ライブ後記・9.4.2016 Ordvician Flowers VOL.5@ Ikenoue Bar GARIGARI

ライブ後記です。

T・美川氏の文章は、とてもわかりやすく、音楽愛を感じましたので、こちらでも取り上げたく思い、許可いただきました。

この報告を観て、ひとりでも多くのお客様がライブを観にきて音楽を楽しんでくれたらいいなぁと思います。





9.4.2016 Ordvician Flowers VOL.5@ Ikenoue Bar GARIGARI

open 19:00 start 19:30 charge 2000yen + drink
SACHIKO
MikaTen
TIMISOARA
Tabata Mitsuru+Cal Lyall
https://www.facebook.com/events/976122365841170/

 
http://musikatlach.blogspot.jp/2016/06/942016-ordvician-flowers-vol5-ikenoue.html




ライブ後記 T・美川氏

https://www.facebook.com/notes/%E7%BE%8E%E5%B7%9D-%E4%BF%8A%E6%B2%BB/ordovician-flowers-vol5-%E6%B1%A0%E3%83%8E%E4%B8%8A-bar-garigari-20160904/1150622561663328?__mref=message_bubble

Ordovician Flowers vol.5 @池ノ上 Bar GARIGARI 20160904

美川 俊治·2016年9月6日

 このあいだの日曜日(9月4日)は、池ノ上 BAR GARIGARIでの"Ordovician Flowers vol.5"に MikaTenで出演しました。BAR GARIGARIで演奏するのは、2年前に、.esとの共演で出て以来、二度目のことになります。久し振りに訪れたGARIGARIは相変わらずの魔窟感満載で、店の前の商店街で繰り広げられるお祭り(北澤八幡神社例大祭)の喧噪とは無縁の秘境でした。
 オープニングを飾ったのは、イベント主催者のSACHIKOさん。凄く久しぶりに拝見・拝聴しましたが、ヴォイスを音源として使いながら、聞く者全てを包み込んでしまうような空間創出は変わっていませんでした。ただ、どこがどうということは上手く言えないのですが、前に見たときよりも、緊張度の高い演奏だったように感じました。
 続いて登場したのは、田畑満さんとキャル・ライアルさんのギターデュオ。一般的に「ギターデュオ」といった時に想起されるものとは全く違う音風景がそこにありました。少し叙情的なプログレを耳にしているような気にさせてくれる熟達の技は流石の一言です。天上の楽隊が至極の調べを奏でてくれたような感じでした。彼らの見た目は言うまでもなく全くそんなことはないんですが、不可解な程に融通無碍な音世界が現出されたのは聴いていてとても快感でした。
 さて三番手は、 Timișoara さん。私の知る限りで言えば、ワン・アンド・オンリーの女性ハーシュ・ノイズ・プレイヤー。勿論、他にノイズをやられる女性の方、たくさんいらっしゃるのは存じ上げていますが、にもかかわらず、彼女について語るときには、そういう表現をしたくなってしまうんですね、理由はよく分かりませんが。お子様のこともあり、いっとき、ライヴシーンから離れておられたように思いますが、ボツボツと復活です。何がすごいと言って、彼女は全くぶれていません。その姿勢に1ミリの揺らぎもないのです。BOSSとDODのコンパクト・エフェクターが端正に並べられたテーブル(正確に言うと、キーボードスタンドに載った板ですが)は、彼女のストイックなハーシュノイズをヴィジュアル的に正確に表象しているかの如くでした。演奏中、若干の機材トラブルがあったようでしたが、そこはベテランの技量と度胸で乗り切ったというところでしょうか。リハ終了後にポケモンGOについて熱く語っていた母としての彼女とのギャップが何とも言えませんでした。
 トリは我々、MikaTenです。ライヴを重ねる度にどんどん訳が分からなくなってきているような気がしますが、テンコさんの変化のスピードに私が過剰反応しているのがその理由かもしれません。しかし、やっていて大変楽しいので、ワタクシ的には「これでいいのだ」という感じです。ただ、ツイッターでお小言を頂戴した音量バランスの悪さについては、原因がどの辺にあったかは定かではないのですが、ともあれ今後気をつけようと思いました。最近の MikaTenでは、やり始めたばかりの頃の「テンコ:リズム・ビート、美川:ノイズで合いの手」みたいな役割分担構図は崩れつつある訳ですが、完全にそうなっている訳ではなく、今後も模索が続いていくのは間違いないです。いずれ、遠慮なくバキバキの死闘とかやってみたいと思いますので、末永く温かく見守っていただければと思う次第ですw 次回のMikaTenは10月2日の秋葉原 Club Goodmanでの非常階段レコ発ライヴに登場します。よろしくお願いいたします。
 総じてみますと、前日の落合Soupでの「強く押す #7」同様、会場の特性を活かすかたちで、良く考えられた出演者構成の良いイベントだったと思います。主催者のSACHIKOさん、共演者の皆様、GARIGARIのマスター、そしてご来場の皆様、有難うございました。



https://soundcloud.com/timisoarajp




TIMISOARAさんがライブ写真をUPされました!

