Hatena::ブログ(Diary)

ノリツブシ*ニッキ このページをアンテナに追加

2013-04-20 北東北乗りつぶし 1日目

ハードワークの3月を終えて、GWまでの週末はしっかりと休める事が出来るようなので、先月のハードワークの自分へのご褒美として約3ヶ月ぶりに乗りつぶしの旅を行う事にした。もう未乗路線は宿泊をしなければならない遠い場所ばかりとなっているので、今回は久々に東北方面へ。

震災以来、訪れていなかったのだが、以前から訪れて見たかった北東北津軽弘前方面へ行く事にした。GW中は桜の季節という事もあり、その1週間前ならば空いているかもしれない。ただGW近くのこの時期、お得な切符も無いので現地までの往復の運賃は、往復切符を買って少しでも割引をし、訪れる弘前津軽エリアはその地区で2日間有効のフリーキップを現地で調達することにする。青森の更に奥という事もあるので、往きと帰りは新幹線を利用するしかないが、ちょうどこの3月の改正で東北新幹線の「はやぶさ」が320km運転を始めたので、その乗車体験も出来る。往復の新幹線特急指定席券の予約は1ヶ月を切っていたので、とれるか心配だったが新青森へ一番早く着く、はやぶさ1号と帰りのはやぶさ号の窓側E席を難なく、えきねっとでとれる事が出来た。

始発の電車で東京駅へ行かなければならないので、前日は仕事を早く切り上げ早めに寝てしまう。日が上がる前の暗い中を最寄りの駅へ向かい、始発電車で東京駅へ。途中、地下鉄を乗り継いで丸ノ内線東京駅に到着。まずは朝食用におにぎりやお茶などを買って早めにホームへ。

車内に入る前にまずは撮影と先頭車両へ向かい、ロングノーズのE5系の先頭を撮る。10両編成と他の編成と併結していない短い編成なので、ホームから難なく撮れる事が出来る。以前はあまり好きじゃなかったこのE5系のロングノーズも速度300km越えの為には必要だと思うと、案外好きになってきている。

ついでに隣のホームに停車中のE4系も撮る。この2階建て新幹線東北新幹線から撤退し、今は上越新幹線のみの運用となっていて、近いうちに上越新幹線からも撤退するとの情報もあるようだ。

指定された7号車に入り席へ座る。車内を少し見渡していたら、もう発車時刻は近い。車内はそれほど混んではなく席は至る所で空いている。早朝の時間に発車することもあるので、観光客などはもう1本遅い新幹線などを利用するのだろうか。席はまだ新しい車両という事もあってキレイで一般席ながら可動式のヘッドレストも装備していて東海道新幹線N700系よりは上で、N700系と同じ様に電源のコンセントも窓側にある。

いつの間にかもう発車時刻となって列車はゆっくりと動き出した。すぐに上野駅に着きここで十数人ほどこの車両に乗車をする。上野駅を出ると車掌による車内放送が始まり、車内設備の案内や停車する駅の到着時刻を案内をしてゆく、その中で9号車の進行方向の左側のドアが故障をしているので開かないとの案内がある。まだ新しい車両ながら不具合が発生しているのか。スピードを上げられない大宮駅までの高架線を進んでゆく途中、ロッテ浦和工場の建物のガラスに反射して今乗っているE5系のグリーンの車体が写る。

大宮駅に到着をしてここで先ほどの上野駅よりも多くの乗車があるが思ったほどではなく私の通路側の席も空いたままだった。ただ、この方が乗客としてはいいことで、このはやぶさ1号の次の停車駅は仙台駅という事で、それまでは隣の席は空いたままになり、気を使う事なく座る事ができる。

ここから先の仙台駅までが、320kmで走行できる区間だが、その速度へ達した事は車内の案内では知らせてはくれないので、はっきりいってわからない。手持ちのiPhoneGPSを使って現在の位置を把握しながら車窓を眺める。このGPSの追随は最初はGoogleマップアプリを使っていたが、データの更新が間に合わず、うまく現在の位置が表示されないので、今までまったく使っていなかったiOSのマップで試してみると、こちらの方がうまく地図データの更新もしてくれて現在の位置が把握できる。初めてこのマップが役に立った。

