アカフツヅリガ。クロスジアオシャク。トビネマダラメイガ。カバイロコブガ。ウスジロノメイガ。オオヤナギサザナミヒメハマキ。トビイロシマメイガ。コヨツメノメイガ。キマダラツマキリエダシャク。

 夕過ぎから強烈にガスってきた。このまま雨が付かずにいけば,夏のこういう夜は蛾よりも,小型の半翅が主役になる。
 8:20出撃。暗くなるのが少し早まった。気象庁のサイトでは視程が2km弱。あちら的には「霧」「もや」。

アルテン温泉看板

  • ハマキガ(8mm),後回し。それ以外はほとんどがカラマツイトヒキハマキが沢山。
  • ナシイラガ(18mm)。ウストビイラガ(13mm)。

 ツヅリガの類は大抵分からない。
アカフツヅリガ Lamoria glaucalis
 アカフツヅリガの♂(15mm)。これだけが比較的個性があって分別できる。♀は赤い部分がもっとだらしなくて,わたしはオオツヅリと自信を持って区別できない。

 カメラを使って始めて色が見えてくる。灯火下の眼視では灰色。
クロスジアオナミシャク Chloroclystis v-ata
 クロスジアオナミシャク(11mm)。この夜もう1頭(9mm)。

  • ウストビモンナミシャク(×)。測定サボリ。
  • マメドクガの♀(23mm)。

 とにかく小型蛾で同定できそうなものを狙っていく。マダラメイガはあまりできそうもないのでパスされがちになる。
トビネマダラメイガ Trachycera hollandella
 おそらくトビネマダラメイガ(10mm)。
 理念的には,どんなマダラメイガであってもとりあえず撮っておいて,眼を肥やしていく作業が必要なのだろうが,限られた時間の中ではなかなか難しい。

  • おそらくウラジロアツバ(12mm?)。
  • ヒメシャクの類(10mm),後回し。

 昨年さんざん悩んで,HPのBBSに貼り付けた蛾がまた出てきた。
ウスジロノメイガ Psammotis orientalis
 いくら調べてもマエジロノメイガの線しか見つからない。というわけで,マエジロノメイガとして整理。11mm。
 これといい,ツヅリガといい,来年の『標準図鑑』ミクロ編待ち。

馬場駐車場

 おそらくカバイロコブガ
カバイロコブガ Nola aerugula
 9mm。この夜,沢山。

  • コマバシロコブガ(12mm)。
  • おそらくアカフツヅリガの♀(17mm)だと思うのだが,確証なし。
  • マルモンシロガ(17mm)。
  • オビカギバ(23mm)。
  • トビモンシャチホコ(19mm)。
  • おそらくナカアオフトメイガ(17mm),後回し。良く撮れた方なので近く貼りたい。
  • シロフコヤガ(13mm),珍しくきれいな個体。近く貼りたい。この夜,数頭。
  • シロヒトリ,この夜沢山。例年よりも明らかに多い。温泉駐車場で36mmの個体。

温泉看板2回目

  • アマヒトリ(13mm)。

 知っているハマキ。
オオヤナギサザナミヒメハマキ Saliciphaga caesia
 オオヤナギサザナミヒメハマキ。12mm。

 トビイロシマメイガ
トビイロシマメイガ Hypsopygia regina
 逃走。4年前の時は7mmほど。

 おそらくコヨツメノメイガ
コヨツメノメイガ Pleuroptya inferior
 13mm。

  • おそらくウスヅマアツバ(17mm)。
  • クワゴモドキシャチホコ(×)。
  • アオケンモン(18mm),この夜もう1頭。オオケンモン*2(30mm,29mm)

駐車場

  • ノンネマイマイ♀(28mm)。
  • オオケンモン*2(30mm,29mm)。
  • ウチキシャチホコ(×)。

 初見蛾。
キマダラツマキリエダシャク Zanclidia testacea
 キマダラツマキリエダシャク。23mm。


 スズメガやシロヒトリが沢山轢かれている。
 覚生川通りでも毎回のようにアクティアスが数頭轢かれている。