yunioshiの日記 このページをアンテナに追加 RSSフィード Twitter

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2007-04-22 次に忘れるのは普通名詞なのだ。 このエントリーを含むブックマーク

『アンフォゲタブル』(1996年)

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は検視医の男が、自分の妻を殺した犯人を捜すために「死んだ妻の脳髄液を自分に注入し記憶を移植する」というストーリーだ。

いかにも低予算だが、派手なアクションとか特殊撮影などがない分、演出に工夫があってそれなりに見られるサスペンスだと思う。「意外な犯人」というアイデアもあるし、感動的なシーンも適当に盛り込んであって、それはさすが。日本映画だと作り手がたぶん「感動的」を過度に入れてしまってへろへろなメロドラマになりそうなところだ。

記憶を移植する方法を考案した女性医学者の話にいまひとつ説得力がないので、こんなわけねえだろ!?と、まずこのシチュエーションに疑問さえ持たなければ大丈夫だが、そこでつまずいた人は最後まで楽しめないことは請合います。そういう真面目な(基本SF駄目という)人もいますからね。

もちろん記憶のメカニズムというのはまだ医学的には全部解明されてはいないので小難しい理屈があっても困るところでしょうが、もうひとつ何か工夫があればもっと面白くなったような気もします。例えば、何かの天才の記憶を移植して誰かが難問を解決するとかの伏線があったり。

実験に使ったマウスが死んでいるという伏線は『まごころを君に』という映画(次回予定)にもあったので少し古くさい感じがしました。

主人公のレイ・リオッタはなかなか熱演で、ぴったりの役でした。ただ僕は『ハンニバル

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レクター博士に悲惨な目にあった彼の役柄を想い出してしまい、「ああ脳みそが…!」って気になって気になって(笑)。

今度公開される『ハンニバル・ライジング』もこの映画も同じ名プロデューサー、ディノ・デラウンレンティスによる製作なのできっと彼のお気に入りの役者なのでしょう。今後の活躍を期待します。

ラストには「出るかな出るかな」と思っていたら本当に出てしまったナット・キング・コールの名曲『アンフォゲタブル』

ナット・キング・コール・ベスト


が流れて、まあそれはそれで安心?し感動させていただきました。

さて、本当に死者でも骨髄液を保存しておけば記憶が残せるのであれば、人類の進歩に多大な貢献ができると思いません?

例えば映画界でいえば淀川長治の記憶が残っていれば、彼しか覚えていない失われた古い映画がたくさんあったので映画史に大きな貢献ができたはずだ。

「サヨナラサヨナラ」しか覚えてなかったら悲しいけど。

淀川長治の遺言―映画・人生・愛

今テレビを見ていたら日曜映画劇場『ロッキー4』の解説が何と淀川長治!(え?復活???何故?)

本当に偶然! 

ちょっと鳥肌立っちゃいました…。



ハンニバル・ライジング』は原作も映画も「日本」「日本人」が登場します!

http://www.yunioshi.com/movies3.html#hannibal

kokada_jnetkokada_jnet 2007/04/22 22:56 初めまして。淀川さん、「ボクシング」と言わず「拳闘」と言ってましたね。

yunioshiyunioshi 2007/04/25 22:17 昔ラジオで「お金のためにケントウした」と仰っていて「検討?」としばし考えた記憶があります。「街の灯」だったと思います。でも明治生まれの人がテレビでお話するということも少なくなりましたね…。

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