宇都宮駅で待避中のE2系やまびこ201号を追い抜き、福島駅では停車中の山形新幹線E3系のつばさ121号の横を通過する。途中、トンネルを通過する時、窓に手を掛けていると車体が空気圧で伸縮しているのがわかる。これは以前も東北新幹線E2系に乗った時も起こった現象で、最新のE5系でも起こるようだ。外の景色の様子は、特に桜の木を見て開花の状況を確認してみるが、やはりまだ桜前線南東北で停滞しているようで、時折桜が咲いているのが見えるが、これでは弘前の桜は見れそうにない。

仙台駅に着き、ここで十数人の降車があったが、ここからの乗車も多く、乗車する人の方が多いようだ。ただ隣の席は空いたままで、このまま空いたままになりそうだ。仙台駅を出て仙山線単線の線路が分かれる辺りで、桜の木が一本満開に咲いているのが見える。所々咲いている桜もあったのだが、ここから先、桜が咲いているのを見かけることは無かった。

次の停車駅は盛岡駅で、途中の古川駅ではE2系やまびこ51号を追い抜く。車窓は遠くに雪を被った山々や田畑が広がり、まだ春は遠いようで彩色が無い単調な景色が続き、すこし眠くなってくる。GPSで現在位置がわかるので、とりあえず新幹線に沿って流れる北上川や遠くの山の名前などわかるので、それほど退屈では無いが。

途中、東北本線と合流すると盛岡は近くなり、田畑から住宅が多くなってきて盛岡市街に入り北上川を渡ると盛岡駅に着く。思ったよりもここでの乗降は少なく、高架ホームの下にはキハ100形の気動車が見える。

ここ盛岡駅から先は、東北新幹線の未乗区間で、駅を出ると秋田新幹線の高架と分かれ、雲がかかり山頂付近が見えない岩手山を望みながら、しばらくはいわて銀河鉄道線の上の高架を進むが山地に入りトンネルに入ると、新幹線はまっすぐ山を貫いて行く。

東北本線いわて銀河鉄道線は山をぬって進んでゆくことになる。この辺りトンネルばかりで、車窓の景色はあまり望めない。このはやぶさ1号は、盛岡駅から先は停車駅も多くなり終点の新青森駅まで、いわて沼宮内駅を除いて各駅に停車をしてゆく。

二戸駅に停車をする際は、長いトンネル内から減速をしてトンネルの合間にある駅に停車をする。ここでこの車両でわずかな降車があるが乗車は無かった。この先も長いトンネルがずっと続き、あっという間に八戸駅に着く。ここでも数人の降車があるが、この駅から乗車をする人もいて、ほぼ同じ数だった。八戸駅を出ると車体が傾いているのがわかるほどの左へ大きくカーブをする。遠くにはこれからこの新幹線が貫く八甲田山の山々が見える。

この先もトンネルが続き、このトンネルの上を一昨年廃止された十和田観光電鉄が通っていて、廃止前に訪れた事を思い出す。七戸十和田駅でも数人が降車をして、ここから乗る人もわずかながらいるようだ。ここから先は八甲田山を貫く26kmの日本の陸上トンネル最長、世界2位の八甲田トンネルへ入る。八甲田山ショートカットするために、こんな長いトンネルを掘ってしまうのだからすごいものだ。北海道新幹線が誕生すると長大な2本の陸上・海底トンネルを通過することになるのか。

約10分ほどで、長いトンネルを抜けると風景は高原のような牧草地帯が広がって天気も良くあまり青森らしくない景色だ。それを過ぎてまたトンネルに入って、それを抜けるともう新青森駅はすぐで、新しい住宅が建つ市街地に入って終点の新青森駅に到着する。東京から3時間15分ほどで着いたので、今の時間はまだ朝の10時前だ。停車駅が少ない、はやぶさ5号などは3時間を切るようで、青森もだいぶ近くなった。

新幹線から降りてホームドアを抜ける。乗車していた乗客がエスカレーターなどで下へ降りて行くが、私はホーム端へ行き、北海道方面の線路を見てみる。線路の先には新幹線車両基地があるので高架が続いているので、行き止まりといった感じは無く、あと数年でここから津軽海峡を渡って函館方面へ向かう新幹線が走るのか。

今乗って来た新幹線を撮った後、エスカレーターを降りて階下のコンコースへ出る。もっと簡素な駅かと思ったがおみやげ屋や売店などがあり、新幹線の駅なのだから当然のことか。奥羽本線へのホームへ行くには途中に中間改札があって、その自動改札に切符を入れて抜ける。

