【シティリーグ】使用デッキ記録

2024s3 アルセピジョリザ 2023/2/23(TSUTAYA藤原店)

予選4-1 7位/38 ベスト8

ネイティオ⚪︎

悪リザ(ビーダル)⚪︎

ルギア×

カウンターカイナ⚪︎

ロスバレ(水雷悪)⚪︎

決勝T

ロスギラ×

2024s2 エヴォリザ 2023/12/17(TSUTAYA藤原店)

予選3-2 20位/64

ロスギラ×

サーナイト⚪︎

インテウーラ×

パオジアン⚪︎

パオジアン⚪︎

2024s1 アルセピジョリザ 2023/10/22(ファンクス)

予選3-2 25位/64

白ルギア⚪︎

パオジアン⚪︎

パオジアン×

パオジアン×

サーフゴー⚪︎

マスカーニャに花束を

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リザードンをひと狩りしに行くにゃー

 

(1)はじめに

ずっと気に入って1人回ししていたマスカーニャデッキがようやく納得いく形になってきました。

自由気ままな草猫だけあって、言うこと聞かないデッキで四苦八苦していましたが、

そのおかげで同じ2進化デッキの悪リザードンデッキは納得できる構築まで早めに到達でき、

さらには悪リザードンデッキの展開ノウハウをマスカーニャデッキに逆輸入することができました。

基本的な展開パターンは前回の悪リザードンのコラムを参考にしてもらったらと思いますので、

メインポケモンのマスカーニャexのメリットを生かし、デメリットを軽減するために調整している部分について解説したいと思います。

 

(2)勝手に暴れる悪リザードンと違って、この猫は手間がかかる!

まずは悪リザードンと比べたマスカーニャexのデメリットから。

進化さえすればエネ加速しながらバーニングダークを撃ちまくる悪リザードンと違い、

⚫︎ 特性「ブーケマジック」に必要な草エネルギーを確保しなければならない

⚫︎ 技「スクラッチネイル」に必要な無色エネ2個分を付けなければならない

⚫︎ スクラッチネイルの火力を出すためには、かがやくフーディンなどで相手にダメカンを乗せておかなければならない

マスカーニャがデッキの主軸としての役割を果たすためには、ここまでちゃんと世話しないといけません。

そのくせ2進化ポケモン特有の「たねポケ→ふしぎなアメ→2進化先ポケ」を揃えなければいけないコンボ要素があり、

かなり気を付けて構築しないと、どこか歯車が欠けてしまって、満足のいく動きができないケースが凄まじく多発します。

また、後半330点まで火力が伸びていく悪リザードンと違い、出せても220ダメージという火力は大型ポケモン相手に物足りなさがあります。

 

(3)マスカーニャに手間がかかり過ぎて、アルセウスがアタッカーになりづらい

アルセウスは2枚サーチ+アタッカーの役割が持てる2進化デッキに欠かせない存在ですが、

技「トリニティノヴァ」で攻撃するには無色エネルギー3個分が必要です。

これを手貼りで準備するには、ダブルターボエネルギーを使えたとしても2ターン必要です。

マスカーニャはVポケモンではないので、アルセウスの攻撃でエネルギー加速できず、別にエネルギーを手貼りする必要もあります。

ダブルターボエネルギーはデッキに4枚までしか入れられませんので、そう易々と複数枚を手札に確保できるものではありません。

場繋ぎとしてもう1体のアルセウスを用意して序盤〜中盤を任せる動きも悪くないのですが、環境のデッキ相手だとダメージレースおよびサイドレース上で不利に思います。

なので今回のアルセウスは添えるだけの1:1採用にし、ほぼスターバース用と割り切りました。

1:1採用ならヒスイドレディアも雰囲気良くて好きなのですが、ふしぎなアメやダブルターボエネルギーなどへ自由にアクセスできるアルセウスに軍配が上がります。

また、ダブルターボエネルギーを供給できるピジョットexは理想的なサブポケモンですが、ただでさえ要求が多いマスカーニャに安易に別の進化ラインを入れることは展開の不安定に直結します。

 

(4)ふしぎなしっぽのミュウでグッズを釣りまくれ!

