RPNでゲームを作ろう(その4)

前回(1月30日)からの続きです。

今回は、前回の乱数発生をプログラムにしてみましょう。

HP 35sでプログラムを作るには、まず

PRGM(「水色の右向き矢印」キーを押してからR/Sキーを押す)

で、プログラムモードに入ります。この連載では、35sには、プログラムがまだ何も入っておらず、この「数当てゲーム」のプログラムだけを作ると仮定して、開発(という程のものか?)を進めます。画面には、

PRGM TOP

と表示されているはずです。ここからプログラムを書き込みます。まず、プログラムの先頭に「アルファベット1文字」で名前(ラベル)を付けます。ここでは、適当にBとしましょう。LBL Bと入力します。LBLと書いてあるキーを押した後に、赤で「B」と書いてあるキーを押すだけです。

表示:B001 LBL B

このB001は行番号です。行番号は自動的につきます。

次に、RANDOMを入力します。

表示:B002 RANDOM

この後、10倍する、というプログラムを書くわけですが、その手順は前回、手動で計算した際と同じです。10と入力し、それから×と入力します。さらに、前回と同じ方法で、INTGを入力します。

表示:B003 10
表示:B004 ×
表示:B005 INTG

これで計算はできるはずなので、最後に、Bというラベルで呼ばれるプログラムの最後を示すために、RTN(return)を入力します。

表示:B006 RTN

この後、PRGM、または左下隅の「C」のキーを押して、計算モードに戻ります。

プログラムを実行するためには、XEQの後に、さきほどつけたラベル「B」を入力して、ENTERを押します。すると、

入力 → 出力(例)
XEQ B ENTER → 3
XEQ B ENTER → 9
XEQ B ENTER → 5

といった感じで、乱数が次々出てくるはずです。

今回はここまでにしましょう。
次回は、プレイヤーに回答を入力してもらう部分のプログラムを作ろうかと思います。

今回製作したプログラム:
B001 LBL B
B002 RANDOM
B003 10
B004 ×
B005 INTG
B006 RTN