日毎に敵と懶惰に戦う

酒と食い物と美術と旅と横浜…などの記録。Twitterやってます @zaikabou

鶴見線を旅する

突発的に取れた年休。洗濯などしていたが、とにかく抜けるような青空なので、出かけないと損だ。というわけで、目指すは京浜工業地帯。国道15号線を北上していくと、その駅はある。

国道15号線、第1京浜国道にを跨ぐ線路、すぐ道路わきにあるのは、有名な鶴見線の『国道駅

まるで良質な廃墟のようなガード下を持つこの駅、時間が止まったような駅。このように名物駅がいくつかある、貨物のついでに人もとりあえず運んでいます感の強い鶴見線にて、アートのフェアが行われている。
http://art-tsurumiline.jp/
東京駅の改装に伴って休館中の美術館の出張企画ですね。前に仙台でもやっていた。
『駅2006 待ち人の眼差し Vol.1 仙台』 - 日毎に敵と懶惰に戦う
鶴見線の5つの駅に作品が展示されているのだけれど、いずれも駅の構内にあるので、見学の際には入場券を買いましょう。国道駅には、写真作品が展示されていた


駅の雰囲気にとても良く合っていて、歴史の重層性と写真の重層性がマッチしていたよ


自転車に乗って、国道15号線のさらに海側を通る産業道路も跨いで、浅野駅へ。鶴見線はいくつかの支線からなっていて、ここの浅野駅も、海芝浦駅に向かう支線の交点になっている。このあたりまで来ると、本当に工業地帯どまんなか。鉄塔がいい味出してる


この駅の作品は、不思議なオブジェ

さて、電車がやってきた

これに乗って海芝浦に向かおう。何しろ海芝浦駅は東芝の構内にあるので、自転車では行けないのですね。昼間は1時間に1本しか無い電車に数分揺られて、たどり着いたら、そこはもう、海


外には出られないのだけれど、公園が整備されていて、そこには出ることができる。そして公園の先に、作品があるのだった。車止めならぬ、人止めであるらしい。


天気が良いと、ここから海を眺めるにはすばらしい場所で、折り返しの電車がでるまでの25分間、のんびりと時を過ごすと良い


さて、そろそろ戻りましょう


このほか、扇町の駅と鶴見の駅でも作品が展示されている。お天気の良い日に、鶴見線をのんびり訪ねつつ、是非