よって今回もしっぽミュウは2枚採用です。とにかく初動はしっぽミュウを目指します。釣って釣って釣りまくり、バトルVIPパスやポッポでガンガン展開しながら、手札にアメやハイパーボール補充します。

なので、悪リザードンデッキと比べて、しっぽミュウに関わる部分を強化した構築になっています。

⚫︎ボウルタウンの採用

初動ミュウの確率を上げ、ニャオハ・ポッポ・マナフィの展開をサポートします。

リザードンデッキだと相手の展開を助けることになり、あまり旨味がありません(むしろ非エク中心に試合を組み立てられてサイドレースで負ける可能性が高まる)が、

マスカーニャデッキはブーケマジックやペインスプーン、ヨガループで相手のたねポケ展開を逆に利用できるので、有利にスタジアム枠を活用しやすいです。

お互いが使えるスタジアムカードは、いかに自分が相手より有利になれるかが採用のポイントだと思います。

⚫︎ジェットエネルギーの4枚フル採用

リザードンデッキと違って、とにかく手貼りしたエネルギーを大切に使う必要があります。

逃げるためにエネルギーを切ることも勿体無いので、効率良くしっぽミュウを出し入れできるジェットエネルギーはとても重宝できる存在です。

主力であるマスカーニャアルセウスチャーレムが3体ともに無色エネルギーのみで技が出せるところにも噛み合っています。

ARのひざしをあつめるニャオハを使いたいですが、ジェットエネから飛び出してひっかいてダメカンを乗せておける点、またヒトカゲのヒートタックルで一発KOされる点を考えると、ベースはスターターデッキのニャオハが良いと思います。(ゆーて草エネサーチも悪く無いし、ダブルターボでもダメージ与えられる方もありなので、このあたりは散らしてもいいかも)

 

(5)草エネルギーはトラッシュから回収して使い回せ!

ダブルターボエネルギーとジェットエネルギーだけで済めば最高なのですが、マスカーニャの肝であるブーケマジックに基本草エネルギーが要ります。

しょうがないので5〜6枚程度採用して、序盤はエネルギー回収、終盤は超エネルギー回収でかさ増しすることで、実質8枚以上にします。

エネルギーが手札に無くて手貼りできないターンのテンポロスが痛いので、エネルギーはやや多めの採用が良いと思います。

前述したように、主力ポケモンの技は草エネルギーを要求しないので、余分な草エネはハイパーボール等のコストにしてください。抜いて捨ててもまた生えてくる雑草のような扱いで大丈夫です。

 

(6)悪リザードンに無い「対悪リザードンのタイプ有利」と「ベンチ狙撃と追加ターンによるサイド複数枚取りの捲り要素」

ここまでやってようやくメリットを話せるくらいにデッキが仕上がります。

まず、マスカーニャはHPが310あり、青天井技(高ダメージを出せる技)が無いデッキでは一撃で倒すことが難しいタフさがあります。

リザードンはHP330あるよという話にもなってきますが、こだわりベルトの効かないポケモンでこの耐久というのは安心感があります。

そして、多少お膳立てが必要とはいえ、こちらの方が弱点を突いてワンパンで倒しやすい悪リザードン対面は、やはり有利です。

 

また、悪リザードンデッキは非エクのポケモンが主体のデッキに対してサイドレースが不利になりやすいですが、

こちらはブーケマジックやペインスプーン、ヨガループで、逆に小者狩りが得意なデッキタイプになっています。

ベンチ狙撃と追加ターンを活かせば、小粒のポケモンを巻き込んだサイド複数枚取りが容易に狙えるのは、このデッキの大きな強みでしょう。

対悪リザードンでは、このサイド複数枚取りを活用して、かがやくリザードンが動けないように計算しながら試合をコントロールしたいところです。

ピン挿しのたねポケモンたち、特にかがやくフーディンには大きい役割があるので、ヒスイのヘビーボールを採用しています。

捲れる要素がある分、無理に進化を焦る必要がない(むしろ無理に展開すると息切れしやすい)ので、ジニアは不採用です。

 

(7)頂への雪道には極めて弱い

ピジョットがいれば、デッキも手札みたいなものなので、ナンジャモは積極的に採用しています。

しかし、悪リザードンと違い、展開が完了していても頂への雪道1枚で見事に機能停止してしまうデッキなので、ここを削ってさぎょういんを増量する等して調整しても良さそうです。

さぎょういんは3ドローで手札を増やした後にサーチで穴埋めできるので、テキスト以上においしく感じる印象です。

 

(8)終わりに

リザードンデッキもそうですが、Eレギュが落ちて、しっぽミュウがいなくなったら、代役がいないとかなりきついです…。

公式の2進化exポケモン推しが凄いので、その時にはそこのところのフォローも頼みますといった感じですね!

