日毎に敵と懶惰に戦う

酒と食い物と美術と旅と横浜…などの記録。Twitterやってます @zaikabou

『iGoogle Art Café』に行ってきた


すでにはてなブックマークでも話題になっている、google六本木ヒルズにオープンさせた『iGoogle Art Café』アーティストiGoogleカフェに行ってきた。
http://b.hatena.ne.jp/entry/http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2008/04/11/19193.html
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2008/04/11/19193.html
http://b.hatena.ne.jp/entry/http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20371290,00.htm
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20371290,00.htm

最初にお断りしておくと、本件は、最近ululunさんがちょっと取り上げたりしていた『Cyber Buzz』の『クチコミ案件』という企画で、ドリンクチケットを貰って行って来たわけで。
http://d.hatena.ne.jp/ululun/20080409/1207710864
CyberBuzzってのは、所謂バズマーケティングの仲介をやっているサービスで、blogを書いている人が登録しておくと、案件の紹介が届く。興味を持った案件に応募して当選すると、サンプル商品とか招待状が送られてきて、実際に体験してblogにエントリーをUPすると、場合によって幾許かの報酬がもらえたりするようになっている。
blog主としては興味を持った案件だけ取り上げればよく、特別、肯定的に評価しなくてはいけないのではなくて、思ったとおりに書いてください、ということになっている。そして、CyberBuzzのキャンペーンであることをエントリーに明記してください、となっている。かような条件から、割合とっつきやすいのではないか、と考えて、ちょっと登録してみたのが去年の秋。それ以降、あまり興味を惹かれる案件が無かったのだけれど、今回、google六本木ヒルズに期間限定でオープンしたカフェというのに興味があったので、はじめて応募してみたのだった。ほいで、ドリンクとデザートのチケットを貰ったので行って来た。ログインしていないと見られないかもしれないけれど、念のため、下記にCyberBuzzの案件情報を貼っておきます。
https://www.cyberbuzz.jp/details.php?id=336

六本木ヒルズでこのカフェがオープンしたスペースは、地下鉄の六本木駅から六本木ヒルズに入る、メインの動線上にある。今後恒久的にgoogleのカフェが設置されるわけではなく、短期間の企画でいろいろなテーマに沿ったカフェが設置されているところ。実際、このカフェの前は、エア タヒチ ヌイ の企画で、タヒチの観光プロメーションが行われていた。ヒルズのオープン当初は、なんか飲食店があったよなあ。六本木ヒルズは、短期間でころころテナントが変わるから…

オープン初日の夕方4時ごろに行ったのだけれど、結構広い店内は満員。老若男女、というか、主に若い人たちで店内はにぎわっている。

店内奥のスクリーンでは、アーティストによってデザインされたiGoogleの紹介映像が流れている。今回のカフェの企画の元になっている「アーティスト iGoogle」ってのは、ユーザーがカスタマイズできるポータルの『iGoogle』のトップ画面を、さまざまなアーティストとコラボレーションしてデザインしました、というもの。
アーティストiGoogle
今回は9人のアーティストとの共同企画になっていて、私は建築家の隈研吾さんのにしてみたんだけれど、この場合、時間の経過とともに刻々とトップ画面が変化する。アーティストによって、いろいろ変異の仕方があるらしい。ところで隈研吾さんといえば、依然、森美術館の企画で、一緒に建築物を見るツアーに参加したことがありました
http://d.hatena.ne.jp/zaikabou/20050212
…話が脱線していかんな。とにかく、その「アーティスト iGoogle」の紹介という形で、普段はあまりgoogleに馴染みの無い人、検索エンジンぐらいにしか思っていない人に、総合的なサービスとしてのgoogleのプロモーションをするというのが、今回のカフェの趣旨なのでしょう。店内には、そんなアーティスト毎に、作品などが展示されている。そんなわけで、メニューの中から、このgoogleの企画にちなんだメニューを注文。

見事にグーグルカラーになったスイーツ、ではない、デザート登場。メニューにも『スイーツ』ではなく『デザート』と表記されているところにギークの矜持が…(んなわけない)。飲み物も、頼んだのはグレープフルーツジュースとライチサワーだったけれど、このほかにも同じく、googleカラーな飲み物が用意されていた。デザートはなかなか美味。4色のほうは、マカロン生地の上にムースが乗っていた。一番ヤバそうな青を半分齧ってみたところ、青い粉が塗された中から紫色のムースが現れて、生物本能的な忌避感を感じずにはおれない…アメリカ人恐るべし…であったものの、食べてきれば一番美味い。薄く加工されたチョコレートのカップの中に、フルーツが詰まったデザートも美味い。
さて、ところで、席に通された時点で、メニューとともにこんなチケットを貰っていた。

googleのアカウントをこの場で作った人、すでに持っている人には、googleのオリジナルグッズをもらえるらしい。カフェ内にはかなりの台数のノートPCが設置されているほか、店内の沢山いる担当の人を呼ぶと、ノートPCを持って駆けつけてくれる。早速呼んでみると、ややあってノートPC(VAIO君)を持ってきてくれた。さあ!おまえの持っているアカウントはなんだ!きりきり見せてみろ!と迫られ…るわけではなく、ログインしてみてくださいねー、はい、確認しましたーという感じ。
私は普段からiGoogleを使っているので、使い方がわかっているけれど。よく知らない人には、iGoogleの仕組みから使い方から、懇切丁寧に説明してくれているみたいだった。ほいで、その後、googleオリジナルグッズプレゼント。この抽選方法が面白い。

iGoogleのタブに『何がでるかな?』なんて書かれていて、youtubeの動画が6枚貼られている。で、その中から一つを選択して再生すると、動画の中で、プレゼントの品物を書き出すのだった。iGoogleの画面に動画も貼れるんですよ、という紹介も兼ねているし、これはなかなかいい嗜好だと思った。ほいで、私がいただいたのはオリジナルミラー。これもgoogleカラー4色から選べる。

家に帰ってから開けてみたけれど、キャンバス地のケースに入った折りたたみミラー本体にもロゴが入っていて、なかなか素敵。

これ以外に、Tシャツやノート、ブックカバーもあるみたいだった。

で、このカフェ。素敵なグッズまで貰えてうれしいんだけれど、googleの中の人のターゲット的には、『普段はyahooを使っていて、googleは名前くらいは知っている人』『google検索エンジンとしては使っている人』なんかに対して、googleはいろんなことができるんですよー、とアピールするのが狙いなのかなあ。
正直、インターネットをぜんぜん使っていない人に、いきなりgoogleのアカウントと言っても(いくらその場で、丁寧に説明するとは言え)ちんぷんかんぷんだと思うし、店内にパソコンがずらりと並んでいる時点で、入るのが躊躇われるだろうし。一方で、googleを良く知っている人に対しては今更…のような気もするし。ファン感謝的なものかも、だけれど。
そういう意味では、例えばはてなブックマーク経由で興味を持つ人とか、こういうブログ経由で興味を持って行く人は、結構『googleを使いこなしている人』が多いような気がするので、こういう、blog経由の宣伝がどの程度効果があるのかしら?と思わないこともなかった。なお、カフェ内であるけれど、『アーティストの作品』が結構展示されていたのだけれど、それに興味を持って見ている人はあんまりいなかったなあ…。
まあしかし、プレゼントは十分な数が用意されているらしいので、興味を持たれた方は行くよろし、であります。googleは興味はあるけど、なんかとっつきにくくて…という人には、担当の人が懇切丁寧に解説してくれると思われまする。4月24日まで。