2015茶帯トーナメント

週末の空手の試合の模様をアップします。

1試合目は赤のヘッドギアです。右のミドルキックをキャッチされて、倒されましたが、相手が上からのパンチを打てないように防御しながら、下からの腕十字固めが極まりました。冷静に間接技の形にもっていけたのが良かったです。極めた時にメキメキっと聞こえたので(周りにも聞こえたようです)、折れてないか心配しましたが、大丈夫なようでした。試合だと素早く、かつ相手がタップするぐらいに極めないといけないので、長引く怪我をさせてしまわないか心配する気持ちと、折るぐらいの冷酷さで技をかけていく気持ちの兼ね合いが難しいです。一本勝ちしたことで、気持ち良かったですし、次の試合に体力を残せたのが良かったです。

2試合目は青のヘッドギアでした。
これに勝てば優勝。悲願の黒帯奪取。お世話になった方々が見てくれている中で黒帯をとりたい!そんな思いで臨みました。
プロの試合も経験し、全国大会の軽量級の優勝者でもある選手と対戦。
自分より体重の軽い選手だったので、そんなにパンチは重くないだろうと思ったらそんなこともなく、鈍器で殴られたような重くて鋭いパンチでした。バシッって感じでなく、ドコッて音がして、頭の中心まで威力が伝わってきました。また後頭部に近いところだったので(僕が頭を下げて横を向いていたせいですが)、脳へのダメージが怖かったです。クラっときて倒れたわけではないですが、考える余裕もなく本能的に倒れてしまいました。ヘッドギアがあって命拾いしましたw ノーヘッドギアのプロの人たちや重量級の人たちいったいどんな衝撃をくらっているのでしょうか…。
動画で見ると気持ちいいくらい綺麗なパンチを当てられていますねw実践でもこんなに綺麗な形で体重を乗せたパンチが打てるってすごいなぁって思います。
また近づいて組技にもっていきたい僕の意図もむなしく抜群の間合いのとられかたをされてしまいました。

動画にはありませんが、闘い終わった後は相手選手に挨拶にいくのが、ここの流派の大会のいいところだなって感じます。相手がいるから自分が成長できるとみんなわかっている感じがします。同じ道場、同じ流派など近しい人を応援したりはしますが、最終的には同じ格闘技という世界にいる人へのリスペクトであったり、多かれ少なかれ試合に出るというのは恐怖がともないますのでそれを乗り越えたことへのリスペクトなのかもしれません。
ほんの数分ですが、相手の人生を感じる濃厚に感じる数分間なのです。



さあ、次回に向けて頑張ろう!