最後に


技術補完研修で一緒だった同期隊員の皆さん、およびウチダ人材開発センタのスタッフの皆さん
NTCで訓練を共にした同期隊員およびスタッフの皆さん
モザンビークで関わった隊員および邦人、現地の皆さん
JICA現地事務所のスタッフの皆さん
任国外旅行等でお世話になった他国の隊員の皆さん
日本で活動を支えてくださったJICAスタッフの皆さん
ブログを通して、活動を見守ってくれた皆さん(更新が途中で途絶えてしまい申し訳ありません)
今まで本当にありがとうございました。Muito Obrigado por tudo!!

帰国時プログラム3日目キャリアパス研修(不参加)

先週金曜から続いた帰国時プログラムの最終日。


今日のプログラムではキャリアパス研修として以下のプログラムが行われる。

  1. ボランティア経験を仕事につなげる
  2. 国際協力への道
  3. 就職活動ガイダンス
  4. 教員を目指す

いろいろ書いたけれども参加は任意だったので欠席することにした。
日本にいたときの仕事につながるようにボランティア経験をアピールするのは正直難しいし、教職も国際協力の道に行くことも考えていないし、自力で何とかできるという自信もあるのが参加しなかった理由。


上記のように研修自体には全く興味がなかったけれども、この日限りで会わなくなる人もいるので行こうかどうか少し迷った。しかし、基本的に皆日本にいるのだから会おうと思えばいつでも会えるだろう、と淡い期待をして行くのを辞めた。


代わりに午前中地元の市役所へ行き、住民票の転入手続と国民健康保険の加入手続を行った。*1やっぱり手続きの速さとか対応の丁寧さはモザンビークとは比較にならないぐらい良い。市役所職員も待っている人もマスクをしている率が異常に高かったのは気になったけど。



これで自分の青年海外協力隊(JOCV)としての正式な活動は全て終わった。これからはOV(Old Volunteer)という立場になる。この経験がどう生きていくかはまだ不透明だけど、全ては自分次第。すでに帰国した先輩隊員のN君の言葉を借りれば

無理してまで来たアフリカが俺の人生に大きな意味を成すものかどうか、
それを決めるのは帰国後の俺のがんばりしだいです。

ただ未来へと夢をのせて さよならモザンビーク

ということになる。経験を活かす/活さないは別にして確実に今言えるのは感謝の言葉だけだ。

*1:この際、失効手続きをした公用旅券がいるので帰国隊員の方は注意して下さい。

派遣719日目協力隊で2年間活動してきてよかったですか?

今日は任地引き上げの日だった。


空港までわざわざ見送りに来てくれた後輩隊員のK君と飛行機の搭乗時間までの間、話していたときにこんな質問をされた。


「協力隊で2年間活動してきてよかったですか?」


自分はこの問いに即答できなかった。


たしかにこの2年間

  • 学生への指導という未知の経験
  • 英語での仕事、ポルトガル語での生活
  • モザンビーク国内および周辺国への旅行
  • 損得勘定なしでかかわれる多くの日本人たちとの出会い

等貴重な経験をしてきたのは確かなのだけれども、素直によかったということが出来なかった。とりあえず、活動とは関係のないところで笑いをとってごまかした。


やはり、こうなったのは帰国後のことがネックになっている。プログラマーとして2年間のブランクは正直重い。2年の間に出てきた技術的なトレンドや業務知識を身につけるのは正直しんどい。もともと日本ではたいしたことなかったので、上にいる人たちの壁は分厚かったし、下からの追い上げにいつもプレッシャーを感じていた。帰国前と同じポジションを維持するためには人一倍の努力は必要になるだろう。


そして仕事への適応の大変さ以上に、この経験を今後どのように生かしていけばいいのかが良く分からないのがこのモヤモヤ感の一番の原因。簡単な例で言えば、日常生活や仕事でポルトガル語や英語を使う機会はないしね。


ただ、今良い経験だったと言うよりは数年後良い経験だったといえる方が価値があると思う。


隊員経験を自信を持っていいと言えるものにするためにも、日本で今後どう働いていくか、どう生きていくか、どう考えていくかが問われていくのだろう。

派遣471日目タンザニア旅行前日のトラブル

LAM予約

タンザニア旅行終了後一旦帰ペンバするものの、隊員総会のため再び首都に上がり、そのまま首都に滞在する予定を組んでいる。JICAモザンビーク事務所から指定されていない日程に戻るので自分で飛行機を予約する必要があった。わざわざ市内中心部にあるLAM(モザンビーク航空)のオフィスに行くのもメンドかったので、ネットで予約する。配属先の車が使える8月3日(月)に帰りたかったものの、航空券の料金が高かったので断念。8月2日(日)の便を予約することにした。


予約して、決済専用のサイトにクレジットカードの情報を入力して、再びLAMのサイトに戻ったらエラー画面が表示された。決済自体は正常に済んだものの、予約完了したことをお知らせするメールがこない。そのメールにEチケットの番号も記載されているので、このままでは払い損になってしまう。