リザードンと違い、凄まじく手間がかかるという2進化ポケモンの醍醐味を感じるマスカーニャデッキ。ぜひ使いこなしてみてください!

悪リザードンex+ピジョットexをぶん回せ!

最新版のデッキレシピ(2023.8.19)

(1)はじめに

WCS横浜が終わり、本格的に黒炎の支配者環境が深まっていきそうです。

環境のポイントは、何と言っても《リザードンex 悪テラスタル》。*1

この飛び抜けたカードパワーにお世話になろうと思い、登場後ずっとデッキレシピを収集、分析しながら使い続けていました。

そこで出会ったある構築のおかげで、ジムバトルでも連続優勝できたので、ここでコラムにまとめておこうと思います。

 

(2)悪リザードンアルセウスの高いシナジー

最初の構築は、アルセウスリザードンピジョット不採用)を使用していました。

大会以外ではマスカーニャデッキを好んで使っているので、2進化デッキは2進化ポケモンふしぎなアメを揃えるための「アルセウスの2枚サーチ」が動きの要であることは知っていました。

その上、悪リザードンにはエネルギーを3枚も加速する特性があります。

スターバースから悪リザードンを立てて、れんごくしはいからアルセウスが攻撃できるようにする。

リザードンアルセウスには、互いに持ちつ持たれつの関係性があります。

アルセウスを多めに採用して、このシナジーを十分に活かしながら

前半はアルセウスで、後半は打点の上がった悪リザードンで攻めるプランをとっていました。

 

(3)ピジョットexを入れることで生まれる初動の歪み

マッハサーチは毎ターン好きなカードをサーチできるというえげつない特性であり、そりゃ場にピジョットが立つならそれに越したことはありません。

しかし、ここで安易にピジョットを採用すると、2進化ラインが2本混在するため、初動の噛み合わせが悪くなりやすい欠点が生まれます。

マッハサーチでふしぎなアメを持ってこれるため、一見スムーズにシナジーの間に割り込めるようですが、

場に悪リザードンピジョットアルセウスV starを立てるための条件は、アルセウスの採用数を絞った状態で安定して再現できるものではありませんでした。

リザードンが欠けるとエネルギー加速ができず、

ピジョットが欠けるとその後改めてピジョットふしぎなアメを揃えることが難しく、

アルセウスが欠けるとそもそも悪リザードンピジョットが立たず(序盤のアタッカーとしても重要)。

3匹が足を引っ張り合うかのように、悪リザードンデッキの「出せたらエネ加速から動き出せる」という良さが損なわれてしまいます。

 

(4)ピジョットを入れないことで生まれる詰めの甘さ

一方で、ピジョットを採用しないことによる「終盤にかけての詰めの甘さ」を課題に感じていました。

リザードンの打点は、後半にかけて伸びていくものの、試合の流れや相手のプレイングに影響される不安定さがあります。

サーナイトやパオジアンといった安定した高火力を出せるデッキと比べると、どうしても劣る部分です。

終盤にボスの指令や2体目の悪リザードンふしぎなアメなどの理想札を引けず、もたついている間にやられることが度々ありました。

 

(5)現在のデッキレシピとの出会い

Pokecabook さんの8/8(火)の記事に掲載されていたジムバトル優勝デッキ。

参考元のデッキ

このミュウ2枚、ジニア、ジェットエネルギー4枚という採用に衝撃を受けました。

ジェットエネルギーの相性が良いことは噂に聞いていましたが、4投するほどなのか。

アルセウスに加えてミュウ2枚やジニアも入れるのか。

試してみようとデッキを組み替えたことが、僕の転機となります。

 

(6)ミュウが実現させた悪リザードンピジョットの両立

実際に回してみると、ミュウのふしぎなしっぽから

⚫︎ バトルVIPパス、ネストボール→初動のたねポケモンの展開

⚫︎ ハイパーボール→アルセウスV starの確保

⚫︎ ふしぎなアメ→悪リザードンピジョットの両立

⚫︎ ロストスイーパー→頂への雪道の解除

合わせて16枚採用されているこのうちのどれかを釣れば、初動に関わる役割を果たすことができます。

その中でも、バトルVIPパスは言わずもがな、採用を絞っているアルセウスV starをサーチできるハイパーボールが釣れるところが大きいです。

ふしぎなアメが釣れても、展開の要求札に余裕が生まれてボスの指令やこだわりベルトでさらに強い動き出しができたり、先にピジョットを立てることでアルセウスV starを逆サーチできる確率が高まったりします。

