優しかった気持ち

人がつくったものが好きです。AKB48劇場公演。

「僕の太陽」女性限定公演 【20160720 18:30-】

キャン待ちが繰上当選になりました。当たったら絶対入ってやる!と思っていたので、嬉々としてむりくり行ってきました。ビンゴ抽選はだいぶ入れなくて中央ブロック立ちの3列目でしたが、女限ですのでそこそこ背のある私はそこそこ不自由なく楽しむことができました。つま先立ちをずっとしてたのでしばらく指先が痛かったですがw(BBA
USJライブとマジすか学園の舞台が並走しているため、劇場は夏休みのリバイバル公演ということでAKBのメンバーがランダムで出演。彩希ちゃんも出ています、なんと前田のあっちゃんポジです。
僕の太陽はひまわり組での公演を観ていて、この演目での女性限定公演にも入ったので、本当にとてもとても懐かしくて…いろんなことが懐かしい。思い出と一緒にとても大切な公演です。その後の研究生チーム等で行っていたステージは観ていないので、劇場で観る9年ぶりの僕の太陽でした。

大家志津香・大和田南那・田北香世子
相笠萌市川愛美下口ひなな鈴木まりや
達家真姫宝・田名部生来・横島亜衿
飯野雅・伊豆田莉奈大川莉央佐藤妃星村山彩希
高橋希良

Dreamin'girlsって等身大のAKBという感じがしてとても好きです。それもクラップと声だけという、いつもの楽曲とは違う雰囲気を持っているからなおのこと印象が他のどんな歌とも被らない、唯一無二。「鏡の前で想像するのよ」で鏡のパネルに対面するところ、プールの底みたいに青いライトで、夏だなーまた劇場に来たな―ととても記憶に焼き付いていた綺麗なシーン。グループやチームによっては、僕の太陽公演でもここの照明の色が青ではない映像を観たことあったので、青をまた体験できてとても嬉しかったです。クラップと足踏みがわりときちんと揃っていて、みんな練習したんだな―。

RUN RUN RUNのイントロはなんであんなに上がるんでしょうね。夏の朝聞きたくなるやつです。この制服衣装が似合うだいすきなナンバー。あのブラウスの丈の短さ故、サビくらい大きな身ぶりをするとおへそがチラチラするのも、歌詞の通り走っているような躍動感があり、若さゆえのヴァリューが生まれてて非常に良い。

未来の果実だったかな、りおりんが正面にいる時間が長かった。とても楽しそうに歌って踊っていました。りおりんもこの公演当時観たことあったのかなー。彩希ちゃんといずりなが隣あってたんですが、見てしまったのです…いつか叶うだろうの歌詞で2拍ごとに左右のメンバーと向き合うあのほんの一瞬の振りでも、この二人は「「でーん」」をやっていたんです…しかも二人とも顔までちゃんとでーん専用のややうざったいドヤ顔をしていて、なにあれww

ビバ!ハリケーンも大好き。イントロ・アウトロ振付の2つ目のポーズ、彩希ちゃんは顔を完全に下に向けないんですよね。なんでだろう。客席のほうを見て顔を上げてるから、最前とかで目があったらドキッとするだろうな。「天気予報ハズレ」でムッとした表情を一瞬した。画像でたまに見る、ゆるく頬をふくらます感じ。ニコニコしてる曲な印象だったから、まさかこんなところで表情作ってくるとは思わなかった。芸が細かいな。ビバハリはダンスが大好き。1-2番間奏のダンスなんか、彩希ちゃんはもちろんみんなも身体を動かすのがとても楽しそうで、観ているこちらもワクワクします。あと、大サビ前あたりの「ワーオ!」直前の振り、聖肩甲骨を動かして両手を前に出してぐいぐいするやつ(伝われ)好きです。

アイドルなんて呼ばないでで鏡のパネルから出てきて手を振る村山彩希さんの姿の貫禄な…。歌詞は中高生設定だけど、彩希ちゃんくらいのお年頃もピッタリですね。振りのひとつひとつがシンプルでそれを曲に合わせてやるとややネチッとしたぶりぶり感が出ますが、彩希ちゃんはちょっと照れのようなものが笑みに含まれている気がして愛しかったです。そしてあの衣装からのぞく聖左肩それな……。TLで時折出てくるフワッフーがなんのことがわからなかったんですが、アウトロのところかwwちょうど真正面でゆいりちゃんのお顔見られました。浴槽で向かい合った時あのようなフワッフーのお顔で入浴剤の泡などを当方へ吹きとばしてほしいと思いました(意味不明)あと個人的に、AKB48公式ヲタク(私が命名しました)のりおりんとかよよんの生き別れシスターズが揃ってこの曲に出ていることが嬉しいですw

