頭の中に浮かんだことは記憶できない

変な夢を見て、だがそれを記録することができず、分刻み秒刻みで思い出せなくなっていって歯がゆく感じることが、よくある。目覚めた時にそのありありと浮かぶその情景に、自分の胸のたかなりに、映画もビックリのその展開に感動して、メモらないと消えてしまうのにその暇がない、覚えていたい、忘れたくないと懸命に反芻しようとするのに、そうしてるそばから記憶が消えていく。もどかしくて悔しい。夢をはっきりくっきりと、いつまでも覚えてられる人が羨ましい。
やっぱり目や耳から入ってきた情報でないと、しっかり記憶できないのだろう。頭の中では頭の中の世界だけでしか通用しない、現実に存在しない場面が渦巻いてるからね。「こうだとしたら、こうなる」っていう想像が。そういう想像力によるイメージと、実際に外界から入ってきた本物の世界との情報をちゃんと区別する必要がある。そこがごっちゃになっちゃうと、実生活で危険な場面が多すぎるってのは想像に難くないところだよね。
夢のメカニズムを想像してて、そんで思いついた。もしかしたら人間ってのは、頭の中だけに浮かんだ事柄ってものを、記憶する能力がないんじゃないか。俺は脳みそを研究してる学者さんじゃないから全くの想像だけども。人間は、外界からの刺激とセットになっていない思考を、極力記憶しようとしないようになっているんじゃないか。
自分の頭の中で発生した思い付きを、時間が経ってもちゃんと覚えているってことは良くある。でもそれは実は、頭の中でスパークして出てきた思い付きを記憶してるんじゃなくて、外界からの刺激を覚えていて、この刺激にはこう反応、この刺激にはこう反応っていうパターンが頭の中でシステム化されてて、同じことを考える流れになった時に、前回と同様のプロセスをたどって再度スパークしてるんじゃないだろうか。「思い付きを覚えてる」んじゃなくて、自分の中の蓄積が、毎回同じように自分の脳みそに「思いつかせている」んじゃないだろうか。


そんなことを考えた、のは結構前なのだが、そしてそれからもう少し自分の思索が進むんじゃないかと思って寝かせていたのだが、何一つ進化しなかったので当時考えたことをほぼそのままここに載せています。

vol.13 0615fri 24:00-25:00(35)

spaghetti vabune!のライブを観るために努力したにもかかわらず仕事は終わらず、むちゃむちゃ遅刻状態で向かいつつ、新高円寺駅から2分のライブハウスになかなかたどりつかないと悪態をついていたら降りた駅が東高円寺だったと後で知って驚愕、みたいなそんな話をしました。今日はお便りが届きました! メールまだまだ募集しています。んではまた来週!

  1. サヨナナ(demo)/エガワヒロシ
  2. Ghost In The Summer/ELEKTEL feat. Hiro Panda & Seiko Hamakawa
  3. Sailer(7inch ver)/cleandistortion
  4. 光/エガワヒロシ
  5. サヨナナ超特急/マル+エロコエロオ