日毎に敵と懶惰に戦う

酒と食い物と美術と旅と横浜…などの記録。Twitterやってます @zaikabou

国立西洋美術館『ベルリン国立美術館展』

日曜日。昼前に出て、京急都営地下鉄を乗り継いでスカイツリーに行ってみる。押上駅は大勢の観光客で溢れており、下にある店舗も、お土産買うのにどんだけ並ぶのだ、という状況だったりとにかく混んでいるけれど。近所の人が所要で買い物に来れるような施設はいろいろあるのでそれはそれとして、観光として何度も…という場所でもありませんでしたのん。水族館のパスポート買ったら、ちょくちょく来ても良いのかな。こんど、水族館は来てみます。


浅草に出て、お茶して休憩してから地下鉄でお台場へ。国立西洋美術館の『ベルリン国立美術館展 学べるヨーロッパ美術の400年』を見に行く
開催中の展覧会|国立西洋美術館
ベルリン国立美術館について berlin2012.jp | ヨーロッパを代表するベルリン国立美術館をご紹介
フェルメールの『真珠の首飾りの少女』が広告イメージに使われており、1週間後に東京都美術館ではじまる『マウリッツハイス美術館展』の『真珠の耳飾りの少女』とフェルメール対決みたいになってますが。この展覧会はもちろんそればかりではなくて、入場するとまず目につくのは彫刻の数々。絵画は、エルコレ・デ・ロベルティの『洗礼者ヨハネ』やルーカス・クラーナハ(父)『ルクレティア』など、印象的なものが続く。作品点数も多く、見ごたえがある。
肖像画、ロイスダールの風景画、もちろん『真珠の首飾りの少女』もじっくり鑑賞しつつ、ボッティチェッリをはじめ、豊富な素描も。ジャン=アントワーヌ・ウードンの立体レリーフ『エビと魚のある静物』のグロテスクというかなんというか…な不思議な造詣も印象的。“学べるヨーロッパ美術の400年”という看板に偽り無しで、非常に充実した展覧会なのだった。会場内、日曜日の午後で混雑していたけれどフェルメールなど一部以外はじっくり鑑賞でき、閉館間際になったら、『真珠の耳飾りの少女』も間近でずっと見ていることも出来て、よかったです。
「ベルリン国立美術館展」 | 弐代目・青い日記帳
もちろん西洋美術館の常設展も堪能して(ほんとうに、ここの常設は素晴らしいよね…)、その後は上野で2軒はしごし、楽しいお酒を飲んだのでした
在華坊(@zaikabou)/2012年06月24日 - Twilog