僕とジュリエットとジェットコースター北澤早紀ちゃんがいない日だったので、希良ちゃんセンターでした。その左右をIZUTAとたなみんという凄いの二名が固めていました。かつての僕の太陽の裏では、チームBが青春ガールズ公演をやっていましたが、その時のたなみんはNなっちポジ。つまりユニット出演がないポジションでした。しかし今となっては、AKBの3期生でもっとも積極的にいろんな劇場公演に出ているのは、たなみんなのではないでしょうか。しかも大御所メンバーにありがちなマンネリ感や手抜き感はなく、たなみんのパフォーマンスをしっかりとお持ちでした。感慨深かったです。

ヒグラシノコイはオンデマで観るのと全然違いました。こういうことはこれまでもあったけど、思えば、オンデマンドはマイクの音だけ拾ってるから、ステージで鳴ってる音楽や声のエコーまでは拾いませんよね。まぁエコーでごまかしが利くという言い方もできるかもしれませんが、なーにゃもあえりちゃんも歌がよかったです。特にあえりちゃんの方が背が高くて、増田高橋ペアと重なりましたよ。

愛しさのdefense、いやー飯野さんよかった。純クレはちょっと模索しているようだったけど、そこでの経験が生きていたように思った。このような3人ユニットハマりますね彼女。相笠さんももっと見たかったけど、センターがちょうど見えない位置であまり観られなかった。ただ、観えるたび思ったのは、仕上がりすぎてるということwwなんだかいけないところのショー観に来ちゃったんじゃないかって気持ちになるくらい色っぽかったです。実力の相笠さん、新興の飯野さんに、頑張るひななが引っぱりあげられている感じ。

向日葵は、せっかくの良曲なのに「こなしている感」がたっぷりあったのが残念。誰とは言わないがやる気があるのかないのかよくわからない、あるいは表現がいまいち伝わってこないパフォーマンス。ただ、MCで「最前で僕の太陽公演観て、それをきっかけにAKB入った」と誇らしげに話したまりやんぬは、気合の入り方が確かに当時を観た人だった。年季の入ったステージが軋むほど力強く、そして大きくたっぷりと体を動かすんです。衣装も似合ってたし、歌も安定の上手さで向日葵にぴったりの声でした。

竹内先輩のあーい!の掛け声、今回は間違えませんでした!w当時は音源もなく公演を観るしか楽曲を覚える方法がなかったので、今回はちゃんと勉強していきましたよw僕の太陽の後半曲は、当時はあまり楽しめなかった覚えがあります。歌詞がよくわからないから世界観にすっと入っていけなかったのかもしれない。でも、9年越しに聞いてみるといいものですね。そして早脱ぎ専用に開発された上下が一つながりになっているブレザー制服を許すこともできました←。
前田ポジのゆいりちゃんですが、この曲では意外と控えめな位置なのね。
この曲だったか、相笠さんと向かい合わせになって踊るペアが結構多い彩希ちゃん。個人的にはパフォーマンスはしっかり観させてほしいので、仲良しだからってじゃれ合われるのがあまり好きではないんですが、相笠さんと村山さんはお互い干渉せずしっかりパフォをやるんですよね。ただ無表情とかではなくて、目はあわせるし、それがわかるような表情をするんだけど、それでも仲良しっていうよりはライバルっていう雰囲気を漂わすような少しバチっとした空気。相笠さんはおそらく公演でお見かけするのは今回が初めてで、よく知らないメンバーの一人だったんですけど、プロ意識みたいな確固たるものが見えて印象が良い方向に変わりましたw

そんなこんなわけでのそんなこんな早脱ぎはまた柱で見えなかった(´・ω・`)スカートの黒くなってるスリットみたいなところいい仕事しますね…AKBの衣装デザインって工夫されてるよなーとしみじみ見ておりました。彩希ちゃんはこういう曲の表情いいですよね。女の子が背伸びして恋に堕ちているような感じ。あと、いつ聞いても「犬も食わぬ建前」ってすごい歌詞。

