色彩の表示方式 

色彩の表示方式
   さて皆さんこ!。 これまで(RGBデータ方式とYKカラー立方体)の違いを説明してきましたが・・、色の配置や構造、色の性質や表示法などにつて、ご理解して戴けたでしょうか・・。  ← 聊か先を急ぎ過ぎたようで・・他の色彩につての説明が抜けました。
 
 (色の表示法)
 色の配置や表示法について、の歴史的な変遷を(10.20)にお話をしましたが、これが(世界共通の正しい色配置)と言えるようなものは現在もありません。
 色彩の利用が進み、色種が数多くなったので、これらの色を整理するため、色々の分類法(表色系)が考案されました。 
 中でも有名なのがマンセル表色系で(日本のPCCSなども同系統です)、実態的な色配置だとして、(かなり歪んだ立方体)が提示されていますが・・、この形になる理由がありません。
 現在では、色に対する概念や感覚が進み、表面的に同じ色のように見えても、その色空間の(構成や方式)によって色は違ってくるのです。 だから新しい、色利用の点からXYZ表色系やLab表色系などが使用されています。

 (色の3属性)
 上記はいづれも、感覚的な色並びで、数理的な正確な色の構造や配置を示すものではなく、 これらの色の性質は(色相、明度、彩度)の3属性で説明されています。
 (色彩の方式)
 今日の図面は今回の審判で問題となった図面を掲載しています。
 左の3〜6図は、「上図の如く補色を利用した色の表示方法は、色彩関係の常識である」の説明で・・出され、使用れたものです、・・
 第3図は、RGB立体なので補色は存在せず・・、第5図、直交3軸の頂点が(黒と白)色、(青と黄)色ですが、(赤と緑)は補色ではナク・・これは完全な間違いです。 第4図も正確には(彩度と明度の矛盾から実際には存在しない立体です)

 (RGB方式)
 上記のRGB立体は、補色が表せないとの理由から現行色彩学では、「色の表示法」として認められていませんが、数理的に色を扱ことが出来る唯一の色表示法です。

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 今日の図面は、左方から
 第3図が、ごく一般的な(RGB立体)の斜視図です
 第4図が、俗に言う(6色色相環に白黒軸を付加したもので、「双円錐形の6色立体色相環」と呼ばれるもので、マンセルなど色表示の元になるものです。
 第5図は、直交3軸の両端に6色を配置したもので、外形は「双視四角錘」になっています。
 
 (各立体の構成と特徴)
 実のところ、今回の審判で、大きな問題になっている点が、これらの図形の(内部の色の構成やその配置など・・)について、筆者の「新発明の色立方体」の説明を(審査官は全く理解出来ず)旧来の「RGB方式と同一だ」と言って聞かないのです。

 (シフトRGB)
 話を詳しく説明すると(ヤヤコシクなるので)超簡単に道筋だけを説明します。
 *、 ご存知のとうり、筆者は、色やその構成を「中心から立体放射状に拡がるモノとして、新しく「4軸8色の色立方体モデル」(YKカラー方式)を開発して、提起してきました。
 *、これに対して審査官は、TV放送が、RGB方式でカラー放送をしていることから、放送信号の処理過程の中で「信号データをシフト処理」の結果、第5図のような(16b図)双四角錘に変換された?、とするのです。
 ※ シフト(Shift)は、部隊や建物など「全体が移動する」ことで、その構成や内容が変わることは、変換(Convert)と使いわけます
*、さらに、この6色立体の頂点座標を読み取ると、8点の色立方体座標値(YKカラーと同じ値)が得られた。との説明・・話が全く繋がりません。

 (RGB立体とYKカラーは同一?)
 つまり、シフトではRGB立体の(第1象限位置から)移動で、形は変わらないハズなのに、双四角錘になり、さらにこの6色立体の座標値が(座標中心を囲むYKカラーの座標値と一致する(不思議ですネ??)ので、RGB立体とYKカラー立体は同一だ、と言うのです。
 ← 何の話しやら分からナイですネ、立体の名称とその形、色の構成などを間違えないようにして下さい。
← 今日の図面は、他にも話しが多くあるので 保管しておいて下さい