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ノリツブシ*ニッキ このページをアンテナに追加

2010-12-26 雪中 東北乗りつぶし 2日目

ホテルで朝食をとった後、山形駅へ向かう。雪はあまり降っていなかったが、駅に着きホームへ行くと雪が降り出した。米沢方面から電車が到着したが、この電車が折り返しの米沢駅行きとはならないようだ。

山形駅在来線ホームに、3つの列車が並ぶ。狭軌線のホームに停車中の左沢線の列車は、4両編成と長い編成でこの後、左沢駅へ向けて発車していった。

最初は、米沢方面からやって来たこの電車が折り返しの電車となるとばかり思っていたので、ドアを開けて車内に入ってしまいそうだったので、回送となって発車したので少し驚く。確か車内に人が乗っていたのだが、あれは乗務員かそれとも関係者だったのだろうか。その後、山形新幹線の専用ホームに「山形新幹線つばさ」の東京駅行きが到着する。駅のコンコースにいた多くの人はこの新幹線に乗る人だったのだろう。

新幹線が発車した後、ようやく米沢方面から回送列車が到着し、これが米沢駅行きの普通電車となるようだ。

先ほど誤乗してしまいそうだった回送列車は、701系だったが、これは718系の6両編成でボックスシートだがクロスシートという事なので、こちらの列車の方がいい。車内は、だいぶ空いていて1両につき数人が乗車しているだけのようだ。

山形駅を出ると、先ほどの701系の回送列車が留置されているのが見える。少し進むと新幹線の車両などが留置されている車両基地の横を通る。

先頭車両に乗っていることもあり、前面からの景色が良く見えるので、雪が降り続く真っ白な複線を進んでいるのがわかる。

新幹線が通る路線だけあって線路は良く整備されている。さらに先行して新幹線が通っているおかげで、レールも雪が被っていない。この新幹線が通る路線は、どんな大雪が降ってもそう簡単に運休にするわけにはいかない大事な幹線という事もあるので、天候が悪くても楽観していたが、その通りほぼダイヤ通りの運転になっている。

複線の線路も山地に入って単線になり羽前中山駅で列車と交換する。この辺りでは、線路近くを国道が併走しているが、雪が積もっている道路には自動車はほとんど走っていない。冬の豪雪地帯では鉄道が重要な交通機関だと実感した。

中川駅を過ぎ、北赤湯信号所でまた複線になって赤湯駅に着く。近代的な駅舎の改札の前を素通りして、跨線橋を渡り山形鉄道フラワー長井線のホームへ行く。

中間改札などは無く、既にホームには2両編成のディーゼルカーアイドリングしながら停車中だった。車内には乗客が既に十数人ほど乗っているようだったが乗り込む前に、先頭車両でも撮影しようとホームの先に行ってみるが、ホームの屋根が無い所では雪が多く積もっていて、職員が小型の雪かき機で雪をとばしている。これでは撮影は無理なので、後部にまわって後ろの車両を撮ることに。

2両編成の後部の車両には誰も乗っていないようで、そもそもその車両のドアも開かないため、先頭の車両のドアを手動で開いて中に入る。車両連結部分の通路のドアも閉ざされているので、後部の車両には移動することが出来なくなっているようだ。

わざわざ2両に連結して走るのは不経済かと思うが、乗客が多い時間帯に後部車両を開放することにして、わざわざ増結する手間を省いてるのだろう。

発車間際になって数人の乗客を乗せると時間通りに列車は発車した。車内は全てロングシートで席は半分ぐらい埋まっている。

車内に目をやると、車両の天井には昨日のクリスマスの装飾がしてあり、つり革の柄の部分には、広告や個人・団体のメッセージボードがあって、そのつり革一本一本にスポンサーが付いているようだ。

奥羽本線が大きく右にカーブしてゆくのが見えるとすぐに南陽市役所駅に着く。名前の通り駅のすぐ近くに市役所の建物が見える。赤湯駅から近すぎる為か、ここでの乗降はない。今日も雪のせいで、車窓からの景色については、今回は窓に雪が付いていないので、外の風景は見えるが雪が積もり真っ白な風景では、何があるのかほとんどわからない。

