日毎に敵と懶惰に戦う

酒と食い物と美術と旅と横浜…などの記録。Twitterやってます @zaikabou

ほとほと自分にうんざりする

議論が落ち着いたころに出てきてメタ視点でまとめた上でちょっと気の利いたことを言いますよメソッド、あるいは80年代的冷笑的視点つうんですか、自分のそういう体質にほとほとうんざりする昨今。はてブを使い出して、その性質によるものかしらん、とも思っていたんですが、確かにはてブにもそういう性質はあると思うんですが、結局の原因は自分の性格なのですよ。本質的に。
何か考えたり、書こうとしたりした時に、当事者性を極力回避する、全力で逃走する姿勢。とりあえず日常生活はそれでもいくらでも廻るんですが。廻るだけじゃ不味いよね、人間として。

渡瀬さんへの私信

まず、予備知識無しの方の「おまえ誰」「役者不足」的な突込みを甘受した上で話を進めます。以下、長いです。ちなみに、私はキョダチクに参加していて、渡瀬さんとはオフで何度か(5回くらい?)顔を合わせています。一緒にスーパーカミオカンデに遠征したりもしました。
 http://d.hatena.ne.jp/yasai/20060109/
 最初、去年の8月。渡瀬さん界隈で何か起きているみたいだけど、何が起きているのか良く分からなくて、てっきり別の某氏と付き合い始めたのかな、なんて思っていました。渡瀬さんのマイミクでもないし。
2chにヲチスレがあるのを知ったのは、当時盛り上がっていた実存さんのヲチスレからの関連です。ほいでもって、ぶっちゃけ、2chの当該スレを読んだり、書き込んだりしました。わかったようなわからんようなこと書いて本人認定されてたのが私です。もう落ちているスレなので、ギコナビのアーカイブから引っ張り出します。brownzさんの日記を受けてなんだけど

127 名前: 名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! 投稿日: 2005/09/07(水) 09:53:044VdZwE

>俺が悪意の元を止める事は出来ない。それが彼女に届く事を止める事も


日記にいろいろ書く限り、それは止まることはないだろう。
悪意の元が悪いとか、日記書いてることが悪いとか言っても仕方ない。
悪意の方が悪いのは確かだが、とりあえず日記に書くのを止めるのが
一番賢い解決方法なのは確か。でも、それができない人なのだろうな。


茶色のほうも、強がりを言ってみたものの、本心では書いて欲しくないな、
と思っているのだろう。野菜もそれは察しているんだとは思うが…。


茶色は野菜の「試行錯誤をなんでも日記に書く」部分にも惚れているの
だろうから。惚れた弱みか。結局、これからも書きつづけるだろうし、
「悪意の元」も続いていくのだろう。


そうである以上、晒し続けて「悪意の元」が飽きるのを待つしか無い
ようにも思うけどね。

「野菜」とか「茶色」とかの表記は、ま、スレの空気なのでご勘弁いただくといて。書いたときはあんまり深くは考えてなかった。非難しようとか擁護しようとかいう気は無く、なんとなく、思うところを述べた。それが、渡瀬さん本人認定されたり*1、なぜか加野瀬さん認定されたりしてしまった。そうなってしまったら、今更否定しても誰も聞く耳持ちゃしないし、このblogで名乗っても「やっぱり関係者が擁護しているだけじゃん」となって、火に油を注ぐだけだし。「何をしても燃料にしかならない状態」。だからスレ上では、その後はこれに関しては触れてません。何度か「本人じゃないよ」とか弱々しく囁いただけで。
だけど、問題は多分、そういう話ではないんだね。それなりに面識がありながら、匿名で、ああいう場で何か書いてること自体、書かれたほうにはそりゃ不快な事でしょうね。そういう認識が足りなかった。言いたいことがあれば渡瀬さん本人に私信なりエントリなりで言うべきだったし、2chに書き込んで変な方向に行ってしまったことについては、謝るべきでした。というか、謝ったほうが良かった、と今思っている。それをしないでほっておいたのは、野次馬根性と言われても仕方ない。申し訳なかった。仁義の問題として。
上のエントリとも関係するんだけど、どうも自分をメタな位置において当事者性を回避したがるところがあって、冷静な観察者を気取って自分を一段高いところに置きたがる癖がある。だから、スレに書き込みをしつつも、俺は他のヲチャとは違うのだよ、なんて意識を持ってしまう。一緒なんですけどね。
文体が似ている(というか、似ているという自覚はあんまりないのだけど)ことに他意はないです。というか、自分がはてなダイアリーを始めて最初に一番興味を持ったのが渡瀬さんの日記であり、またキョダチクであったわけで。キョダチクに参加させてもらって、日記の書き方とか実況の仕方とか、随分影響を受けたり、参考にさせてもらったことは確か。だから無意識に似たかもしんない。

