PROZAC NATION 私はうつ依存症の女(DVD)

ジョナサン・リース・マイヤーズ目当てです、ハイ(汗)。とまぁ、不純な動機で見た映画だったけれど、母親の期待を一身に背負わされる娘というのはかつての自分とモロに被り、意外に心打たれた。ハーバードに入ってからの、リジーのハチャ切れ方なんかも理解できてしまうしなぁ。当時、自分も結構、精神的に危なかったような・・・幸い、うちの両親はリジーのところみたいに破綻してなかったから、母からのプレッシャーも彼女ほど酷いものにならず、うつ病にまで至らずに済んだだけかも。ハイ。
全編徹底してリジー視点。彼女の気持ちを理解させるより、うつ病を患う彼女の破綻した行動を淡々と映し出していくだけ。なもんで、どうしてこうも何もかもダメになってしまうのだろうと、彼女といっしょに苦しい思いを共有させられる。それがひたすら痛い。
マイヤーズは「ベッカムに恋して」のコーチ役以上にフェロモン全開。目で人が殺せるね、この人は。インタビューでは、事前に何にも準備せずに臨んだよなどと軽い感じで答えていたのに、うつ病に対するコメントだけはなかなか重かった。彼自身、いろいろ潜ってきてるんだろうなぁ、なんて。