次の宮内駅で列車と交換し、ここで数人の乗降がある。この駅から和服を着た山形鉄道職員らしき人が乗り込み車内で山形鉄道のグッズを販売し始める。「干支絵馬切符」などを販売するが、車内の乗客のほとんどが地元の人ばかりのせいかほとんどの人は興味を示さなかったが、売っている物の中にフラワー長井線の1日フリー切符があったので、値段も1,000円という事で往復するだけで元がとれると思い、声を掛けてフリー切符を買う。

その販売員は、有効日の今日の日付を入れようとしたが筆記用具を持ち合わせていなかったようで、売り物のボールペンを使って日付を入れた。

今泉駅で、JR米坂線との乗り換え客が数人乗車。そこでは、その和服の販売員がJRの駅の施設の方が立派でしょうと乗客と話をしている。ここから約1km近く、JR米坂線と線路を共用している区間を過ぎた後、南長井駅で車内の乗客の半分以上が降り、そして次の長井駅でだいたい5人ほど降りたので、車内はだいぶ空いた。途中、雪兎駅という名の駅があって、あの干支の記念切符は、この駅をモチーフとして使っているのだろうか?

四季の郷駅で、一人降りたのでこれで車内は乗客二人、運転士一人、先ほどの和服の販売員一人の計4人となった。

そのもう一人の乗客も私のように「乗り」に来た人のようだ。最上川を渡ると、終点の荒砥駅に到着。

駅の職員はいないのか、運転士に先ほど買ったフリー切符を見せてホームへ。駅の建物は白鷹町の観光施設も兼ねているか、立派なもので外へ出て駅舎などを撮影するが、周囲にはタクシーが客待ちをしている以外、店なども何もないようなので、また建物の中に入る。

駅舎内部には、ギャラリーのようなものがあって、そこには先ほど渡った最上川の鉄橋が土木学会選奨土木遺産に指定された事に関する研究結果などが展示されていた他、ここは蕎麦名物のようで、それに関するものなども展示されている。

暖房が効いていないその部屋で展示物などを見ながら、折り返しの列車の発車時間まで時間をつぶす。

列車の準備が出来たのか、先ほどの和服の販売員が「寒いから車内に入った方がいいですよ」と声をかけられたので、しばらくしてまたホームへ行く。先ほど乗ってきた列車は今度も1両目の車両を開放して、2両目の車両には入れないようになっていた。

また、先ほどまで乗っていた4人ともう一人の乗客で、列車は発車した。先ほどはあまり気に掛けなかった最上川の鉄橋だが、資料を見たせいか今度は注意深く車窓から眺めてみる。

車内では、また車内販売を始めるが、今回は乗っていた観光客に何か売る事が出来たようだ。ただ、あまり山形鉄道が赤字赤字と言わない方がいいと思うが。

宮内駅でまた列車と交換の為に停車するが、雪のせいでJRが遅れたせいか、その乗り換え客との接続待ちを行った対向列車の到着が遅れた為に約8分ほど遅れて発車し、その遅れのまま赤湯駅に着く。

これで未乗路線だったフラワー長井線を往復したが、車窓は雪のせいで、まったく望めなかったので、昨日の未乗路線もそうだが、また雪が無い時に訪れてみようか。

山形鉄道フラワー長井線乗りつぶしたので、今回の旅の目的は全て終了となったので、後は家に帰るだけだが、次の米沢駅行きの普通列車は後1時間半ぐらい待たなくてはならないので、とりあえずJRの改札を出て改札近くのベンチに座るが、ここは暖房がまったく効いていないようで、隣にあった土産物屋などがある場所のベンチに行ってみるがさっきの場所よりは少しは暖かいがここもまだ寒い。寒さに耐えきれないので、間もなくやって来る山形駅行きの電車に乗りこみ、途中の駅で米沢駅行きの電車に乗り換えてしまおうと思い付き、やって来た山形駅行きの4両編成の普通電車に乗り込む。

さすがに車内は暖房が良く効いていて、やっと暖まる。

乗り遅れが無いように列車の時間を確認しながら、一駅づつ北上し、「かみのやま温泉駅」で降りるとすぐにやって来る米沢駅行きの列車に乗れそうだ。その駅で降りて、ホーム上にある待合室に入る。ここは暖房が効いている。その後、すぐに米沢駅行きの普通電車がやって来たがあいにく2両編成という事もあって、座る事は出来なかった。