デジャヴュのダンスは他でみる振付よりも身ぶり手ぶりがぎこちなくて、「デジャビュ」というやや専門的な言葉の響きもあり、奇怪な印象を受けました。きちんと観るとこんな気づきがありますね…こんなに素敵な歌だったんですね。楽曲に触れられる環境が今と全然違ったということもありますけど、私も私で曲の魅力がわからないほど幼かったんだなというのを痛感します。歳月って大きいですね。

秋元Pはしばしば、恋愛とヲタク活動を重ね合わせた物語で歌詞を書かれます。ヲタクの視点から聞いても、デジャビュは非常にシンクロ率が高いと思います。まりんちゃんの卒業を経て彩希ちゃんを推すようになった私に、「同じ未来くりかえしても恋したい」という一節は非常に衝撃的でした。僕の太陽公演がくりかえし行われることは予期していなかったかもしれませんが、ジグソーパズル48にも書かれているように、ヲタクがいつかこの場所にふらりと帰ってくることを予見しているんでしょうねー。9年前に先回りして、歌詞を書かれていたかのような錯覚。まさにデジャビュ

当時はmixiの日記を書いてましたが、毎日のように更新してたのに劇場公演のことは大したことを何も残していません。なんなら記憶も曖昧で、演目が何公演だったか手帳を見るまで思い出せなかったものさえあります。今の自分ではありえないことです。観たことを残したい、書きたいという意思が芽生えたのも、その重要さや楽しさ、“今”を目撃するヴァリューに気がつくことができたのは、AKBから離れていた時期にやるべき勉強はしたからだなと思うことができました。私がヲタクを一時的に離れたきっかけは、学科旅行でヨーロッパに行ったことでした。それがちょうどこの僕の太陽公演を観ていた夏。ヲタク的な視点で振り返った時、あれで幻想リア充こじらせてなかったら今頃もっと充実したヲタク人生歩んでたのに!と悔むことがよくあった。でもあの経験がなければ、今の私の眼は培われなかったはずだし、どんなにAKBを好きでもメンバーが出たステージや舞台や映像作品について充実したブログは書けていなかったし、今の姿勢でヲタクはやってなかったはず。と思うと、大したことない学校でいろいろ拗らせてたあの時間は、無駄じゃなかったんだなって思いました。
以上()
そんな自分の成長にしみじみしつつ、流れてきた夕陽を見ているか。りおりんいいなぁ。どんどん綺麗になっていく。彩希ちゃんは2番から登場。黄色と緑のチェックの衣装+ハットがとても似合う。サビで一列で揺れてみんなで歌うところはいつ観てもいいよなぁ。シングル曲ですし、ライブなどでも披露される機会は多いけど、やっぱり汗や涙がしみついた小さな劇場で観ると、味がありますね。

アンコール早々の伝説的ナンバーLay downは、若いメンバーが多いチームが、大人になってみたくて背伸びしている感じがやっぱりいいんだよなぁ。足組んでる村山に話しかけてくるのは、きぃちゃん。っつか他のメンバーもだがここのフリーパフォを普通におしゃべりの場にするのはやめろwwそして村山さんの腰の動きすばらしかったです。あとマイクのスタンドを指でス――って(それもさりげなく)やるのゾクゾクしました。

BINGO!は、今日のこのメンバーだとゆるそうだなーと思っていたのですが、主に目の前にいらした市川愛美さん最強。向日葵がだいぶ落ち着いていたから、あれ?と思ったんだけど、ダンスナンバーになると豹変。まだお若いし、楽曲との相性というか、表現の得意不得意があるんだろうなぁ。あんなにガツガツ踊ってくれる人がいるんだ!という安堵。みんな楽しそうだけど、愛美ちゃんほど振り乱してパワー放出して踊っているメンバーもいなかった。立ち最後列だったので、身体を一歩うしろにずらしまして振りコピおじさん発動←。ちょー楽しかった!BINGOはこの熱量でなくてはね!

