ウロボロス2〜3

ウロボロス 3―警察ヲ裁クハ我ニアリ (BUNCH COMICS)

ウロボロス 3―警察ヲ裁クハ我ニアリ (BUNCH COMICS)

豹変といえばこれも。面白いんだけど、主人公・イクオの豹変振りは妙に違和感があるのだよなー。なんでか。豹変して目つき悪くなる、とか結構好きな設定なんだけども、うーむ…みたいな。何だろうこの感じ。一応刑事のくせして簡単に殺人をおかすのも、好きになれん。殺しちゃったら話聞けないじゃないの。復讐も結構だけど、刑事だけど実は残酷な自分、ていうのを自分であっさり認めすぎなんじゃないか、そこらへんなんか子どもっぽい、と思ったり。豹変してない状態だと、嫌いじゃないんだけどのー。反面、内緒の相棒・タツヤはいいねー。
2、3巻は先輩刑事乱暴事件の解決、ホームレス殺人事件(話は15年前に繋がっていた!)、JK家出(行方不明)事件、タツヤ冤罪の話。最後の冤罪の話は次巻へと続く。バカな刑事にまんまとはめられちゃって、タツヤ捕まる(取調べで暴行受ける)、その刑事死ぬ、イクオ真犯人に接触、毒を注射される、とこまで。大ピンチだけど、誰かが助けにきてくれるか、イクオが自分で何とかして切り抜けるんだろう。真犯人は死ぬ気がする多分。
なんやかんやで、刑事モノ(やや異色だけど)は面白いので、出てる分まで読むぞー。

モンタージュ 1〜3

モンタージュ(1) (ヤンマガKCスペシャル)

モンタージュ(1) (ヤンマガKCスペシャル)

三億円事件を題材にした漫画。何となくかりて、読んでみたら…続きが気になりすぎてもう。高校生の男女二人が、犯罪者として全国でニュースになりるわ、悪徳刑事は出るし、周りの大人は誰を信じたらいいのかわからない状況。
幼い頃に「お前の父親は三億円事件の犯人だ」と言われた場面から話がスタートし、形見の剣道の防具から出てきた旧500円札に、謎のメモ、軍艦島で大量の旧紙幣を見つける、島に行くためにかりたボート小屋の主人が殺される、その罪を被らされる…と、なかなかスピーディに物語は展開してゆく。
のだけど、件の三億円事件に関わる謎は何一つ解決してなくて、謎だらけ。唯一、瀕死の状態で「お前の〜」と告げた刑事を殺したのは、主人公たちに罪をかぶせようとする悪徳刑事だったことだけが判明。他はさっぱり。なので続きが気になって気になって。
3巻では事件を起こしたと思われる青年(少年だっけ?)の話が始まり、4巻に続く形になっていた。純朴な田舎少年が犯罪者への変わる過程…的な。愛する嫁が死んで豹変した場面、よくわからんかったなあ。あの行動の意味は今後明らかになるのか、ただ混乱しただけなのか。うーん。何にせよ怖い。実は狂気を内に持っていたのかね…。
3巻ラストは、主人公と幼馴染と協力者(胡散臭い)が三人で、スーツケース(金入り)を持ってどっかに行こうとしている場面。予想外に面白かった、続き気になる!

コンシェルジュプラチナム 3〜4

コンシェルジュプラチナム 4 (ゼノンコミックス)

コンシェルジュプラチナム 4 (ゼノンコミックス)