 以下は、渡瀬さんの日記に反応しつつ

いろいろなオフを企画したりしてあれほどやってきたのに、いざ私がへこんでもまったく気にせずなのかよ、とかなり頭にも来た。私はオフを企画したり引っ張っていたりする間は便利屋として重宝されるが、それをしなければどうでもいいと思われているんだなとも思った。

オフの企画とか、大変だろうと思う。自分も昔から幹事体質で、学生のころはいつも旅行の企画担当だったんで、そのあたりは理解する。キョダチクでもスーパーカミオカンデのオフの時に幹事したりしたけど、やっぱりそれなりに面倒。ま、それ以上に面白いからする、って面があるわけだけど。
でも、こういうことは普通、思っても言えない。というか、自分が同じ立場で同じ事を思ったとしても、そんなこと言ったら大向こうから「そりゃ、あんたが勝手にやってるんでしょ。そんなこと知らないよ」と言われる。実際に誰かに言われるわけじゃなくて、「言われるんじゃなかろうか」と思って抑制する。でも渡瀬さんは書く。それは尊敬に値することだと思う。皮肉じゃなくて。だって俺、絶対に同じようなこと思うもの。思った上で、いやいや、そう思うことは間違いだな、と考えて引っ込める。そのままは書かない。だけど、渡瀬さんの場合、その、思ったことと考えたことの過程をみんな書く。すごい。尊敬する。自分がそういうふうに出来たらいいな、とは別に思わない。それはそれぞれのスタイルだから。ただ、そういう部分も含めて渡瀬さんの日記の魅力だったことは確か。それでいろいろ叩かれたりもするんだろうけど。
だから、2chで自分が書いた内容それ自体は、今でも同じように考えている。brownzさんが「本心では書いて欲しくないと思ってる」とかの部分は勝手な憶測だけど。ああいうヲチスレが出来てしまうのは事故みたいなもの。一回出来てしまった以上、ワラワラと自分も含めて出歯亀が集まって、普通なら注目されないような事柄や発言まで、あげあしを取られて突っ込まれる。だから、2chで書いているほうが悪いのは確かだとは思うんだけど、そしてblogを書いている当事者にとっては理不尽な話だけど、あんまり書き過ぎないことが解決法の一つじゃないか、とは思った。でも、それをしない人なんだろうなあ、と思った。
だから、渡瀬さんの日記がプライベートモードになったとき、うーん、そうか、と残念ではあったけれども、まあ一つの解決方法かなあ、とちょっとほっとした面もある。そんで、恋人もいるんだし、私ごとき(これはその、自己卑下ではなくて、関係性における「ごとき」なんだけど)がコンタクトとるような場面じゃないな、と思ったのでメールとかもしなかった。別に諸々の真相が知りたかったわけでもないし。mixi巨大建築愛好会の管理人が不在になって、書き込みができなくなった件については一言メールしようか、とは思ったけど、まあ、結局しなかった。元がキョダチクの参加者の中で起きたことなので、自分から発言しづらかったとは思った。ま、事の発端とblogの閉鎖を結びつけること自体、某スレに影響されているわけだけれど。そして勿論、それをもってどう私がどう思われようと、それは思うほうの勝手なんですけれどね。
結論が出ないまま長くなりました。ともかく、本人と面識があるのに、したり顔で2chのスレに書き込んでいたことについては、謝罪します。ごめんなさい。それと、ご縁があれば今後ともよろしく。

*1:2chでの本人認定ってのは、本当にそう思われたんじゃなくて、一種の2ch的なレトリック、『関係者乙』ぐらいの可能性もあるわけだけれど