光りレベルと波長表示 


  光レベルと波長表示    完成、波長レベル修正
 昨日の話で、「光の波長表示は間違い」と言いました。 これから混色の話で、光りの強度や色材料の分量が問題なのに、強度(レベル)が表示法で違っていては困ります。 正しい取扱い(レベル表示)を身に付けましょう。
  (光りの分布表示)
 (第1図A〜C)は、一般書物での{分光分布(白色.黒色.太陽光)}の表示です。 ←(とくに白紙フラットに注目して下さい) 昨日の(第3図)太陽光の輻射は、右(ダラダラ)下がりでした。
 ←(下の横軸目盛りが(波長並びなので)、一様な波長分布の表示は、コレが正しいのです)
 (分光分布(波長)表示は誤り)
 上の3図は、光りのレベルとして分光光度計の値を並べたものです。 分光計は一定幅(例1nm)の光りの強度レベルを測ります、←(光りの波長には、必ず帯域幅を伴っているコトを知らないのです)。
  話を分かり易くしましょう → 光りの波長は(380〜780nm= 0.38〜0.78)μmです。
 いまこれを(0.5〜10)ミクロンとして(ミクロン分光計で測るなら) 1.2.3〜10.ミクロンと測るので、赤色光では(0.5〜1.5)を測ったが、青色光では(9.5〜10.5)の範囲を測ります。
 このときの、読取り値をそのまま並べると、A図のようにフラットになり、←(レベル表示が狂います)
 ← つまり、分光分布表示では、「波長帯域幅の修正」が必要ですが(世界中誰も知らず、皆な誤りです)
 ∴ 光りのレベル表示で、大抵(殆ど全て)は、波長表示で、赤居ろ範囲が間延びして広く表示され(誤っています)。
  赤の端部と青の端では(2倍)の違いがあります。 大抵の図面は(赤色幅を縮めるか、or青域を横に拡大するか)すべきです。
 ☆ 筆者のセンサー感度図(第3図)の目盛りの密度は、(波長表示でナク、正しい「オクターブ表示」にしています ← とくに説明はシナイが、正しい表示にしています。目盛りの込み加減を見て下さい)
 (光りレベルは対数表示で)
 光りのレベル扱い(表示)は、(比率型)にすべきだ・・と言いました(4日)。光りの強度レベルや減衰度など、比率扱い、のモノは(対数計算のほうが便利で計算し易いい)のです。
 無線や電気の世界では、10や100の対数で(dB)単位が使われます。 光りの場合も(写真の世界)では、2倍比率の(Lv)単位が、よく使われています。
 ← 光りの分布傾斜の図が、数値で表示されていたので、(Lv)表示の目盛りを記入しておきました。センサー感度を正確に知るには、こちらの目盛りで計算して下さい。