LOGiN休刊

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0804/11/news115.html
いやぁ、やっぱりいろいろ考えちゃいますよ。「これも時代の流れか」みたいな言葉しか出てきませんけどね。実際俺だってもう何年も買ってないし。
中学生の頃、数冊の古いLOGiNを、笑っちゃうくらい繰り返し繰り返し読んでたなぁ。
なんつって今思い出すのは火浦功のSFショートショート小説。読みきりの。なんか脳波で文字入力をするデバイスを作った男が、自分の赤ん坊に繋げてみたら、生まれたばかりの子供は全部わかってて──みたいな話。「ああ、だんだん君の言うことがわからなくなってきた。これが大人になるっていうことなんだね」ってエンディングで、それに何重もの意味があるような気がして鼻息を荒げたんだよなぁ。ってこれ全然LOGiNの思い出じゃないな!
あと、4ページくらいで、なんか科学のコラムみたいなのなかったっけ? エイズについての回を何度も読み返してた記憶がある。あと、人間を水棲生物にするなら両肩のこの辺りに穴をあけて……とかって文章。懐かしいなぁ。LOGiNの思い出ってこんなのばっかりか。
ヤマログだったかなぁ? 「轍、馬車よね」「馬車は嘶きゃ治らない」ってコーナーがあって、俺それ以上に上手いコピー(ネーミング)っていまだに出会ってないって言えるぐらい感動した。それがLOGiNの思い出。
ツクールシリーズってのがあってさ。今Wikipedia見てみたら載ってなかったんだけど、俺の使ってたPC-88シリーズのやつが最初じゃなかったかな? 「まみりん」よりも「ダンジョン万次郎」よりも前に、「RPGコンストラクションツール」ってソフトがあって、光栄の「タイムエンパイヤ」ってゲームソフトが(理論的には)そのまま作れるものだったんだよね。それでちまちまキャラクター作るためにドットに色を塗ってた記憶がある。当時のパソコンは8色しか表示できないのよ。黒が0、青が1、赤が2、紫が3、緑が4、水色が5、黄色が6で白が7、みたいな。で、人間のキャラクターのドット絵を打つのに黄色だと強すぎて肌色に見えないんだよね。紫と黄色の市松模様にすると肌色っぽく見えるってテクニックがあってそれが懐かしい。……ああ、懐かしいなぁ5インチフロッピーディスク秋葉原に出かけて白い箱に入ったノーブランドのディスケットを買った後の帰り路は、自分が物凄い可能性に満ち溢れてるような気がしたもんだよ。俺はこのフロッピーにどれだけたくさんのデータを詰め込めるのだろう、ってね! ……全然LOGiNの思い出じゃないなぁ。
そんな、俺のマイコンライフの1ページを彩ってくれてたのがLOGiNだったわけよ。ありがとうLOGiN。そんなこと言いつつ、実は俺はPOPCOM派だったんだけどね……。