https://www.facebook.com/keiko.morita.547/media_set?set=a.1371031126258205.1073741846.100000539921180&type=3&pnref=story&__mref=message

ORDOVICIAN FLOWERS Vol.5 @池ノ上Bar GariGari 2016.9.4

9/4のライブを撮影しましたので、アップいたします。
えー、当たり前ですが、自分のライブ写真はありませんのであしからず。
もしTIMISOARAのライブを撮った方がいましたら、ご連絡お願いします。



SACHIKO
https://www.facebook.com/photo.php?fbid=1371031162924868&set=a.1371031126258205.1073741846.100000539921180&type=3&size=1365%2C2048



Tabata Mitsuru & Cal Lyall
https://www.facebook.com/photo.php?fbid=1371031282924856&set=a.1371031126258205.1073741846.100000539921180&type=3&size=2048%2C1365



MikaTen
https://www.facebook.com/photo.php?fbid=1371031416258176&set=a.1371031126258205.1073741846.100000539921180&type=3&size=2048%2C1365






SACHIKO光束夜、OVERHANG PARTYのベーシストとして参加する傍ら、ヴォイスとエレクトロニクスによるドローンを主軸としたソロユニットをはじめる。06年ファーストアルバムを発表後、コンスタントにリリースを続ける。他に山安籠とのヴォイスデュオ「VAVA KITORA」やコサカイフミオ率いる「Tangerine Dream Syndicate」等で活動。レーベル「Musik Atlach」主宰。




MikaTen非常階段、Incapacitants、mn のT.美川と元 BiSのテンテンコが 結成したユニット。何物にも縛られないテンテンコの自由なスタイルが生み出す融通無碍なトラックの上で、T.美川のエッジの効いたノイズが炸裂する。誰も知らない不思議な MikaTenの世界に括目せよ!





TIMISOARA1995年よりライブ活動開始。以後、グラインド、ハードコア、ノイズ、インダストリアル系とジャンルをまたがってライブを行う傍ら、デモ音源、コンピレーション、フルアルバムを発表。途中休止期間を挟みつつも、昨年よりライブ活動を再開。2016年に入り、初期音源をBandcampにて公開中。

https://soundcloud.com/timisoarajp




田畑満 TABATA MITSURU'82年より音楽活動開始。のいづんずり、BOREDOMSZENI GEVAなどのバンドを経て、現在は、ACID MOTHERS TEMPLEでの作品リリース、世界中での公演活動、その他、自らのバンドTIGRIS FLOWERS、20 GUILDERS、HIGH RISEのギタリスト成田宗弘とのGREEN FLAMES、ゆらゆら帝国のプロデューサー石原洋のバックバンド等、様々なグループ、多数のセッション活動をこなしながら、自宅録音によるソロ・アルバムも多数リリース。ギターシンセエフェクターを自在にあやつり、さまざまな表情をもった音で次から次へと空間を塗りかえていく万華鏡的サウンドのギタリストであり、ドライヴィング・グルーヴィーなロック・ベーシスト。
キャル・ライアル Cal Lyall即興ギタリスト/サウンドアーティスト。ジャンク楽器、エレクトロ・パーツ、フィールド・レコーディングやエフェクターなどから音楽的な空間を生み出す。広範な音楽形式に興味を持ち、東南アジアやその周辺地域へ渡航し研究。現在、Tetragrammaton、Jahiliyyah、Palimpsest、Missing Man Foundationなど、ドローンから恍惚の域に達する即興音楽まで幅の広いプロジェクトを介し、さらなる民族音楽の形式を模索し続ける。ソロの活動では秋山徹次、ティム・オリーブ、畠山地平、ケリー・チュルコ、町田良夫、Government Alpha、向井千惠ほか多数と共演。日本で旺盛なライヴを展開しながら、これまでにタイ、ラオス、中国、韓国などでツアー。また、レーベル「Subvalent」や「Jolt Sonic Arts」(オーストラリア)の東京拠点としての活動に加え、西麻布スーパー・デラックスでイベント「Test Tone」を主宰している。






Timisoara Live at Shibuya Nest NYE 2002 Japanoise

https://youtu.be/X9f5D-TkmHU



Noise For Kelly: Day 2 - Cal Lyall + Tabata Mitsuru

https://youtu.be/fZMO2WfuFMc





http://umizuha.tumblr.com/post/140808632576/pataphysique-records-musik-atlach
http://umizuha.tumblr.com/post/143146569256/pataphysique-records-musik-atlach
Pataphysique Records http://pataphysiquerecords.tumblr.com/
PATAPHYSIQUE RECORDS ?
Rinji Fukuoka
Sachiko
Albedo Fantastica
Musik Atlach  

https://soundcloud.com/timisoarajp





http://umizuha.tumblr.com/post/140124546491/ordvician-flowers-vol5-ikenoue-bar