少し歩いて階段を降りると、1面2線の島式ホームへ出る。新幹線に乗っていた乗客のほとんどはここへ来ているようだ。次の列車は、青森方面が特急スーパー白鳥11号函館行きで、私が向かう弘前方面は特急つがる4号秋田行き。新幹線から乗り継ぐ特急券を持っているので、わずかな料金の上乗せで特急つがる4号に乗車出来る。特急に乗らないと次の普通列車まで約40分ほど待たなくてはならないようだ。

待っている間、貨物列車が通過するようで、ホーム端へ行ってカメラを構える。単線の線路の先からライトが見えて、それほどスピードを出さないで通過した。そういえば、奥羽本線もこの辺りは単線だった。

その後、駅の案内放送で特急スーパー白鳥が到着するとの案内があったので、今度は弘前側のホーム端へ移動して到着する列車を待つ。やって来たのは、スーパー白鳥といえば高運転台の789系だと思ったがそれでは無く、785系が先頭の列車だった。多客期という事なのか基本編成の789系6両に785系が2両増結された8両編成となっていた。

この列車だけでは無いが、ここ新青森から青森駅までは、特急列車でも自由席なら乗車券のみで乗車が出来る事になっていて、ホームで待っていた乗客のほとんどは青森方面へ向かうようで、この列車に乗り込んだ。この列車が到着後、すぐに特急つがる4号が入線する。

こちらは特急券などが必要で、指定された4号車に乗り込む人は私を含めて十人ほど乗り込んだ。この4号車は半室がグリーン車になっていて、私以外の中高年の乗客は、皆半室のグリーン車へ入って行く。半室の指定席車には、青森から乗車している人と私だけの二人だけだった。

発車して次の駅の津軽新城駅でいきなり普通列車と交換の為に運転停車をする。ここから先は山地に入り、畑や山には雪が残り天気も曇ってきた事もあって、殺風景な景色が続くが山地を抜けると周囲の景色が開けて天気も回復し、更に右手に冠雪した岩木山が見えてくるとリンゴ畑が広がる青森らしい景色になって来た。

北常盤駅でも青森行きの4両編成の普通列車と交換をする。五能線が出る川部駅を通過し、五能線が右手に分岐する。

ここから奥羽本線は複線となり、市街地に入ると弘前駅に到着。4号車から降り立ったのは私一人だけで、ホームへ降り立ち特急列車を見送った後、改札を抜ける。

駅前にある予約してあるホテルは、まだチェックインできる時間では無いので、荷物を預け身軽になってまた駅へ戻る。

駅前にはあまり飲食店が無いので駅内のそば屋で軽い昼食をとった後、この津軽弘前JR私鉄が2日間乗り放題になる津軽フリーキップをみどりの窓口付近の自動券売機で購入する。2,000円で2日間乗り放題でJRだけでは無く、津軽鉄道の一部や弘南鉄道も乗れるので、だいぶお得な切符だ。

まずは、津軽鉄道を乗りつぶそうと先ほど降り立ったホームへまた戻り、停車中の川部から五能線へ入って、鰺ヶ沢へ行く2両編成の気動車に乗る。

デッキ付きの車両で、先頭の車両に空いているボックスシートを見つけ進行方向とは逆に座る。川部駅から五能線に入ると進行方向が逆になるからで、普段利用している人はあまり進行方向は気にしていないようだ。寒冷地仕様のキハ48形のボックスシート窓側には暖房装置の出っ張りがあって足の置き場に少し困る。車内の乗客は、観光客は少なく学生など普段利用する人ばかりだ。

弘前駅を出て、次の奥羽本線撫牛子駅では乗降は無く、次の川部駅で少しの降車があるが、それ以上の乗車があったがボックスシートは全ては埋まらない。ここで約6分ほど停車をして進行方向が変わり列車は動き出す。

すぐに右にカーブをして五能線に入る。岩木山は左手にあって、逆の席に座ってしまい、あまり望む事が出来ないが天気は良くなってきた。車窓からの景色は青森らしく、りんご畑ばかりだが、まだ枯れ木のように葉も無く骨だけのようなりんごの木は、案外不気味な感じだ。

最初の藤崎駅で数人降りる。林崎駅では、ほとんど乗降は無く、板柳駅で数人降車。ここで交換のために約3分ほど停車をする。交換の相手の列車は、3両編成の弘前行きで、前1両は国鉄色のオレンジ1色の車両だった。この駅は付近に民家もあって、こいのぼりが上がっている。

