「弱さ」のちから、ほか
昨日一日苦しめられた頭痛が少し落ち着いたものの、先日、中島某氏の本を何冊か読んで陥ったゲロゲロな気分から醒めきらない。本来なら休み明けの試験対策をすべきなのだろうが、一度落ち込んだ気分を浮上させるために、徘徊先のブロガーさんの何人かが推す鷲田清一氏の本を読んでみることにした。
鷲田氏の名前は、看護学概論の授業でメルロ=ポンティなどとともに耳にはしていたが、著作を手に取るのは今回が初めて。看護系では臨床哲学関連の著作がいいかなあと、県立図書館で何冊かピックアップしてザッと目を通してみた。
- 作者: 鷲田清一
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2001/09/10
- メディア: 単行本
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- 作者: 鷲田清一,植田正治
- 出版社/メーカー: 阪急コミュニケーションズ
- 発売日: 1999/06/30
- メディア: 単行本
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「聴くことの力」ほどではないが、「弱さのちから」よりは難しめ。後者の二冊は、「弱さのちから」を読みこんでから手に取る本かな。
- 作者: 池田晶子
- 出版社/メーカー: 毎日新聞社
- 発売日: 2006/12/23
- メディア: 単行本
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だからこそ君は、意見なんてものをもつべきではない。「自分の意見」を主張してはならない。君がしなければならないのは、自分の意見を主張することではなくて、本当の考えを知ること、自分の立場や都合を超えた、誰にとっても正しい考えを、自分で考えて知ることだけなんだ。
(「14歳の君へ」51pより)
・・・「誰にとっても正しい考え」を自分なりに考えてそれを人にぶつけることは他人の意見の否定に繋がるからと、「自分の意見」しか言えない大人になっちまってた自分に気づき、ガビンと来た。