明らかに現代のサラリーマンたちが日々直面している社内政治そのもののメタファーになっている。

物語の本筋としてゴッドファーザーであるマーロン・ブランドがピストルで撃たれることにより抗争が勃発する。
お互いの首脳部の意見はビジネスのために撃った(あるいは撃たれた)ということで意見が一致する。
商売(シノギ)のため人を殺す。
マフィアにとっては殺人もビジネスの一部なのだ。
親が撃たれたことすらビジネスの一部と見なされる。
本作を見れば、戦争と経済と政治の本質はほとんどいっしょだと分かってしまう。

若干、古く感じる部分は作られてからすでに40年経っているからだ。
そして、作品自体の時代背景はさらに古く第二次世界大戦直後になっている。
古き良き共同体幻想が米国式資本主義に染まっていく過程が、マフィアの一大抗争を通して描かれている。

ゴッドファーザーであるマーロン・ブランドが体現する古い価値観が、アル・パチーノ演じるインテリの末っ子に権力が委譲されるとともに変化していく様子も、まるで現代日本の中小企業における事業継承問題を取り扱っているかのようで興味深い。

ちなみに“ゴッドファーザー”とは名付け親の事。
ここから、会社経営や政治の世界における署名の重要性が喚起される。
決定権を持つということの意味の重さがこの映画を見ればよくわかる。

よく、「ハンコを押すだけの仕事」とバカにした発言を耳にするが、そんな人は「ハンコを押す」ということがどれだけ大変なことなのかをこの映画で学ぶべきだろう。
そして、ついでに人間関係とは突き詰めると結局政治なのであるということまでも学ぶことができる。

はっきり言って、会社の新人研修1日目に本作を見せる授業があってもなんら不思議ではない映画。

世紀の大傑作。


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