続きを読むのが久しぶりすぎて。ある意味独特な絵柄に慣れるのにちょこっとだけ時間がかかった(笑)。すぐ慣れたけど。
日があいたからか、心理学に聡い九音て、こんな性格だったっけ?となった。同性の同僚兼友達(?)相手にだし、そんなもんなのかも、とは思うのだけど、この漫画に出てくるメインの男性ってのはそういう面をめったと見せない、ていう思い込みがあったからちょっとびっくりしてもうた。おまけにカーキチっぽいし、意外性いっぱい(笑)。
一コマだけ、しかも体の一部だけだけど、前作コンシェルジュの主人公・京子が出たのが嬉しかった〜! この漫画でも出てきてくれないかなあ。凄腕コンシェルジュとして。
そうだ。前作のキャラ・有明(漫画家)も出てきた。この人も、こんなキャラだったっけ?となったなあ。よく喋るし、感情表現はそこそこ豊かだし。偏屈なのは相変わらずの様子だったけど、プラスの面が大きいからなんかまともな人物に見えた…(笑)。名前忘れたけど、彼女の影響とか? いやいやまさか。それはともかく。商店街復興作戦の一つとして、有明がデザインしたゆるキャラが、意外に可愛くて。モチーフが猫だからかな、気に入ってしまった(笑)。
ゆるキャラといえば、私の好きなゆるキャラは…。石川さん(石川テレビの)、テレビ父さん(札幌の)、ひこにゃんがトップ3。

図書館の主 2〜4

図書館の主 4 (芳文社)

図書館の主 4 (芳文社)

やっぱり面白い。でも出版のペースがかなりスローなのね。早く色んなストーリーを読みたいけれど、クォリティ下がるのはいやだしなあ。ジレンマ。
巻を重ねるにつれて登場人物も増え、すごくにぎやかになったな〜と。キノコ館長・御子柴の妹が登場したし、外国人家族が出てきたし。絵柄は可愛くてほんわかする場面も多いけれど、シリアス部分はバシッと締めてくるから間延びしないというか何というか。ただ平和なだけじゃなく、各登場人物の抱える問題を丁寧に、児童書と絡めて描いているのが、個人的にすごく気に入っておる。
マンキツのオススメコーナーにあったのが、手に取るきっかけだったけど、面白いのに全然知らない漫画がいっぱいあるんだなあということを実感。当たり前っちゃ当たり前なことなんだけどさー。

アゲイン!! 1〜7

アゲイン!!(7) (KCデラックス 週刊少年マガジン)

アゲイン!!(7) (KCデラックス 週刊少年マガジン)

何かのテレビ番組の宣伝で、この作者がトークをしているのを見た(宣伝なのですごい短い時間)。正直「うわ」と思った。着ていた衣装及び発言に対して…。ちょうどこの漫画を読み終わったくらいのタイミングだったので結構衝撃だった。漫画はすごく面白いから、あの時テレビで見たことは忘れることにする。
さて。やっぱりネットカフェのオススメの棚で見かけたのをきっかけに読んだわけだけど。いやー面白い。舞台は高校、登場人物は高校生てことで、ムズムズするくらいの青い春ぶりが描かれておる。甘酸っぱかったり、スカッと気持ちよかったり、いつの間にやら忘れてしまったものをちょっと思い出させるというか何というか。恥ずかしくなったりもするけど(笑)。
若い子たちのいい面ばかりでなく、その世代ならではの冷めた感性も、これでもかってくらい描かれている。読んでてかなり悲しくなった…し、腹も立った。
前後してしまうけれど、主人公は今村なるかなり人相の悪い少年(笑)。高校三年間友達も何もできず一人ぼっち、卒業式を迎えるが…階段から落ちてタイムスリップ!(女の子と一緒に) 高校一年生の入学式まで戻り、心を動かされた応援団(女子部長一名)が廃部になるのを防ごうと、彼なりに奮闘する話。だと思っているのだけど、7巻では野球の大会も終わって応援団の活動をしている様子があんまり無い…。応援団の漫画…私の勘違いだったのか、熱い試合が終わったばかりで箸休め的な話になっているのか。後者だと思いたいなー。
今村をめぐる恋もようは不穏な感じになってきた。女からすると、「はっきりしろーどっちがいいの?!」て思うなー。まあ、タイプが全然違うからどっちに対してもそれなりの好意をもっている、て段階なんだろけど。チューされたレオはたまらんなー、とニヤニヤしながら読んでいる(笑)。
7巻は、話が演劇部にいこうとしているところで終わった。三年後は有名なタレントになっている、地味ーで背の高い女の子を、今村と藤枝(一緒に来た女の子)が発見して、と。続きはどうなるんだろ〜。
応援団の活動は、今村の奮闘ぶりに感動しちゃったー。野球の定期戦は負けちゃったけど、それまでの過程は素晴らしかった。陰口を言われ続けて受けた傷は相当根が深く、かなり痛々しい描写があったり、投げやりになって暴言はいたり。
元の時代で藤枝の彼氏だったヒロ君が、色々あって過去にきてしまっているわけだが、これはややこしいことになりそう。藤枝はそれに気付いてないし。ヒロ君、爽やかイケメンかと思いきや、あんま褒められた人物ではなかった…。今村を悪の道にひきずりこもうとしている…お前は元の時代に戻るべき! そういや、タイムスリップした先の時代には、ヒロ君が二人いるということになってるんじゃろか。そこらへんどう描くつもりなんだろ。そこまで描かないのかね。タイムスリップものってこういうこと考え始めると、終わりがないよねー。だからあんまり考えないでおこう(笑)。