ミュウを積極的に採用することで、初動の歪みがきれいに解消されていました。

 

(7)1枚サーチを2枚サーチに変換するジニア

ミュウに加えてジニアも初動の歪みの解消に大きく関わっています。

ジニアを経由することでサーチ1枚分が2枚にかさ増しできるため、悪リザードンピジョットアルセウスV starの布陣がとても揃いやすく、また、揃っているのであれば後続の悪リザードンを確保しておくこともできます。

サーチ先にジニアがあるという選択肢が、さらに初動の安定感を強固なものにしてくれています。

 

(8)ジェットエネルギーによる手張りの活用

ミュウからスタートしたいため、攻撃に移るにはポケモンを入れ替える必要があります。

また、初手でミュウがいない場合、ベンチに出したミュウをバトル場に送り出す必要があります。

その2点を効率良く行うことができるのがジェットエネルギーです。

特に2ターン目にアルセウスで攻撃する場合、ジェットエネルギーがあれば、れんごくしはいで付けるエネルギーが2枚で済み、しかも入れ替えることができ、さらにきちんと200打点が出ます。ボスの指令やこだわりベルトを準備する余裕があれば、一気にテンポを掴むことができます。こだわりベルト込みで220ラインはもちろん、悪リザードンデッキの初動に使われがちな230ラインのエンテイVまで届くのが熱いです。

他にもミュウを2枚をキュワワーのように使い回したり、かがやくリザードンを出したり引っ込めたりするのにも使えます。

攻撃のためのエネルギーは悪リザードンのれんごくしはいで十分であり、ジェットエネルギーは余りがちな手張りを活用するのに適した採用でした。

 

(9)ピジョットによる理不尽なボスの指令連打

盤面が完成したら、まずはボスの指令やこだわりベルトを活用して、アルセウスでサイドを1〜2枚とりたいところです。

その後は2体目の悪リザードンを立てつつ、1体目の悪リザードンで、

サイドを1〜2枚取られたら210〜240打点でポケモンVやポケモンex、

サイドを4枚以上取られたら300打点↑でポケモンV starを的確に倒すことで、

きれいに理想的なサイドプランを遂行することができます。

この中盤〜終盤こそ、ピジョットのマッハサーチが真価を発揮する場面です。

ボスの指令をサーチし、狙いのポケモンに無慈悲にバーニングダークを叩き込んでいきます。

HP330という悪リザードンの耐久の高さが、この終盤の強さを際立たせます。

状況に応じて、かがやくリザードンリザードで取られるサイド枚数を調整します。

 

(10)頂への雪道対策だけにならないペパー

ペパーはグッズとポケモンのどうぐをサーチすることができます。

頂への雪道を解除するだけであれば、さぎょういんの方が手札補充もできて効果的ですが、

ペパーでもロストスイーパーから確定で雪道を取り除くことができますし、

雪道を使わないデッキに対しては、後攻初手バトルVIPパスや先攻2ターン目アルセウス+こだわりベルトに繋げられる汎用性の高さがあります。

雪道を使わないデッキと当たることも多いので、広く活躍できるカードを選択しました。

 

(11)悪リザードンデッキへのメタの印象

⚫︎ 頂への雪道(例:ロストギラティナ、ミライドン、ルギアなど)

頂への雪道は、場づくりとエネルギー加速、後続の準備に影響を受けます。

このデッキは進化してルール持ちポケモンの特性を駆使することで場が完成されるので、相手の初手雪道への対策は欠かせません。

他のスタジアムで上書きしたり、ミュウやペパーからのロストスイーパーで解除したりしましょう。

解除が遅れても、解除したターンで完璧に展開しさえすれば、火力の上がった悪リザードンで巻き返せることもあります。

⚫︎ アルセウスや悪リザードンでは火力が届かない高HP(例:V starポケモン、2進化exポケモンなど)
序盤の打点はアルセウス+こだわりベルトの230がピークで、そこから徐々に悪リザードンの火力が210〜270へ上がっていく感じです。