陸奥鶴田駅でも数人降りて、ここから先は五所川原の市街地に入り、遠くに津軽鉄道の車両などが留置されている広い構内が見えると、五所川原駅に到着。ここで学生など十数人が降りる。私も津軽鉄道に乗り換えるために降りが、ここでも列車の交換をするようで、その交換の相手は、快速リゾートしらかみ号で、津軽鉄道のホームへ行く前にその列車を待ってみる。

待っている間五能線のホームから、津軽鉄道の車両などを撮って行く。数分後、快速リゾートしらかみ用のハイブリッド気動車HB-E300系3両編成が到着する。

そのリゾートしらかみ号からの乗降は無いようで、少しして弘前へ向けて走り去った。全車指定席なのでここから乗車をする人はいないようだ。その後、長く薄暗い跨線橋を渡って津軽鉄道のホームへ向かう。

ホームへ行くとすでに単行の気動車は停車中で、後部のドアの前に団体と手書きの立て看板があり、前部のドアには一般と書かれた看板が置いてある。どうやらツアー客の一行が定期の列車に乗っているようで、既に車内に乗車をしている。まだ発車まで時間があるので、ホームに留置中の客車などを撮影してゆく。

ホーム側に留置されているのは現役の車両で、まだペンキの塗りがまだ新しい。もう1本先の線路に留置されているのは塗装が剥げたボロボロの客車ばかりで、これは廃車のようだ。現役の客車はストーブ列車用のもので、冬期に運行しているので、今の時期は運行していない。冬に来れば乗車をする行程を組んでいたのだが。

それらを撮影後、前のドアから車内に入る。団体客はクロスシートを占めていて、1席だけ空いていた車端部のロングシートに座る事が出来た。ロングシートに座っているのは学生など地元の人のようで、団体客以外の観光などでの乗車は私一人だけのようだ。車内は手作りの桜の装飾が施されている。いつもならワンマン運転の列車だが、今回は団体客がいるので、女性のアテンダントが乗車をしていてマイクを持って観光案内をしている。そのアテンダントは地元の人のようで、ここでようやく津軽弁が聞こえてきた。全ての席が埋まり立ち客もいる中、津軽中里行きの列車は発車する。

発車をすると先ほどの車内アテンダントが観光案内を始める。その案内は団体客向けだが、その恩恵を受けられることになる。ただ一般の乗客はどうだろうか。どうやら団体客は途中の芦野公園駅まで乗車をするようだが、案内によるとやはりまだ桜は咲いていないようで、この辺りでは開花は5月下旬頃になってしまうとの話があり、そのためか車内に桜の飾り付けをしているそうだ。

その案内をしているアテンダント以外の人がグッズの販売で車内を廻る。駅に停車をする前にその駅の案内もあり、五農高前駅では、最寄りの五所川原農林高校の行事などの話がある。その五農高前駅で学生が一人降りる。ここから真っ直ぐな線路が続き、線路の近くに雪除けの防雪網や線路から少し離れた所にある、これも暴風雪を除ける木製の防雪棚の話では、この地域特有のブリザードの話も。平野を抜け森の中へ入って行くと毘沙門駅に着く。ここは周囲には民家など何も無い小さな無人駅だ。森を抜けると嘉瀬駅に着く、ここには落書き列車が留置されていて、15年以上も前のテレビ番組SMAP×SAMPで香取慎吾が地元の小学生と描いたイラスト車両で、今はこの駅に留置されている。ただ状態はボロボロだが。

ここで二人ほど降りる。次の金木駅太宰治ふるさとで、駅に到着する前に、車内から見えるあの赤い屋根が斜陽館だと案内がある。ここで車内のアテンダントの人に観光ですかと聞かれ、応えると金木付近の案内図をもらう。本当は団体客と同じく芦野公園駅で降りるつもりだったが、桜も咲いていないようなので、金木駅で降りることにする。ちょうど津軽フリーキップは、津軽鉄道線金木駅までがフリー区間でその先は別料金になってしまう事もあり、ここまで来た事もあるので斜陽館でも寄ってみよう。

