zabon2003-03-10


 そうそう、「小鼠」シリーズは、『小鼠 ウォール街を撹乱』が一番面白い!と私は思います。ていうか、これが絶版なのは、本当に惜しい! 大金の流入によって、経済がガタガタになり、政治もぼろぼろにされてしまう小国の様に、普段経済に無頓着な私ですら知的興奮で圧倒されまくり。くー、熱烈復刊希望!

『趣都の誕生 萌える都市アキハバラ』

森川嘉一郎【著】幻冬舎
bk1/amazon.co.jp】1,500
趣味が都市を変える力を持ち始めた。
序章 萌える都市;第1章 オタク街化する秋葉原;第2章 なぜパソコンマニアはアニメ絵の美少女を好むのか―オタク趣味の構造;第3章 なぜ家電はキャラクター商品と交替したか―「未来」の喪失が生んだ聖地;第4章 なぜ「趣味」が都市を変える力になりつつあるのか―技術の個人化が起こす革命;第5章 趣都の誕生

『ハグルマ』

北野勇作【著】角川ホラー文庫 角川書店
bk1/amazon.co.jp】590
男がテストプレイを頼まれたゲーム。それは、とてつもなく生々しくリアルなものだった。ゲーム世界に、のめり込んでいくに従い、現実との境目がどんどん曖昧になっていく男。彼の中で、何かが徐々に狂い始めていた。時を同じくして、男の妻が怪しげな会合に参加するようになる。ゲーム、謎の団体…全てに関わる『ハグルマ』とは―。

『宮殿泥棒』

イーサン・ケイニン【著】柴田元幸【訳】文春文庫 文芸春秋
bk1/amazon.co.jp】686
努力家タイプの謹厳実直な中年会計士、天才的な兄と比較される凡庸な弟、かつては劣等生でいまや産業界の大立者になった元教え子に翻弄される老いた高校教師…。普段あまり脚光をあびることのない優等生たちのほろ苦人生を、親身にやさしく、絶妙な筆運びで描き、単行本発表時に絶賛された珠玉の中篇集。
会計士;バートルシャーグとセレレム;傷心の街;宮殿泥棒

 今更ながら、柴田元幸のおっかけをするのもいいかもと。

『ウォーターハウス・ホーキンズの恐竜』

バーバラ・ケアリー【文】ブライアン・セルズニック【絵】千葉茂樹【訳】光村教育図書
bk1/amazon.co.jp】1,900
模型作りを依頼されたウォーターハウスは、科学者リチャード・オーウェンのたすけをかりて、筋肉や骨、つめまで、徹底的に研究した。ウォーターハウスがめざすのは完全な恐竜の模型だ。19世紀のロンドンに、恐竜に魅せられたひとりの男がいた。ほんの小さな化石のかけらから巨大な実物大の模型を作り上げ、イグアノドン・パーティーで一流の科学者たちを圧倒した、情熱の天才芸術家ウォーターハウス・ホーキンズの波乱の生涯が、いま明かされる!2002年度コルデコット賞銀賞受賞作のノンフィクション絵本。

『ティモレオン』

ダン・ローズ【著】金原瑞人【訳】アンドリュース・クリエイティブ
bk1/amazon.co.jp】3月下旬 1,500
予想不可な展開と、あまりに理不尽な結末。気味悪いほどに美しい悲喜劇。英国の新鋭作家が放つ話題の不条理小説。

『@ベイビーメール』

山田悠介【著】文芸社
amazon.co.jp】3月下旬 1,000
16万部突破の『リアル鬼ごっこ』山田悠介待望の第2弾。戦慄の都市伝説ホラーノベル。前作をもしのぐ驚愕の山田ワールド。

 ……16万部……。