テンポ良く進化してきた序盤の高HPのV starポケモンや2進化exポケモンは、アルセウスで小突いたりリベンジパンチで牽制したりしています。

⚫︎ ベンチ攻撃や展開しきれていない時のボスの指令(例:パオジアン、ロストギラティナなど)

かがやくゲッコウガのげっこうしゅりけんなどで初動のヒトカゲを狩られるとエネルギー加速が、ポッポを狩られると後続のサーチができにくくなります。

ベンチ攻撃がありそうなデッキに対してはマナフィを忘れずに置きたいし、ヒトカゲやポッポは複数展開しておきたいです。

パオジアンデッキの場合はボスの指令+キャンセルコロン+げっこうしゅりけんもありますが、相手もセグレイブを立てるためにカイが絡むことが多い分、早々にはボスの指令が打てないと思うので、先に展開してHPを確保したいです。

⚫︎ 倒してもサイドを1枚しか取れないポケモンが中心(例:ゾロアークバレット)

この構築ではサイド複数取りができず、サイドレース上の不利があります。

⚫︎ アローラロコンV starやヒスイヌメルゴンV star(パオジアン、ロストバレットなど)

攻撃されてわざの効果が発動してしまうと、アルセウスや悪リザードンピジョット、かがやくリザードンの攻撃が通らず、耐久されてしまいます。真っ先にボスの指令から倒さないと詰みます。

⚫︎ 悪リザードンを1発で倒せるポケモン(パオジアン、ギラティナV star、ザシアンV、草ポケ)

リザードン1体しか立てられていない場合などは押し切られます。

序盤はHP280を一撃で落とせないので、ギラティナVstarが一発耐えて2回攻撃されるとしんどいです。アルセウスピジョットはロストインパクトで沈みますし、スターレクイエムも脅威。アルセ+ピジョ型の展開の速さを生かし、相手がロストゾーンをためている間にこちらが先に盤面完成してHP確保しつつ、ボスの指令でギラティナを先制攻撃できれば、十分にこちらのペースに持ち込めます。一方で、頂への雪道などで展開がもたついてロストゾーンが溜まってしまうと、持ち直そうとしてもヤミラミのスターマインの餌食になり、厳しい試合になってしまいます。

exポケモンであるパオジアンは、アルセウス+こだわりベルトでは倒せないので、サイド2枚取られるまで(悪リザードンでパオジアンを倒せるようになるまで)は、進化されると倒しづらいオリジンパルキアVやアルセウスVを狙うか、セビエから取るかしています。

サーナイトは弱点を突けるとはいえ、盤面が整ってしまうと火力が高く、長期戦になればなるほどサイドレースも不利になりがちです。ザシアンV+ネジキでリザードン2体狩りされた時は逆に気持ち良かったです。

 

基本的に動かれる前にボスの指令などで潰し、メタを読んでスタジアム枠で対策していきたいです。

特にスタジアムについては、炎タイプデッキにお馴染みのマグマの滝壺も必須ではなく(むしろダメカン乗せるのが敗因になるケースもあり)、ロストシティ、崩れたスタジアム、シンオウ神殿、ポケモンリーグ本部、災いの荒野、頂への雪道など、自分の環境に合わせて採用すべきだと思います。

頂への雪道が多い環境なら、スタジアムを増やしたりさぎょういんを採用したりする必要があるかもしれません。

ミラーが多い環境なら、頂への雪道+さぎょういんを採用して、相手の動きを妨害しながら先行して展開していきたいです。

デッキバランスがかなりシビアなので、構築としてはこのあたりをちょこっと意識するくらいで、あとは初動の安定+マッハサーチのデッキパワーで押し切りたいところです。

 

(12)最後に

とにかくデッキパワーが非常に高く、アルセウスギラティナなどが好きな方はとても気に入ってもらえると思います。

展開の仕方は一人回しで十分に練習でき、実践でサイドレースの駆け引きの楽しさに気付けるところも良かったです。

お盆休み(8月第3週)にこのデッキを調整しながらジムバトルなどに出まくったところ、17勝4敗と8割超えの勝率を残すことができました。

参考元のデッキをどなたが作ったか分からないのが心残りです。素晴らしい構築をありがとうございました。

皆さんもぜひ使ってみてください!

*1:リザードンex 悪テラスタル HP330 特性れんごくしはい:進化したときに山札から基本炎エネルギーを3枚まで好きなように付ける わざ:バーニングダーク180+ 相手がとったサイドの枚数×30ダメージ追加 弱点:草 にげる:2