信長のシェフ 2〜5

信長のシェフ 5 (芳文社コミックス)

信長のシェフ 5 (芳文社コミックス)

面白い! 戦国時代の限られた食材・調味料を用い、信長をはじめとする様々な人物に、メッセージと全力を込めた料理が美味しそうで美味しそうで。頭の片隅に、「ああやはりJINの料理版だ」という思いがあるものの、それはそれ、これはこれ。設定は似てるけど畑が違うからどっちも楽しめる。こちらは料理が題材なので、JINよりは肩の力を抜いて読める気がするな〜。
明智光秀浅井長政お市、家康、千利休顕如など、登場人物が派手になってきた。おまけに顕如のそばには、同じような、未来から来たと思われる人物(女)がいるみたいだし。こちらは未来の出来事を、未来が見えたとして、喋っているもよう…。この時点で、「うわあめんどくさいことになりそう…」と。ケンと会うことがあっても、仲良くはなれなそうな感じ。逆に平成の世では知り合いだった、なんて設定だったりして。いやあでもなあ。謎の未来人は一人でいいわ〜。
5巻ラストは、ケンと懇意にしている森可成が、戦で命を落としてしまう?!てとこまで。比叡山の僧兵等、大人数の敵が迫っていることを知り、迎えうとうと。日本史は苦手なので知らないのだけど、このあたり、史実だとどうなっているのだろ。調べてみよー。

ボールルームへようこそ 1

ボールルームへようこそ(1) (講談社コミックス月刊マガジン)

ボールルームへようこそ(1) (講談社コミックス月刊マガジン)

社交ダンスが題材となっている漫画。全然知らない世界だけど、かつてウリナリで社交ダンス部という企画があり、あれが大好きだったので、それを思い出しながら読んだ。あの雰囲気を何となく知ってるだけでも、読んでるときに緊張感や迫力を想像できる気がする。
少年漫画なので、テンション高くストーリーが進んでいくのがいい。読んでて楽しいねー。登場人物も個性ある人たちばかりだし。名前忘れたけど、すんごい実力のある男の子が印象的だったなー。ダンススイッチがオンの時とオフの時で全然違う、てのが好きだった。ギャップに弱い…(笑)。
1巻の最後は、初心者も初心者な主人公が、ダンスの大会に代打として出ることになってしまった!て場面。そのギャップ少年の怪我により(階段、突き飛ばされたような描写があったが…)。時にハッとさせる動きと、強い集中力をもつ主人公だけど…どうなるのかなー。失敗に次ぐ失敗でどんよりと落ち込む、と予想。逆だといいけどねー。そううまくはいかないんじゃないかな、と。