zames_makiのブログ

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みずうみ(1943)ナチ期映画

原題:Immensee(インメンゼー湖の意味)  公開:1943.12.26(ドイツ、フィンランド他) 製作:UFA 89分
監督:ファイト・ハーラン Veit Harlan 脚本:Alfred Braun、Veit Harlan 出演:Kristina Soderbaum, Carl Raddatz and Paul Klinger
原作:『みずうみ/Immensee』(テオドール・・シュトルム/岩波文庫

少年ラインハルトは小さい頃から5歳年下の少女エリーザベトを慕い、またエリーザベトもラインハルトを慕っていた。しかし、ラインハルトは大学生となって彼女と離ればなれになる。数年後、ラインハルトはエーリヒに招かれてその邸宅を訪れ、エーリヒと結婚したエリーザベトとも再会する。民謡収集を仕事としているラインハルトは、ある日の夕方、夫妻やエリーザベトの母を前に民謡を朗読するが、
 そのなかに「母の勧めで愛する人をあきらめ、別の人と結婚してしまった自分を後悔している」という内容の詩が含まれていた。これを聞いたエリーザベトは席を立って出ていってしまう。数日間を一緒に過ごした後、ラインハルトはエーリヒ夫妻に告げずに早朝屋敷を出ていこうとするが、エリーザベトは彼の旅立ちを予感して彼の前に立つ。そんな彼女に、ラインハルトはもう二度と会うことはないだろうと告げるのだった。