ここで一般の乗客のほとんどは降り、列車はここで交換の為に少し停車をするようだ。その交換する列車でも撮ろうと、駅を出て近くの踏切辺りで列車を待つことにする。

  • 金木駅で交換中の津軽鉄道 21形2両 周りには駅舎以外高い建物が無くすっきりとしている

  • 金木駅の駅舎はこの付近の建物にしてはまだ新しい

撮影後、先ほどもらった案内図を頼りに太宰のふるさと金木を歩いて見る。駅前から歩くが、先ほど降りた乗客は跡形もなくいなくなっていて、駅の周りは誰もおらず、怖いぐらいだ。ほとんど閉まっている店の前を通り、まずは斜陽館へ行く前に駅近くの太宰治疎開をしていた旧津島家新座敷へ寄って、その古い民家を覗いた後、少し歩き大通りに出る。

ようやく人を見かけて自動車とバスが通る、道路に立派な造りの斜陽館がある。太宰の父が造ったもので、太宰が中学生までここで暮らしていて、その後、持ち主が変わって旅館として使われたようだが、旅館を閉じるにあたり旧金木町が買い取って記念館としたようだ。

入場はしないで、外観を眺めた後、当初の目的地の芦野公園へ行くことにする。ここからさほど離れていない場所にあるので、歩いて行ける距離だ。時折人がいるがほとんど人通りも無い道を通り、太宰が通った金木小学校の脇を抜けて、国道に出ると芦野公園の入口が見える。

やはり桜は一本も咲いていないようで、GWに始まる桜祭りの為の露天の準備をしている人がいるだけで、観光客などは皆無のようだ。なぜか駐車場には、戦闘機が置かれていて、それを見た後、芦野公園へ入る。

  • 超音速高等練習機 T-2

桜が咲いていないこともあって、見るべきものはあまり無く、溜め池で釣りをしている人がいるだけだった。ただ地面にはふきのとうの花がいたるところに咲いている。ここに芦野公園の駅があり、遮断機も警報機も無い公園の入口の踏切の脇にホームがある。この付近は津軽鉄道線では有名な撮影地で、桜が満開になった自然のトンネルを列車が行く画像を良く見る。今回そういう風景を撮りたかったのだが、そういう事で周囲には鉄道ファンらしき人は私を除いていない。

  • 芦野公園には溜め池があり、そこでは釣りをしている人がいる

線路の場所を確認した後、列車が来るまでまだ1時間以上もあるので、溜め池付近にあるステージ付近でiPhoneの充電をしながら座って待つ事にする。だいたい30分ほどいた後、撮影場所でも見つけようと駅へ行ってみる。芦野公園駅は駅の建物はちゃんとあるが簡易な改札があるだけの無人駅だ。

その隣には、木造の喫茶店があってこちらの方が趣がある建物だが、喫茶店の名前は「駅舎」となっていて、その建物の横には立て看板があり、芦野公園駅旧駅舎と書かれている。現在の味気ない駅舎よりこちらの方を使っていればいいのになと思う。その旧駅舎は、ホームからも入店が出来るようだ。

桜が咲いていればどこで撮っても絵になるのだろうが、あまり適当な場所が無いので、一番線路に近づける場所で撮る事になってしまった。

本数が少ない路線のため、これで撮影を切り上げ、再び乗りつぶしのため、芦野公園駅へ行く。今通り過ぎた上り列車は金木駅で交換をするので、次の下り列車はそれほど時間をおかないでやって来る。10分もしないで遠くからヘッドライトが見えて列車が近づいて来た。ところが線路を横断する人がいたため、列車は警笛を鳴らしてホームへ入ってくる。

この駅で、家族連れと私の計4人が乗車をする。後部のドアから整理券をとって車内に入る。先ほど乗った列車に比べ車内は空いていて、空いていたボックスシートの窓側に座る。団体客はいないがアテンダントと車掌が乗っていて、車掌に整理券を渡して終点の津軽中里駅までの運賃を340円を払うと車内補充券が発行された。津軽フリーキップは金木駅から先はフリー区間ではなく別料金になっている。

次の駅の川倉駅に停まり、乗降は無いが、ここで車掌が降りて駅の待合室の掃除を始めて、またすぐに車内へ戻る。次の大沢内駅で一人降りた後、車掌の他に運転士も降りて清掃を始めた。ダイヤに余裕があるのか駅に1分ほど停まる。深郷田駅で学生が一人降りるが、この駅では掃除はしないようで、次はもう終点の津軽中里駅に着いた。車内で車掌に先ほどの補充券を渡して、ホームへ降りたつ。線路の先は崖になっていて、この先はどうやっても進めないようになっている。

