ビロウドヒラタシデムシ.ミドリオオキスイ.【写真日記虫】
(このところバタついていて,文章を書く気力がなかったので,遅れての後追い更新.6月20日記)
雨はようやく上がったようだが,空気は重い.正午前,緑ヶ丘公園へ.天気が不安定なので人出は少ない.
相変わらずの葉っぱの上探索.今日の特徴は「蜘蛛の捕食」と「甲虫類」.
☆まず捕食.ワカバグモ*2,ハエトリグモ*1(右上画像),よく分からない徘徊性の*1,網上で*1.食べられているのはすべてハエ類である.確かに葉の上を最も活発に行き来しているのはハエである.
★のそっと大きめのビロウドヒラタシデムシ*2.
蜘蛛と違って,「すばやさ」のパラメーターが高いとはあまり思えない.以前にみたヨツボシはアブラムシを狙っていたくらいだ.シャクトリムシとかを捕らえるのだろうか.
★公園のトイレの裏.ここは面白い虫が多く訪れる.これはミドリオオキスイ.
「芥子木吸」よりも大きめだから「大木吸」というところか.前者は鞘翅(上羽根)の紋がオレンジなのに対して,こいつは,黄色の絵の具チューブから搾りたてを小筆の先でちょんちょんと4つ付けた風情.背中が梨地なので「みどり」と分かる.どんどん歩いてどこかに行ってしまった.
★蜘蛛と芋虫の世紀の決戦…
ではなくて,何か興奮してやたらにうろついていた蜘蛛くんが,芋虫くんにうっかり接触してしまって威嚇されている場面.たちまち蜘蛛くんはジャンプして逃亡.パワーでは勝てそうもないしねえ.
☆その他.ゾウムシ2種・イトトンボ・ハエ類沢山.
※ニセコシワヒメハマキ.
※オビモンハナゾウムシ.
いつものルートを半分くらい回ったところで,雨がぱらついてきた.急ぎカメラを上着の下に隠して退散.
季節は初夏へ.ウンモンスズメ.【写真日記虫】
昼の雨は小雨ですんだ.夜の部に出撃.
<錦大沼公園駐車場>
暖かい.空気が違う.虫が飛んでいる.季節が切り替わった瞬間を感じる.
街灯のまわり,蛾が乱舞,まではいかないが数頭が飛び交っている.大きめのものもいるようだ.
★なかなか静止してくれなかったが,それでもすぐに分かった.ウンモンスズメ.しかも2頭いる.
ベニスズメの鮮烈な赤,ウンモンスズメの苔緑.この2種はもっと多くの人に見てほしいし,知ってほしいと思う.芸術作品が人を感動させるのなら,彼らの色彩や造形だって人を感動させるに値する.夏の初めに彼らに出会うことは,その人の人生に何かを付け加えてくれるかもしれないとも思う.
横から撮影.
☆その他.常連さんでは,オナガミズアオ,サザナミスズメ.
<温泉看板・馬場駐車場>
☆新顔さんでは,アカスジキヨトウ(あやしい.差し戻し),トビスジシャチホコ(これも差し戻し→アカネシャチホコとトビスジシャチホコ),イボタケンモン(最後のは蛾LOVEさんのご指導).彼らについては後日.
※ナシケンモン.セブトエダシャク.カバスジヤガsp.ヒロオビウスグロアツバ.
※ガムシ.