僕の太陽も楽しかった。4の全ツを思い出すなぁ。彩希ちゃんが上手1くらいにいることが多かったから、サビで目の前と言うことが多くてウハウハでした。「夜明け待つ人がいる」でヒョコッと顔出すゆいりちゃんがとても愛しいです。



締めの前に苦言の感想を少々

あまりネガティブな締め方をしたくないので、先に書いておきますが、私の目には、今日観た僕の太陽公演はどうも「こなしている」感が否めなかった。おさがり公演が続いて自分の為に用意された歌ではないからなんでしょうか。でも、自分の表現を当て込んで仕上げてくるメンバーももちろんいるわけですから、出来ないはずはないのに。出来ないとしても出来るようにステージの上でその姿勢を見せるべきなのに。楽しい公演なはずなのに、どこかモヤモヤしました。
この公演の終盤でりおりんが体調不良で途中でステージをはける事態がありました。りおりんは翌日も出演予定だったのですが、出られません。だからといって急遽さっきまでステージ乗ってた彩希ちゃんが出演することが決まり、それも新しいポジションなので一晩で覚えてくるなどという展開。彩希ちゃんと同等のポテンシャルで「やります!」と言える人は、他にはいないのでしょうか。彩希ちゃんだったら、同じ4で頑張ってきた莉央を思って成し遂げられるとは思うけど、この日の公演を見る限りではMCやお見送りで時折後ろを向いて咳をしているのが気になりました。声も普段の声と少しトーンが違うように感じたし、連日出ずっぱりだし、万全ではなかったと思います。
先月のブログでいろいろ書きましたが、「シアターの女神」を目標に据える彩希ちゃんが同じテンションで張り合える仲間って、今のAKBには少ししかいないんじゃないかな。そんな生ぬるい空気を垣間見ました。というのが、この日の正直な感想でした。
私は彩希ちゃん推しだから、ある程度色眼鏡にはなってしまっていると思うし、そのぶん彩希ちゃんにも現代的欠陥がないといえばおそらく嘘にはなりますが、かわいい子に甘いだけのチーム(あるいはヲタク)や綺麗な部分だけを見ているようであってはいかんし、AKBごっこだけで自分のAKB人生終わらせちゃダメだよ…と思いました。とは言ってもまぁ、みんな裏で抱えているものもあるはずなのですけど。推しではない一般的なヲタクの目にはそのように見えました。



拭わずに落ちる汗はいつも美しい 君の努力がキラキラと道を照らしてる

この僕の太陽公演はリバイバルという枠なので、現在の最新シングル曲の披露はないのですが、熱血甲子園の公式応援ソングになっている光と影の日々の披露がありました。
次のシングルのC/Wになるのかなー?なってほしい。久々に外仕事ソングでこんなにもビシッと好みにハマりました。
彩希ちゃんとしーちゃんのダブルセンター。手を合わせて上までのばす振りで、しーちゃん背が高いから手が届かなくて、ちょっと頑張って伸びてるのとその時うっすら笑ってる彩希ちゃんが可愛かった。
そして何より、彩希ちゃんの道を歌っているかのような歌詞なんですね。センターで歌っているし、歌詞も歌詞だから、本当に彩希ちゃんのメッセージにしか聞こえませんでした。
そう すべてはそこにある 見上げていた高い山 約束の場所はいつも遠く見えるけど 大地踏みしめ進むだけ
今光は前に在る 自分のこと信じろよ 諦めなければきっと空は晴れてくる
君の瞳に映るはず まぶしすぎる夢 道を照らしてる

※キャプは7/22公演の定点

この曲の披露で初めて、今年2月から始まったチームA「M.Tに捧ぐ」公演にあわせて導入された、劇場の機材での演出を観ることができました。探してあげるで使われているのが印象的な、パネルが開くと出てくるライトです(上キャプ参照)。
もちろん鑑賞に耐えうる範囲ですが、これ正面からみるとすごい眩しいんです。ちょうどグラウンドを照らす強いライトみたいな形にも見えるし、メンバーを逆光のように見せられる。まさに光と影です。まぶしいライトを浴びるステージの光と、努力を淡々と重ねる影をくりかえす日々。甲子園の応援ソングだけど、歌詞に載せたメッセージをメンバーへの手紙のように位置づけている秋元Pだからこそ、メンバーみんなに受け取って傍においてほしい歌だなと思いました。

以上、いろいろ書きましたけど、やっぱり公演は楽しいですし、個人的に大切な公演をまた劇場で観ることができて良い時間でした。いろんなメンバーがとっかえひっかえ出演しているし、彩希ちゃんはいつでも居てくれているし、また観に行きたいなぁ(*´ω`*)