ただ米沢駅までは約30分ほどの乗車という事で想像よりも遠くないので、それほど苦にはならない。米沢駅に着くと向かいに福島駅行きの電車が停車中で、この電車も同じ2両編成だった。以前、乗車した時も2両編成だったので、米沢庭坂間は一日6往復だけでも、いつも2両編成で済むらしいので、福島山形の各都市を結ぶのは新幹線で、この区間の駅の周囲には民家がほとんど無い事から需要も無いのだろうか。2両編成という事で座れるかと危惧していたが、ボックスシートは既に取られていたが、車端部のロングシートには座る事が出来た。

乗車しているほとんどの乗客が、大きなバッグなどを持った観光目的の為の移動手段としている人が多く、それらの人の多くが「青春18きっぷ」を使っているのかもしれない。電車は、関根駅を過ぎると峠越えが始まるが、振っていた雪がおさまり、雲がとれはじめ陽が出て来た事もあって周囲が次第に明るくなった。そのおかげで、山に被っていた雪がきらめき、車窓からの美しい景色が見え始めた。それらを窓から撮っていると運良く「山形新幹線つばさ」の銀色の車体が横切る。

途中の各駅には、スノーシェードがあって、昔はスイッチバックの複雑なポイントを守っていたが、今では、そのスノーシェード内にホームが出来たので、使い道が変わってしまったが、こんな大雪の寒い日にはスノーシェードの中は暖かいのかもしれない。峠駅では、名物の力餅売りの売り子がホームにいるのを見て、以前から思っていたが、窓が開かない今の電車でしかも普通列車は一日数えるほどしか停車しない駅で商売になっているのだろうかと思ってしまう。

ここで、雪山登山を行っていたのか重装備の登山客が多く乗車するが、その登山客は隣の板谷駅で降りてしまった。

福島県に入ると後は峠を下るだけで、赤岩駅を過ぎていくつものトンネルを抜けると左手には福島の街並みが見えてくる。

山の斜面にある線路を下って行くダイナミックな光景が、後方から見ると良くわかる。

福島市街に降りて来ると雪はほとんど無くなり、あんな大雪だった景色がたった1時間がぐらいで景色が一変してしまった。

福島駅からは、ただひたらすら東北本線を南下するだけだが、ここで乗り換え時間が約30分ほどあるので、ホームの待合室でとっていなかった遅い昼食をとった後、郡山駅行きの電車へ向かう。

これもたったの2両という事で座る事は出来ず、車内は朝のラッシュ並に混んでいる。福島市街を離れてゆくと、少しは席が空いたでなんとか座る事が出来たが、郡山駅までずっと立ち客がいるほどの状態で郡山駅に着く。

ここにはまだ雪が残っていて、郡山駅のホームへ降り立つと、昨日見た583系電車が昨日よりも雪を多く被って停車していた。

昨日からネットで知っていたが、この電車は昨日立ち往生したSL列車「SLばんえつ物語」の乗客などを乗せて喜多方駅で列車ホテルになってしまったようだ。ただ、寝台電車だったので、ベッドが使えたのが不幸中の幸いだそうだ。

また2両編成だった黒磯駅行きに乗り、混雑している車内を何とか耐え、須賀川あたりを過ぎると雪がまったく無くなり天気は良くなって夕日がまぶしい。ようやく黒磯駅に着くと、上野駅まで直通の快速ラビットが待っていた。10両編成という事なので席はらくらく座れ、更に宇都宮駅で乗り換えが無いのは本当に楽だ。

これで、今回の雪中東北乗りつぶしの旅は終了。雪ばかりで車窓からの景色はほとんど見えなかったが、雪を見たかったという目的だった事もあったのでそれは仕方がないか。

ただ、本当に会津方面へ行かなくて良かったのは確かだ。


乗りもの乗りつぶし該当区間
山形JR東日本 奥羽本線 普通赤湯 
赤湯山形鉄道 フラワー長井線荒砥赤湯荒砥
荒砥山形鉄道 フラワー長井線赤湯 
赤湯JR東日本 奥羽本線 普通かみのやま温泉 
かみのやま温泉JR東日本 奥羽本線 普通米沢 
米沢JR東日本 奥羽本線 普通福島 
福島JR東日本 東北本線 普通郡山 
郡山JR東日本 東北本線 普通黒磯 
黒磯JR東日本 東北本線 快速ラビット赤羽 
赤羽JR東日本 湘南新宿ライン 普通渋谷 
渋谷東急電鉄 田園都市線 急行鷺沼 
鷺沼東急電鉄 田園都市線 各停藤が丘 

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