zames_makiのブログ

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遠い約束〜星になったこどもたち(2014TBS)満州難民

テレビ未来遺産“終戦69年”ドラマ特別企画「遠い約束〜星になったこどもたち〜」(TBS系列
紹介文:1945年8月9日ーソ連軍が国境を越え、満州へ侵攻を開始。関東軍中尉・戸田英一 (松山ケンイチ) たちがソ連軍と戦っている頃、日本人小学校教師・水野有希子 (二階堂ふみ) の家族たち開拓団は、600キロ離れた満州の首都にある収容所まで歩くしかなかった。なんとかたどり着いた収容所で出会った人たちがどのように生き抜くのか!?そして英一と有希子、子供たちの運命は !?
HP=http://www.tbs.co.jp/to-i_yakusoku/

製作著作:TBS 脚本:永田優子 監修:加藤聖文 演出:土井裕泰
原作:増田昭一「満州の星くずと散った子供たちの遺書」「戦場のサブちゃんとゴン」「約束」(夢工房刊)
出演:
戸田英一(松山ケンイチ)避難民につきそう日本兵
水野有希子(二階堂ふみ)付き添う女先生
佐竹三郎(加藤清史郎)子ども
田中さとみ山田望叶)子ども
中村竜也(郄澤父母道)子ども
上田 豊(森 遥野)子ども
松原友之・旬(五十嵐陽向)子ども
松原喜代美(深田恭子)特別出演、母親役?
水野有枝(伊藤かずえ)
中山 勇(柄本時生
松原友之(前田吟)避難民
山崎正治(笹野高史)避難民
戸田英一(宝田明 )特別出演)
戸田英朗(椎名桔平)友情出演)

はじめに

戦争が終わってから始まった悲劇…… それは、広島原爆の犠牲者数を超える24万5000人もの命が散った満州での出来事でした。氷点下20度という極寒の難民収容所で、頼る親もなく食べるものもなく、肩を寄せ合って一所懸命に生きた子供たち。もうひとつの 「火垂るの墓」 とも言える、事実に基づいた、涙なくしては見られない、戦時下の子供たちと、それを見守る大人たちの “命” の物語です。

ドラマの原作は、戦後から69年が経ち、実体験として “戦争” を語れる人たちがどんどん少なくなっている中、自らの戦争体験を絵本や小説として執筆されている増田昭一さんの 『満州の星くずと散った子供たちの遺書』 『戦場のサブちゃんとゴン』 『約束』 (すべて夢工房 刊)。中学を卒業後、両親と共に満州へ渡り、そこで衛生兵として従軍した増田さんは、敗戦後、母と共に新京の難民収容所で暮らしていました。帰国後は教員となり、昭和60年に退職したことをきっかけに、自らの実体験に基づき、収容所で子供たちと一緒に過ごした数々の思い出を絵本や小説として出版。また、戦時下の痛切な想いを後世に残そうと、故郷の神奈川県小田原市を中心に、絵本の読みきかせなどを通じて、語り継ぐ活動もされています。

ドラマの主人公、関東軍の中尉・戸田英一を演じるのは、2001年のデビュー以来、数々の映画やドラマなど話題作の主演を務めた松山ケンイチ。ヒロインの開拓団の小学校教師・水野有希子役には、映画界で数々の受賞歴を持ち今、注目を集めている二階堂ふみ。収容所で英一が出会う子供たちには、人気 CM の出演から子役ブームを巻き起こした加藤清史郎のほか、数々の話題作に出演している山田望叶、五十嵐陽向ら。また、現代の英一に、実際にご本人も満州での体験を語り継いでいるという宝田明ほか、英一の父親役に椎名桔平をキャスティング。そのほか深田恭子前田吟笹野高史柄本時生など、豪華俳優陣がしっかりと脇を固めます。

ドラマの冒頭部分では松山ケンイチ本人が、中国の長春を訪れ、当時を知る貴重な証言者たちに話を聞くドキュメンタリーも合わせてご覧いただく予定です。
食べものがあふれ、携帯電話やゲームなどの娯楽に囲まれ “飢え” や “我慢” とはほど遠い生活をしている現代の子供たち、そしてその親御さんに、戦争が終わってから始まった悲劇があったという教科書にはない歴史の1ページを伝えるべく、切なく儚い “命” の物語を 『テレビ未来遺産』 としてお送りします。ぜひご期待ください。