光りと色
いよいよ本講習の(最後のテーマ)として、最も大切な「光りと色」で、皆が知らない」(色の基本)のお話をしましょう。
(新しい色彩学)
本講習で、筆者は「新色彩」として「四軸8色の色立方体配置」から、立体放射状に拡がる「色空間」を考え・・、原色・補色・無色→色彩度・色濃度など新しい色の(構造や原理)を明らかにし「混合配色」のルール(計算法)を解明するなど、利用面でも大きな成果を上げてきました。
この内容については(コレまでにも何度も)説明をしましたが、未だに呑込めナイ)人が居るようです。
(旧色彩の間違い)
新色彩が理解出来ない人は(色彩の専門家ホド多く)、誰もが「旧三原色説」の固定観念から離れられないようです。
旧色彩の(全ての説明はやルールは)どれもチンプンカンで、正しい説明は 何一つ有りません。 ←(キツイですが・・旧色彩は(色や光)など基本事項を全く取り違えているので、お話にナラナイのです。
三原(色素)説の誤りは、いまや明白で、筆者がこれまでに(何度も説明してきたので(皆なが気付いた)所です。 未だに「三原色を言う人」は、本当に(色がワカラナイ ド素人)か(権威ヅラした偽善者)だけです。
(光の素性)
旧来の「光りの説明」、(無線通信用の電磁波の説明)で(色彩向き)には間違っていたので、新しい「光り物理の解説」を行いました。
地球上の生物は、皆な太陽からの光りを受けて生活しています。 私達の目も、この太陽光を最大限利用するように発達をしています。
「光と色」
太陽からの光(輻射)の範囲波長範囲は非常に広く(際限ナシ)ですが・・ 目に見える(紫外線と赤外線の間)を「可視光線範囲」としています。
紫外線以上の短波長域(200nm)は(危険な放射線領域)ですが、上層の大気で殆どが吸収されます。
光り分布のピークは(550nm)にあり、ここからダラダラ下がりに長波長側に広く拡がっています。
(光の分布と帯域)
以前、光の色温度で説明したように、光の分布特性は非常に広く、可視光線範囲からは(分布傾斜が漸く見える程度)でした。
← 可視光線範囲を分割した(三原色の範囲)を探し求めたが果たせなかった。
(音に学ぼう)
光りは(電磁波)ですが、電波は五感ではワカラナイので、どうしても馴染めません。 音の響きを(音色)と言うように(音の波と光の波)は、似ている所があるので、 (音波)の挙動を学習してから、光りについて・・考えて見ることにしましょう。
(波長と周波数)
{C=fλ}←(光速=周波数X波長)ということで、光の場合は、常に波長表示が使用されています。
人が音を感じる場合、(音の波長)はワカラナイで(音程←周波数の比率の音階)を感じます。
楽器の弦や笛の長さには、(波長が関係)しますが、音の感覚は(周波数を捉える)ので・・波長表示でナク(適切な表示法)を選ぶコトが必要になります。
(音の物理)
まづ、ピアノや琴など楽器で(音の物理)を学びましょう。
*(音の強さ) は、ヤカマシさや音のエネルギーの大きさのコトです。 物理的には波の振幅の大きさで表されます。
*(音色)同じ高さの音(仮にド音)であっても、楽器によって全く違った音のように感じます。 楽器の音は基本波の他に(2倍.3倍.4倍・・n倍)の倍調波を含みますが、調波の含有比率で楽器の音色が決まります。
*(音の高さ) ドレミファ・・など、音程と呼ばれる(音の高さ)のことで、物理的には(音波の振動数=周波数)のことで、・・ 以上を音の三要素と言います。
(音程とオクターブ)
基本のド音は(261.5ヘルツ)です、夫々の音は(半音ごとに1.06倍高くなり、1オクターブで(12半音、5音+2半音)で(周波数が2倍)になるように設定されています。
(基本波と倍調波)
ドレミ・・を、1オクターブを廻り終えて、上の音になると・・元のドレミの感じで聞こえます。 このときの音は下の音の丁度(2倍)(4倍)(8倍)などの整数倍の周波数の音が聞こえています。
物の「共振」と言う性質から、波に「倍調波」はつきものです。 上の楽器で示したように、「倍調波の多少が音色を決める」コトを記憶しておいて下さい。