yunioshiの日記 このページをアンテナに追加 RSSフィード Twitter

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2007-08-24 見張塔からずっと偽物を見張ってて このエントリーを含むブックマーク

僕のサイトには

最近の日本のCMに使われている洋楽(オリジナル曲を紹介)のコーナーがあります。

http://www.yunioshi.com/cm.html

この間テレビでサッポロ発泡酒「凄味」のCMを見て

(あの松田龍平がとてもまずそうに飲むやつ)

ああ、ジミ・ヘンドリックスの「オール・アロング・ザ・ウォッチタワー」使ってるぜ!

と思って書き始めた。

ん?何か違うぞ??

念のためサッポロのサイトで確かめたら。

http://www.sapporobeer.jp/product/l-malt/sugomi/index.html

「オリジナル曲」!だと。

そう言えば曲違うじゃん。

でも「音」はジミヘンの「ウォッチタワー」に間違いない。

歌も無いし、曲が違うから著作権は侵害していない。

でもなあ。これじゃあジミヘンも浮かばれない。

ミッチ・ミッチェルノエル・レディング

12弦ギターを弾いていたデイブ・メイスン?

プロデューサーのチャス・チャンドラー?やエディ・クレイマー?エンジニア)たちもやるせないだろうに。

苦労して創り上げた音が歌(詩)と曲が違うだけで他人のになっちゃったんだからね。

まあ、それだけ偉大だということですかね。

(それなら本物使った方がいいと思うけど)まあ、

ビールまがいの発泡酒のCMだから良しとしましょう。

エレクトリック・レディランド

このジャケットは偽物だっ!やっぱりあれじゃないと。


この曲の原曲はもちろんボブ・ディラン

邦題『見張塔からずっと』。

ジョン・ウェズリー・ハーディング

ディランがバイク事故で2年近く隠遁生活を送っていた時に、

聖書を読みまくっていたそうで(ディランはユダヤ人)、その中の一節からヒントを得た詩だという。

これはディランの詩の中でも最も神秘的で哲学的な内容で、また人気の高い曲である。

当然多くのアーティストがカバーしているが、一番有名なのは何と言ってもこの「ジミヘン・バージョン」だろう。

天才ジミヘンドリックス ギター革命児の真実

この本によれば、当時ジミヘンが関係者からディランの最新テープを入手し、

ものすごいインスピレーションを感じてこの曲をレコーディングすることに決めたという。

しかしそのレコーディングは難航した。

デイブ・メイスンはこの曲のコード進行に四苦八苦し、それに対してジミヘンは喚きちらした。

その結果莫大な量の録音が残った。

ノエル・レディングは辟易して途中で逃げ出してしまい、

結局はベースもジミヘンがやることになったと言ういわくつき。

しかし、さすがに完成度の高い曲に仕上がり、今では「ジミヘンの代表作」とまで言われている。

本家のボブ・ディランが後にはこの「ジミヘン・バージョン」で演奏しているほどだ。

本家まで影響を与えたカバー曲というのはなかなか無いと思うが

これも次探してみます。

皆さんも知っているのがあればお寄せください。


ミュージシャンが出てくる曲

http://d.hatena.ne.jp/yunioshi/20070715

これもまだありましたね。

ジョン・レノン『ゴッド』には

「僕はエルビスを信じない。僕はツィンマーマンを信じない。僕はビートルズを信じない」という一節がある。

ツィンマーマンとはボブ・ディランの本名でした。

ジョンの魂


もうひとつ。

パティ・スミスの『ロックンロール・二ガー』には

Jimi Hendrix was a nigger.Jesus Christ and Grandma, too.」という部分もありました。

イースター(紙ジャケット仕様)【2012年1月23日・再プレス盤】


ボブ・ディランジミヘン、やはり超偉大だね。

B000NDEXIE
COLUM PATTI SMITH
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