一旦改札を抜けて、駅の外へ出る。スーパーと併設していた駅らしかったが、そのスーパーは既に閉店をしていて、閑散とした店の跡には人形劇の劇場があるようだ。

駅の周りを歩きながら撮影をする。1面1線のホームだが、もう1線あって、それは冬のストーブ列車の時に機関車の機回し用に使われるのだろう。この他にも転車台と木造の車庫がある。あの車庫の中には機関車が入っているのだろうか。

折り返しの列車の発車時刻までは30分ほど待つが、30分程度ではこの付近を歩くことも出来ない。発車10分ぐらいになったので、有人窓口で金木駅までの切符を買う。出された切符は硬券で、金木駅から先はフリー区間なので、この硬券は記念にとっておける。

発車の5分くらい前に運転士が乗り込んでエンジンがかかる。乗車をしているのは、先ほど私と同じように駅構内を撮っていた鉄道ファンらしき中年の人とその他に地元の人の計3人だけで、この列車は、運転士だけのワンマン運転だ。芦野公園駅までは乗降は無く、ここで二人乗車をする。次の金木駅に到着すると、これで津軽鉄道線完乗になった。

ここで交換をするが、先ほど芦野公園駅で乗車した二人が早くも降りる。そして津軽中里から乗車をした中年の鉄道ファンらしき人も降車。ここで8人ほど乗車をする。先に下り列車が発車した後、この列車が発車する。疲れが出てきたのか少し眠くなり、往きの時はロングシートに座っていて外の景色をあまり見てなかったので、津軽飯詰駅付近のポイントに屋根があることに気づく。雪除けのためのものだろう。五農高前駅で部活帰りの学生10人ほどが乗車し、車内の席は埋まったようだ。津軽五所川原駅に着くと、列車から降りた乗客は跨線橋を渡って、五能線のホームや改札へ向かう。

津軽鉄道と接続をとってあるのか、五能線弘前行きの列車が約5分ほどでやって来た。2両編成で、これはデッキが無い気動車だった。ここ五所川原駅で多く乗車をしたので立ち客がいるほどの混雑になる。

土曜日の夕方という事なのか学生が多い。途中の陸奥鶴田駅で学生数人が降りる。そして板柳駅で交換のため約4本ほど停車し、ここでも学生など十数人ほど降りる。交換をした列車は快速リゾートしらかみの3両編成の橅編成だった。奥羽本線に入る川部駅でも約6分ほど停まる。奥羽本線青森方面の列車と接続するようだ。ここで廃止された黒石線のホーム跡を見てみる。島式ホームは奥羽本線の上りホームと共用をしていて黒石線が使っていた4番線は柵が張られていた。

進行方向が変わり、弘前駅に戻ってきた。もう午後5時を過ぎているが、まだ明るいので、明日乗る予定の弘南鉄道弘南線の電車でも撮ろうと城東口から降りる。こちら側は大きなロータリーが広がり、すぐそばに住宅が広がる。ロータリー横には除雪の雪を集めた巨大な塊があって、いまだに溶けていない。弘南鉄道の乗り場はこちらのようで、まだ新しい駅舎とホームが見える。

ここから線路沿いを歩き撮影出来る場所を探していると、隣の弘前東高前駅まで来てしまった。この辺りの踏切でやって来る電車を待って撮影する。

これで今日の行程は全て終わり、また弘前駅まで歩いてホテルへチェックインをすることにした。明日は早くも帰らなければならないが、それまで弘南鉄道全線乗りつぶし弘南鉄道の電車の撮影をしよう。


乗りもの乗りつぶし該当区間
藤が丘各停東京急行電鉄 田園都市線渋谷 
渋谷準急東京メトロ 半蔵門線永田町 
赤坂見附東京メトロ 丸ノ内線東京 
東京JR東日本 東北新幹線 はやぶさ1号新青森盛岡新青森
新青森JR東日本 奥羽本線 つがる4号弘前新青森弘前
弘前普通(JR東日本 奥羽本線川部 
川部普通(JR東日本 五能線五所川原川部ー五所川原
津軽五所川原津軽鉄道 津軽鉄道線金木津軽五所川原ー金木
芦野公園津軽鉄道 津軽鉄道線津軽中里芦野公園津軽中里
津軽中里津軽鉄道 津軽鉄道線津軽五所川原芦野公園ー金木
五所川原普通(JR東日本 五能線川部 
川部普通(JR東日本 奥羽本線弘前 
トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/yutaao/20130420