急いで、LAMのオフィスに直行。ネットで予約した意味が全くない。しかしながら、閉店時間の16時半を過ぎていたため、入ることはかなわなかった。明日はタンザニアに向けて出発する日だけれども、朝一で来ないといけない。すなわち、配属先の車で一旦大学に行って、そこから再びLAMのオフィスに行かないといけないことを意味する。明日は配属先には休暇届を申請をしてあるので、行く必要はないのだけれども、今回のトラブルで行かざるをえなくなった。明日の朝は部屋の掃除とかを行いたかったのにこれでポシャった。



余談として、モザンビークではVISAもMastercardも使えるところがホテルや大型スーパーをはじめとして結構ある。しかし、そのようなところでもAmerican Expressは無理で受け付けてくれない。国産カードJCBは言わずもがなである。

派遣470日目長袖を買いに

システム停止

明後日からのタンザニア旅行に向けてUSドルをおろしに銀行へ行く。1時間ほど並べば受付してもらえる感じだったけれども、途中で問題が起こる。窓口にいたバックヤードに戻ってなにやらごそごそやっているなと思ったら、システムが止まったとのこと。その場で粘って待ってみたけれども、復旧に1時間かかるのか2時間かかるのか分からないと言われたため、一旦店を出る。


USドルは手持ちでは300ドルしかない。国外旅行(海外ではない)するにはとても心もとない。同行者二人から随時借りるという手もあるものの、そもそも今回の彼らの旅行費用を全額立て替えているという事情もあるため期待できそうにない。このまま復旧しない場合最もやりたくない手段を取らざるをえない。その手段とはモザンビークの通貨メティカイスからUSドルに交換するという方法。やりたくない理由は2010年7月現在1USD=35MTNだけれども、自分が持っているメティカイスは1USD=29USDのときに交換したものなので、その手段をとった場合大分損してしまう。


そんなこんなを考えて、再度銀行に行ってみたら、システムは復活。何とかおろすことが出来た。計3時間待ったのを考えるとATMのカードを作っておけばという気にはなる。


装備購入

1回目に銀行を出た後、システム復旧までの時間を潰すために衣料雑貨店PEPへ行く。今回の旅行のメインの目的はキリマンジャロ登山ということでそれに見合った衣服を揃える必要がある。ペンバは6、7月の朝をのぞけば半袖で十分過ごせるというか半袖でも暑いので長袖は1、2着しか持っていない。長袖といっても薄手のシャツしかない。とりあえず、以下のものを購入した。

  1. フリース
  2. 厚手の長袖シャツ
  3. アウター(防水仕様?)
  4. スポーツ用長ズボン(正式名称が分からない)
  5. タイツ的なもの

タイツ的なものではなくタイツが欲しかったものの、なかったので細身の女性用ズボン(これも正式名称が分からない)で代用。ここはモザンビーク。これしきのことで文句はない。


ビニール袋に詰めてもらうと結構な容積になった。重さ的には大したことないものの、自分のバックパックに入れるにはきつい。アウターは身につけていかないと他のものが入らない。



余談として、この日は配属先で仕事をしていないように見えるものの、仕事はしているので悪しからず。Fundamentals of ITとData Communicationsという科目の再試験の問題と解答を作成し学部長Valerioに提出している。Data Communicationsに関しては今まで全く関わっていなくて参考に出来る資料も少ない状態で仕事を投げられたので、かなりホネであった。

派遣469日目発注

発注

昨日までにモザンビーク隊員から集計したAmazon.co.jpの注文分について発注を行う。品数が20数点以上で60000円以上と金額が金額なだけに確認を数回行うなど慎重になる。


停電

午後から停電が起きる。通常であれば10分もしないうちに回復するのだけれども、この日は回復することはなかった。電気がないイコールPCが動かないということで全く仕事が出来ない状態になった。インフラ部門のスタッフも情報学部のオフィスに来て、談笑していた。こんな感じが続いてで業務終了時間が来た。まさに途上国の一面を見たような気がした。


自分のPCは長時間駆動できるLet's noteのためバッテリーが無駄に持つので、停電にかかわらず仕事が続けられた。ということで談笑に加わることはなかった。バッテリーが切れた場合でも談笑に加わることはないが。。



余談として、Amazonのメリットは1-clickで注文出来ること。とはいえ、毎度だがサインインするのが面倒くさい。

派遣468日目再試験実施の要請

Amazon共同購入

明日のAmazon共同購入の発注をするため、各隊員からの連絡をとりまとめる。昨日SMSで再度連絡したのが効果があったのだろうか、予想外の人から連絡が来た。おかげで一人当たりの発送料がさらに安くなった。


面白いのは、注文した商品によって各個人の嗜好が分かること。ここまでバラバラとは。おかげでAmazonからのおすすめ商品が今までのものとは全く違ったものになってしまったww。プログラミング関係の本に女性ものの雑誌がおすすめリストに加わるってどうよ。


再試験実施の要請

配属先の学部長Valerioから再試験実施の通知が来る。実施している教科について情報学部の教員全員で分担する。自分の場合、つい先日まで担当していたFundamentals of ITだけではなく畑違いのData Communicationsという科目まで担当することになった。コーディネーターとしても副担当としても、関わったことがないし、その科目が範囲としているネットワーク分野については特に詳しくないという事情もある。


とりあえず、Fundamentals of ITから片付けることにして、Data Communicationsについては明日以降に考えることにした。



余談として、Fundamentals of ITの再試験については去年作っていたのを流用。すぐに終わらせることが出来た。